髪が硬いのはどのような状態?少しでもやわらかくする方法とは

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硬い髪は扱いが難しいため、毎日のスタイリングで困っている方も多いでしょう。また、ゴワゴワして広がりやすいので、何とかやわらかい印象にできないかと試行錯誤しているのではないでしょうか。

そこで今回は、硬い髪の特徴や少しでも扱いやすくする方法、硬い髪をやわらかい印象にするためのポイントなどについて解説します。

硬い髪にはどのような特徴がある?

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そもそも「硬い髪」とは、どのような髪質のことなのでしょうか。正しくケアするためにも、硬い髪の特徴を把握しておきましょう。

髪がまとまりにくい

髪は中心部にメデュラという物質があり、その周りをコルテックス、さらにコルテックスの周りをキューティクルが包むという三層構造になっています。

このうち髪の硬さに関わっているのが、コルテックスとキューティクルです。コルテックスが多く、キューティクルが厚いほど髪が太く硬くなります。

髪が太く硬いとボリュームが出て広がりやすくなるため、「上手くまとまらない」と感じやすくなります。

髪がまとまらない原因やケア方法について下記の記事でも解説していますので、あわせてご覧ください。

カラー剤・パーマ剤が浸透しにくい

ヘアカラーやパーマの施術時には薬剤でキューティクルを開きますが、硬い髪はキューティクルが厚いため、薬剤が浸透しにくい傾向にあります。

しっかりと薬剤を浸透させるには、たっぷりと薬剤を塗布したり、薬剤塗布後に通常よりも長く時間を置いたりしなくてはなりません。そのため、髪が硬い方はカラーやパーマの施術時間が長くなりがちです。

熱や摩擦などの刺激に強い

まとまりにくい、カラーやパーマの薬剤が浸透しにくく施術に時間がかかるなど、硬い髪はデメリットが多いと思われがちですが、良い点もあります。

それは、厚いキューティクルが髪を守ってくれるため、ドライヤーやヘアアイロンなどの熱、紫外線、摩擦などの外部刺激に強いことです。

また、コルテックスが多く丈夫なので、ヘアカラーやパーマの薬剤が浸透しにくい代わりに、薬剤を塗布しても傷みにくいというメリットもあります。

ブリーチやヘアアイロンを使ったヘアアレンジなど、やわらかい髪質だと髪が傷んでしまうようなヘアスタイルにもチャレンジしやすいでしょう。

硬い髪を少しでも扱いやすくする方法

硬い髪を少しでも扱いやすくする方法

刺激に強く傷みにくいというメリットがある硬い髪ですが、やはり「もう少し扱いやすくできないか」と思う方は多いでしょう。そこで、硬い髪を扱いやすくするためのケア方法を紹介します。

髪に必要な水分や油分を補えるシャンプーを使う

髪の水分や油分が不足するとゴワゴワしたりパサついたりして、よりまとまりにくく、扱いにくい髪になってしまいます。

うるおいのあるまとまりやすい髪に近づけるためにも、保湿成分や油分を補えるシャンプーを使いましょう。

保湿成分配合のシャンプー

保湿成分配合のシャンプーでおすすめなのが、「FLOWDIA SLEEK MOIST(フローディア スリークモイスト)」と「FLOWDIA DEEP MOIST(フローディア ディープモイスト)」です。

加水分解ケラチン・加水分解コラーゲンなど毛髪補修成分、リンゴ果実培養細胞エキス・クララ根エキスなど頭皮保護成分を配合しています。

やわらかな髪を目指すならスリークモイスト、しっとりまとまるツヤ髪を手に入れたいならディープモイストを選ぶのがおすすめです。

オイル配合のシャンプー

オイル配合のシャンプーなら、ぜひ「UTAU Extra Shampoo(ウタウ エクストラ シャンプー)」をお試しください。植物オイル配合のもっちり泡で、髪にうるおいを与えなながらやさしく洗い上げます。オイルによるケアと、すっきりとした洗い上がりを両立させたアイテムです。

トリートメントで髪をしなやかにする

硬い髪を扱いやすくしたいときは、トリートメントを使うのも効果的です。トリートメントは髪を内部から保湿したり補修したりする効果があるため、ゴワつきやパサつきを抑え、しなやかでまとまりのある髪に導くのに役立ちます。

硬い髪の印象をやわらかくするためのポイント

シャンプーやトリートメントを使えば、ある程度は硬い髪を扱いやすくできますが、髪質は簡単には変えられません。そこで、硬い髪の印象をやわらかくするための方法を紹介します。

髪を乾かすときにボリュームを抑える

髪を乾かすときにボリュームを抑えるの画像

髪をやわらかな印象にしたいときは、髪の乾かし方を見直してみましょう。長時間ドライヤーを使用すると、髪がダメージを受けて広がりやすくなります。下記の手順で、なるべく短時間で乾かしましょう。

  1. タオルでしっかりと水分を拭き取る
  2. 後頭部→耳の後ろあたり→側頭部→前頭部の順に、髪を持ち上げて根元から乾かす
  3. 全体が乾いたら髪を軽く下に引きながら冷風を当てる

乾きにくい後頭部や耳の後ろあたりから乾かし始めるのが、早く乾かすコツです。また、下から煽るように風を当てると髪の根元が立ち上がりボリュームが出やすくなるので、上から下に向かって当てるよう意識しましょう。

ドライヤーが近過ぎると熱によるダメージを受けるため、10cm程度は離しておくことも重要です。また、髪を乾かし始める前にアウトバストリートメントを塗布しておくと、さらにダメージが軽減できます。

カットして髪の量を調整する

美容室で髪をカットしてもらい、毛量を調節するのもおすすめです。全体の毛量を減らしてもらえば、髪のボリュームが抑えられるので扱いやすくなります。

また、内側の髪をカットして量を減らしたり毛先をすいたりすると、動きのある軽やかな印象に仕上がります。

美容室でパーマやストレートパーマを受ける

美容室でパーマやストレートパーマを受けることも検討してみましょう。髪質そのものは変わっていなくても、パーマでふんわりウェーブを作るとやわらかな印象になるためです。

また、ストレートパーマを受けると、髪のボリュームが抑えられるので広がりにくくなります。

まとめ

硬い髪はボリュームが出やすくまとまりにくいので、日々のスタイリングが上手くいかず悩みがちです。少しでも扱いやすくしたいときは、水分・油分が補えるシャンプーを使う、トリートメントで髪を保湿・補修するなどしてみましょう。

とはいえ、髪質そのものを変えるのは難しいので、美容室で髪をカットしてもらって毛量を減らしたり、パーマや縮毛矯正を受けるなどしてやわらかい印象に仕上げたりするのもおすすめです。

美容室に出向けば、髪のプロである美容師さんから硬い髪の正しいケア方法やドライヤーのかけ方を教えてもらったり、硬い髪をおしゃれに魅せるヘアスタイルを提案してもらったりもできます。

髪のことは髪のプロに聞くのが近道です。1人で悩みを抱え込まず、疑問や不安があったら美容師さんに相談してみましょう。髪質の悩みが解決できれば、より楽しいヘアライフが過ごせるはずです。

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