クセ毛は毛根の影響が大きく、毛根が頭皮に対してまっすぐではなく曲がっていると、髪は曲がったまま伸び、ねじれたクセ毛になります。また、髪は毛穴のカタチにそって生えていきます。そのカタチの90%は楕円であり、ほとんどの人がクセをもって生まれてきます。
曲がって生えてきた髪は、髪の内部に歪みが生じているため、水を吸いやすい部分と水をはじきやすい部分ができてしまいます。このような髪が水分を含むと、水を吸いやすい部分は伸びますが、水をはじく部分は伸びにくくなり、髪の中で伸び方の差ができてしまうため、うねりや縮みのある髪(クセ毛)となって現われます。特に、梅雨時期の湿度が80%を越える日などは、クセ毛は、さらにうねりが強くなり、おさまらない広がった状態になってしまいます。
人それぞれに持っているクセ毛の種類や特性、クセの強い箇所も異なっています。また、これらの種類の異なったクセ毛が混在しているケースもあります。フェイスライン や生え際などは毛髪が細く、部分的にクセが強い箇所もあるので、必ず数カ所で毛髪診断を行うようにしましょう。