【基本】ヘアアイロンの使い方|スタイリングの方法も詳しく解説

【基本】ヘアアイロンの使い方|スタイリングの方法も詳しく解説の写真

カールやストレートなど、自分で自由にスタイリングが楽しめるヘアアイロン。しかし「上手く巻けない」「すぐ崩れちゃう」などの悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

今回はヘアアイロンの基本的な使い方から、スタイリング別の使い方について解説します。ヘアアイロンを使うときに注意したいポイントも紹介するので、ヘアアイロン初心者の方は参考にしてください。

ヘアアイロンを使う前の流れ

ヘアアイロンを使う前の流れの画像

ヘアアイロンによる髪のダメージを最小限に減らし、思い通りのスタイリングを実現するためにもヘアアイロンを使う前の準備は大切です。これから説明する3つの準備を忘れずに行いましょう。

1.乾かす

ヘアアイロンは必ず乾いた髪に使用してください。

髪の表面を覆っているキューティクルは、外部の刺激から髪を守っています。髪が濡れているときはキューティクルが開いており、髪がダメージを受けやすい状態です。

髪が濡れたままヘアアイロンを使えば、熱で急激に水分が飛ぶことでパサついたり傷んだりしてしまいます。寝ぐせを直すために髪を濡らした場合も、一度ドライヤーでしっかり乾かしてからヘアアイロンを使用しましょう。

また、髪が濡れているとヘアアイロンの熱が均等に伝わりません。乾いた髪にヘアアイロンを当てた方が熱を均一に届けられるため、スタイリングの持ちも良くなります。

2.ブラッシング

寝起きの絡まった髪のままヘアアイロンをするのはおすすめしません。髪が乱れた状態でヘアアイロンをすると摩擦が起きやすくなり、髪にダメージを与えてしまうためです。髪に伝わる熱にもムラができて、キレイにスタイリングができません。

ブラッシングをしておくことで髪の流れが整い、セットもしやすくなります。ただし、絡まった髪をブラッシングで無理に直そうとすると枝毛や切れ毛の原因となるため、注意しましょう。

3.ブロッキング

ブロッキングとは、髪を上下左右などいくつかの毛束に分けてクリップやピンなどで留めることです。

ヘアアイロン前にブロッキングすれば、ヘアアイロンがしやすくなるだけでなく内側にまで熱を均等に伝えられます。何度もヘアアイロンを通す必要がなくなり、効率的にヘアセットができるようになります。

髪が短い方や毛量の少ない方は4~6ブロック程度に、ロングヘアや毛量の多い場合は6~10ブロックほどに分けると良いでしょう。

【仕上がり別】ヘアアイロンの使い方とスタイリング方法

【仕上がり別】ヘアアイロンの使い方とスタイリング方法の画像

ストレートヘアや内巻きヘアなど、どのようなスタイルにしたいかによってヘアアイロンの使い方やスタイリング方法は異なります。仕上がり別に解説するのでぜひ参考にしてください。

ストレートヘアの場合

髪をブロックごとに分けたら毛束を少量ずつ取って、根元から毛流れに沿ってヘアアイロンをかけます。テンション(毛束を引っ張る力)をかけながら少しずつ毛先に向かって下ろしていきましょう。毛先はやさしく丁寧に滑らせるようにアイロンを抜くと綺麗に仕上がります。

ある程度熱が冷めたらミルクやオイルのスタイリング製品を馴染ませます。

内巻きの場合

髪を外側と内側に分けてブロッキングしたら、まず内側を巻いていきましょう。ヘアアイロンの先端を斜め上に傾けて、髪の中間部分を挟みます。毛先へゆっくりと滑らせながら、アイロンを内側に回転させて髪を巻き込みます。

内側が終わったら外側も同じように巻きましょう。手にカールを載せながらヘアアイロンの熱を冷ますと形状記憶されるため、カールを長くキープさせることが可能です。ワックスやオイルは髪の中間から毛先に馴染ませます。

