プールの中には消毒用として『次亜塩素酸ソーダ』という成分が含まれています。これは水の中で溶けて『塩素』を発生しています。水道水のカルキ臭もこの塩素によるものです。塩素は強い酸化作用がありますので、髪のメラニン色素や既に染まっているヘアカラーの染料などを酸化脱色し、髪の明度や色味が大きく変化してしまう「変褪色」が発生する場合があります。
またプールの水は水道水より汚染されているので、通常の水道水より強い殺菌処理をします。従って、水道水を毎日使用してヘアケア(シャンプー&ヘアトリートメント)しても髪の状態は何も変化しませんが、塩素濃度の高いプールの水は髪の変褪色を起こすまでになります。変褪色を防ぐには、スイミングキャップなどをしっかりとかぶり、プールから上がったら直ぐに水ですすぐ等、髪とプールの水の接触時間をできるだけ短くすることが大切です。