パーマに使われているアルカリ剤は主に以下の4種類があります。アルカリ剤はpHを高め、毛髪を膨潤させて、薬液の浸透と反応を促進します。それぞれに特徴があり、健康毛にしっかりウェーブをかける、ダメージ毛にやさしくカールをつけるなど、目的に応じて配合されます。
- アンモニア
- 揮発性のため刺激臭はあるが、毛髪への残留性は低い。強いアルカリ剤で髪への反応が速い。
アルカリ剤の強さ:強
臭い:強い刺激臭 - モノエタノールアミン
- 不揮発性のため臭いは少ないが、毛髪への残留性は高い。強いアルカリ剤だがアンモニアに比べ、やや反応が遅い。
アルカリ剤の強さ:強
臭い:低刺激臭 - 炭酸水素ナトリウム
- 一般的には重曹とも言われる弱アルカリ性のアルカリ剤。施術時間の経過とともに、炭酸が揮発して、アルカリ性が強くなり反応が速くなる。
アルカリ剤の強さ:中
臭い:低刺激臭 - アルギニン
- 塩基性アミノ酸のひとつで、毛髪と親和性が高い。アルカリ剤の作用としては弱く、反応は穏やかである。
アルカリ剤の強さ:弱
臭い:低刺激臭