傷んだ髪をトリートメントでケアする方法とは?選び方と使い方もあわせて解説

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傷んだ髪をケアするにあたって、トリートメントは欠かせません。しかし、具体的なケア方法について、自信がないという方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、傷んだ髪をケアする方法や、トリートメントの選び方などについて解説します。

髪が傷む主な原因

髪が傷む主な原因の画像

髪が傷む原因はいろいろありますが、特に下記の3つは髪質に大きな影響を与えます。

  • 摩擦
  • カラーやブリーチ

上記の3つによって髪が傷む理由を解説します。

摩擦

髪が傷む大きな原因のひとつが摩擦です。シャンプーする際にゴシゴシと強くこすったり、雑にブラッシングしたりしたときに生じる摩擦で髪がダメージを受けます。

髪を洗った後に乾かさないまま放置するのも良くありません。濡れた髪はキューティクルが開いており傷つきやすく、髪同士が擦れてキューティクルが剥がれたりめくれたりすることもあるためです。

キューティクルが傷むとパサつきやすくなるだけでなく、傷ついた箇所から髪の内部の水分の蒸発が起こるので、髪を洗ったあとはすぐに乾かすように習慣づけましょう。

ドライヤーやヘアアイロンなど熱も髪が傷む原因です。髪の主成分はタンパク質なので、高温にさらされるとダメージを受けてしまいます。

ドライヤーの温風はそこまで高温ではありませんが、近づけたり長時間当て続けたりすると髪が傷みやすくなるので注意しましょう。

ヘアアイロンは200℃近い温度にも設定できますが、熱すぎると髪の毛が熱変性を起こしてしまいます。さらに高温のヘアアイロンで挟んで引っ張るとキューティクルが剥がれたり、髪が伸び切ってしまったりするため温度を上げすぎないようにしましょう。

カラーやブリーチ

ヘアカラーやブリーチなどに使う薬剤には、キューティクルを開く作用がある成分が含まれています。キューティクルは髪を外部刺激から保護したり、髪の内部の水分を保持したりする役割がある組織です。

そのため、ヘアカラーやブリーチでキューティクルが開くと、外部刺激を受けやすくなったり水分量が減ったりして髪が傷みやすくなります。

傷んだ髪をケアするためのトリートメントの選び方

傷んだ髪をケアするためのトリートメントの選び方の画像

トリートメントには髪を内部から補修する効果があるため、傷んだ髪のケアに役立ちます。しかし、種類が多いのでどれを選べば良いのか迷う方も多いでしょう。そこで、傷んだ髪をケアするためのトリートメントの選び方を紹介します。

タイプ

トリートメントにはインバストリートメントとアウトバストリートメントがあります。インバストリートメントの多くはクリームタイプです。アウトバストリートメントは、クリームのほかにもミルク、ジェル、オイルなどさまざまなタイプがあります。

アウトバストリートメントを例にあげて、それぞれのタイプの特徴や向いている髪質を把握して、自分に合うものを選びましょう。

クリーム・水分と油分のバランスが良い
・重めのテクスチャーで髪がしっとりまとまる
ミルク・水分が多くサラっとした使い心地
・髪の水分量を調節するため、ダメージやパサつきが気になる方向き
ジェル・軽めのテクスチャーで髪になじみやすい
・保湿効果が高く、指通りの良いやわらかな質感に仕上がる
・髪のゴワつきや絡まりが気になるときにおすすめ
オイル・油分が多く、重みのあるウェットな質感に仕上がる
・髪表面をコーティングするので、髪が広がりやすいときやツヤを出したいとき向き
・スタイリング剤として使える製品もある
ミスト・スプレー・細かな霧状で軽やかな使い心地
・髪がやわらかくボリュームが出にくい方におすすめ
・髪に直接付けられるので気軽に使える

髪質との相性

先述の通りトリートメントにはさまざまな種類があり、それぞれ特徴や向いている髪質が異なります。トリートメントと髪質の相性が悪いと思ったような仕上がりになりにくいので、自分の髪質との相性を考えて選びましょう。

例えばやわらかい髪質の方が重めに仕上がる油分の多いトリートメントを使うと、ボリュームが出ずペタっとした仕上がりになってしまいます。

自分の髪質に合うトリートメントがわからない場合は、美容室で美容師さんに相談してみるのもおすすめです。

髪の状態

傷んだ髪といっても、「パサついている」「広がってまとまりにくい」「ベタつく」など人によって状態が異なります。

乾燥が気になるときはクリームタイプ、広がってまとまりにくいときは重めのオイルタイプなど、今の髪の状態も踏まえてトリートメントを選びましょう。

シリコーンの有無

トリートメントは、シリコーンインとノンシリコーンの2種類のタイプに分かれます。シリコーンインはまとまりやすさやツヤがほしいときに、ノンシリコーンはやわらかい髪質の方や、ふんわりとボリュームを出したい方におすすめです。

「シリコーンイン=悪いもの」と考えている方もいますが、シリコーンが入っていると髪のツヤや質感が良くなるため、安易に避けるのではなく上手く使うことが重要です。

なお、シリコーンイントリートメントは、配合されているシリコーンの種類によって髪の質感が変わります。自分の髪質や好みに合う製品を探してみましょう。

【タイプ別】自宅でできるトリートメント方法

【タイプ別】自宅でできるトリートメント方法の画像

傷んだ髪をケアしたいなら、トリートメントを正しく使うことも大切です。ここではインバストリートメント・アウトバストリートメントそれぞれの基本の使い方を解説しますので、参考にしてみてください。

インバストリートメントの使い方

インバストリートメントとは、お風呂で使用する「洗い流す」トリートメントです。シャンプーを洗い流したら、下記の手順で使用しましょう。

  1. 髪の水分を切る
  2. 毛先を中心に、髪の中間くらいまでトリートメントを付ける
  3. コームなどで髪をとかして均一に広げ、丁寧にトリートメントをなじませる
  4. 製品の使用方法に放置時間が記載されている場合は、指示に従って時間を置く
  5. すすぎ残しがないように、しっかりとトリートメントを洗い流す

熱いお湯を使うと髪が傷みやすくなるので、38℃前後のぬるめのお湯で洗い流すようにしましょう。

アウトバストリートメントの使い方

アウトバストリートメントとは、お風呂上がりに使う「洗い流さない」トリートメントです。お風呂から出て髪の水分をしっかりと拭き取ったら、下記の手順で使用しましょう。

  1. 毛先を中心に、髪の中間くらいまでトリートメントを付ける
  2. コームなどで髪をとかして均一に広げ、丁寧にトリートメントをなじませる
  3. 製品の使用方法に放置時間が記載されている場合は、指示に従って時間を置く
  4. ドライヤーで髪を根元から乾かす

まとめ

トリートメントには髪を内部から補修する効果があり、傷んだ髪のケアに役立ちます。今回紹介した内容を参考に、自分の髪の状態に合うトリートメントを探してみましょう。

なかなか自分の髪に合うトリートメントが見つからない場合は、美容師さんに相談するのがおすすめです。

髪質を見極めてぴったりのトリートメントを提案してもらえるだけでなく、トリートメント以外のケア方法について教えてもらえます。髪の悩みや疑問があったら、気軽に相談してみましょう。

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