外ハネの場合

内巻きと同様に左右の髪を内側外側に分けてブロッキングしたら、ヘアアイロンで髪の中間を挟みます。外側に手首を返すように後ろに向かって巻いたら、3秒ほど熱を当てたままキープしましょう。髪の内側が終わったら外側も同じように巻きます。

髪が冷めたら手ぐしでほぐしながら毛先にスタイリング製品を付けましょう。

ワンカールの場合

髪の中間をコテで挟んで、毛先まで熱を通します。ヘアアイロンの角度は床と水平で構いません。毛先を巻きこんだら3秒キープして、内側に向かってアイロンを抜きましょう。

すべてのブロックを同じように巻いて、目のあらいブラシで内側をブラッシングしたら完成です。オイルやミルクを使うと、ツヤが出ます。

波ウェーブの場合

髪を上下にブロッキングしたら、見せたいスタイルに合わせてヘアアイロンを使っていきます。毛先から根本に向かって外→内を繰り返す場合はクールな印象のスタイルに。内→外の場合はソフトな印象になります。

最後にスタイリング製品を使って髪のボリュームのバランスを整えます。

ヘアアイロンを使うときのコツ

ヘアアイロンを使うときのコツの画像

ヘアアイロンは誤った使い方をするとスタイルが決まらないだけでなく、髪が傷んでしまいます。これから解説する3つのポイントに気を付けて使うようにしましょう。

温度設定に注意する

髪質によってヘアアイロンの適切な温度設定は変わります。目安として、硬めの髪質の方や毛量が多い方は140~160℃の設定がおすすめです。髪質がやわらかい方や髪が傷んでいる方は、低めの120~130℃に設定しましょう。

ヘアアイロンを使い慣れていないと、ついつい長時間熱を当てがちです。髪が傷む原因となるため、ヘアアイロン初心者の方は低めの温度から始めて徐々に慣らしていくと良いでしょう。

同じ部分に当てない

なかなかカールが付かないからと、長時間同じ部分にヘアアイロンを当ててはいけません。髪が熱でダメージを受けて、パサついてしまうためです。ダメージを受けた髪はカールやストレートが付きにくく、悪循環になってしまいます。

髪の太さによって当てる時間は異なりますが。ストレートアイロンであれば2秒以下、カールアイロンなら3~5秒以下を目安にしましょう。

挟む髪の量を適度にする

短時間でスタイルを仕上げたいからと、毛束を一気にたくさん挟むのは逆効果です。挟む毛束が多過ぎると当たる熱のムラができて、キレイにスタイリングできません。その結果、時間がかかったり、熱を当て過ぎて髪が傷んだりしてしまうのです。

ヘアアイロンの幅にもよりますが、髪を挟む量は毛束が5~6cm幅くらいになるようにしましょう。

まとめ

ヘアアイロンを使うときは熱によるダメージを最小限に抑え、スタイルをなるべく長くキープするために、下準備を怠らないようにしましょう。同じ部分に長時間熱を当てない、温度設定を高くし過ぎないなどのポイントを押さえるのも大切です。

今回紹介したように、ヘアアイロンで挑戦できるスタイルはさまざまです。ヘアアイロンの使い方をマスターして、自分の理想のヘアスタイルを楽しみましょう。

ランキング

DEMI LABO

毛髪科学のプロがお届けするヘアケア情報マガジン

Good Science,Good Beauty
科学のチカラであなたらしい理想の髪を

毛髪研究40年の歴史をもつDEMI COSMETICS(デミ コスメティクス)が運営する
髪や頭皮にまつわる美容情報サイトです。

1/100000。
1人およそ10万本あるといわれる髪。

たった1本の髪も余すことなく、ひとりひとりの髪と頭皮のパフォーマンスを最大限に引き出すためのヒントをお届けします。