どのようなお客様でも白髪染めをされた後の約1週間は、髪が濡れていると枕やタオルに色が移りますので、自宅でのシャンプー後は必ずドライングするようお伝えしてください。通常は、1週間程度で枕汚れや色移りはほとんど目立たなくなりますが、次のようなカウンセリングとアドバイスをしてみてください。
よくあるご質問夏場は、グレイヘアのお客様のヘアカラーの色流れ・色移りのトラブルが多くなります。このようなお客様への対応やサロン側の注意点を教えてください。
お客様へのアドバイス
1週間程度は、汗や寝汗によって衣類や枕などへの色移りが発生します。
- 洗髪後はしっかりと乾かし、ウェット状態でご就寝しないで下さい。
- シャンプー後は、汚れが目立たないような専用のタオルで髪を拭いてください。
- スタイリング剤も、種類によっては色流れの原因になります。
サロン様の心得
- キャップまたはラップを使って薬剤の乾燥を防ぎ、頭皮への汚染を防ぎます。
- 乳化およびシャンプーで、頭皮・毛穴・髪に付いた薬剤をしっかり洗います。
- 地肌に付きやすいお客様には、特にていねいに乳化・シャンプーを行います。
- お客様に、ヘアカラー後のお手入れと上記のようなアドバイスをお伝えしましょう。
色持ちアップのおすすめテクニック
ヘアカラー放置後、「コンポジオプロ CMC-ベータ」と「CX-マトリックス」を乳化時に処理することで、酸化染料の定着性を向上できます。さらにダメージヘアの保湿性を向上させ、うるおいのある柔らかい髪に仕上げます。
ヘアカラーのコンポジオプロによる乳化処理の手順
- シャンプーボールに手の甲が浸るぐらいのお湯(約700mL)を溜めた後、「コンポジオプロ CMC-ベータ」を、丸く円を描くように投入します。
- 引き続き、「コンポジオプロ CX-マトリックス」を同様にお湯に溶かしこみ、この水溶液を使用して乳化を行います。
- 乳化処理により、色持ちだけでなく、均一で安定した染まりとツヤ感をアピールできます。
使用料の目安:各7g(500円玉よりやや大きめが目安です。)