カラーとパーマ、どっちが先?同時施術やおすすめのヘアケアについても解説

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髪をおしゃれにしたい場合、カラーやパーマが選択肢としてあげられます。なかには「時間のかかるカラーとパーマをできれば1日で終わらせたい」と考える方もいるでしょう。

今回は、カラーとパーマのどちらを先に行うべきなのか、同時施術の順番、そしてヘアケアの方法について解説します。

カラーとパーマの同時施術はできる?

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結論からいうと、カラーとパーマの同時施術は可能です。ただし、美容室や髪の状況によって断られることも珍しくありません。では、なぜ断られるのか、2つのパターンに分けて解説します。

パターン1| 同時に使用してはいけない薬剤を使う場合

薬機法によって、同時に使用してはいけない薬剤を使用する場合、カラーとパーマの同時施術は断られます。

カラーとパーマに使う薬剤は、美容室によってさまざまですがカラー・パーマそれぞれの基準があるため、使用ごとに1週間以上空けるよう決められています。

一方でカーリング料であれば、医薬部外品の薬剤を使用するカラーと同時に施術が受けられます。カーリング料で使用する薬剤は、医薬部外品のものよりも成分が弱く、化粧品となるためです。

ゆるめのパーマをかけたい場合や、気分によってストレートヘアも楽しみたい場合はカーリング料がおすすめです。

パターン2|髪質やダメージを考慮して美容師が判断した場合

カーリング料を選択しても、カラーとの同時施術を断られるケースもあります。美容師が髪の状態を見て、カラーとパーマのダメージを考慮した場合です。

カラーとパーマの施術は少なからず髪にダメージを与えます。縮毛矯正やブリーチ、アイロンなどのダメージで髪がすでに傷んでいる場合、カラーとパーマの同時施術で髪がチリチリになったり切れたりするおそれがあるのです。

カラーとパーマのおすすめの順番

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カラーとパーマの施術を両方受ける場合、順番によって効果のもちや仕上がりに影響を及ぼします。では、どちらを先に受けるのが良いのでしょうか。同日に施術する場合と、別日に施術する場合に分けて解説します。

同日にカラーとパーマをする場合

カラーとパーマを同日に行うなら、パーマを先にするのがおすすめです。なぜなら、先に行った施術の効果に影響が出る可能性があるためです。

カラーの施術では、髪を伸ばしながら薬剤を塗るため、先にパーマの施術をしていると、かけたパーマがゆるくなってしまう場合があります。ただし、ゆるくなるのを見越してパーマをかけるため、仕上がりに問題はありません。

一方で、カラー剤の色落ちは見た目にもはっきりと影響が出ます。

カラーの施術直後は、染料がまだ髪にしっかりと定着していません。そのため、後に行ったパーマの施術で色落ちすることがあります。仕上がりに影響を与えることのないよう、パーマから先に施術を受けると良いです。

別日にカラーとパーマをする場合

カラーとパーマを別日に行う場合でも、パーマの施術を先に受けるのがベターです。

髪のダメージを最小限に抑えるためには、最低でも1週間は時間をあけることが推奨されています。しかし、カラーの施術を先に受ける場合は2週間ほどあけるとさらに安心です。

カラー剤が髪に馴染むのには時間がかかるため、しっかり時間をあけた方が色落ちのリスクを防げるためです。

カラーとパーマ、どちらもする場合の費用相場は?

カラーとパーマの値段は店舗や施術の種類によって異なります。コスメパーマなど化粧品に分類されている薬剤を使う施術は、医薬部外品の薬剤を使う施術よりも割高な傾向があります。

一般的な相場としては、カットとカラー、パーマを同時の行った場合は2万円以上かかることが多いです。さらに、トリートメントを加えると3万円以上することも珍しくありません。

カラーとパーマの施術後はヘアケアが重要

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カラーとパーマの施術は髪に大きなダメージを与えるため、施術後の自宅でのヘアケアは欠かせません。効果を持続させるためにも、毎日の手入れが重要です。

ここからは、施術後のヘアケアのポイントについて解説します。

ポイント1|当日は髪を洗わない

施術効果を持続するために、最低でも施術後24時間は髪を洗わないようにしましょう。シャンプーをしないだけでなく、髪を濡らすのも避けるのがベターです。

しかし、施術後にスタイリング剤を付けた状態のまま寝るのに抵抗があり、どうしても髪を洗いたいという方もいるでしょう。その場合、シャンプーはスタイリング剤を洗い流す程度に抑え、なるべく早くドライヤーで髪を乾かすことが重要です。

ポイント2|ぬるめのお湯で洗う

お風呂で髪を洗う際には、お湯は38℃前後のぬるめに設定しましょう。お湯の温度が高過ぎると、髪の負担となり色落ちが早くなってしまいます。熱過ぎるお湯は頭皮にも負担をかけます。

熱によるダメージを避けるために、お湯だけでなくドライヤーの温度も低めに設定しましょう。

ポイント3|トリートメントで栄養を補給する

カラーやパーマの施術後は、なるべく毎日自宅でトリートメントケアを行いましょう。丁寧にケアをして、髪に栄養を補給しましょう。

髪の傷みが気になる場合は、美容室で販売されているトリートメントを使用するのもおすすめです。髪のダメージにより効果が期待できます。

ポイント4|すぐに髪を乾かす

お風呂から出た後は、すぐに髪を乾かしましょう。濡れた髪はキューティクルが開いた状態で、乾かさずに放っておくと効果が持続しません。

ドライヤーの前に、洗い流さないトリートメントで髪をケアするのもおすすめです。ドライヤーの熱から髪を守ってくれます。

ポイント5|UVケアをする

洋服が日に焼けて色褪せてしまうように、ヘアカラーも直射日光に当たると色落ちしてしまいます。

出かける前にUVカット効果のあるヘアオイルやスプレーを使ったり、帰宅後に適切なヘアケアを行ったりして色落ちを防ぎましょう。

まとめ

カラーとパーマを同時に行う場合は、施術の効果を考えてパーマを先にするのがおすすめです。しかし、美容室によって使う薬剤が異なるため、実際に施術を受ける際には美容師さんにきちんと相談しましょう。

効果を長持ちさせるには、日頃のヘアケアが重要です。トリートメントやUVケアなどを行い、長くカラーやパーマスタイルを楽しみましょう。

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