コテアイロンの熱による髪の熱変性度合いは、ストレートパーマによる熱変性に比べて低いため、頻繁にコテアイロンを使用していない限り、熱変性によってパーマが「かからない」ということはありません。
むしろ、髪の乾燥やキューティクルの損傷によるダメージによって「かかり過ぎ」や「チリつき」が生じます。
そのため、今回のように、かかりにムラが生じ、均一なウェーブが作れなかった場合、ストレートパーマ履歴の有無を確認する必要があります。
熱変性を確認するには、目安として、濡れている時の髪の硬さを実際に触わってみることでチェックすることができます。
髪を濡らした際にきしみ感を伴った硬さがある場合は、熱変性の度合いが高く、中間~毛先に、過去のストレートパーマ履歴があると思われます。
また、予めコテアイロンで巻いている部分の髪を1スライス取り、予備的にパーマをかけてみると、そのかかり具合でタンパク変性の大小をある程度予測でき、パーマによる施術トラブルは少なくなります。