白髪染めの頻度はどれくらい?髪色をキープするためのポイントも紹介

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「ついに白髪染めデビューをしたけれど、この先、どのぐらいの頻度で染めるのがいいの?」そんな疑問を抱いている方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、白髪染めの頻度や白髪染め後の髪色をキープするためのポイントなどについて解説します。

白髪染めの頻度

白髪染めの頻度の画像

白髪の割合や髪の毛の伸び具合には個人差があるため、白髪染めの頻度は人により異なりますが、髪の毛が伸びるのは1か月に1cm程度なので、おおよその目安は以下の通りです。

・30代:3か月~4か月半に1回
・40代:1か月半~2か月に1回
・50代:1か月に1回

年齢を重ねるほど白髪の割合が増えるため、伸びた白髪が目立ってきたタイミングで白髪染めを行うと良いでしょう。

頻繁にするのは控えたほうが望ましい

「ちょっとでも白髪が生えていたらイヤ」と思い、頻繁に白髪染めをしている方もいるかもしれません。

しかし、短期間に何度も白髪染めを行うと、髪や頭皮がダメージを受けるおそれがあるのでやり過ぎは禁物です。

特に薄毛や抜け毛が気になっている場合は、白髪染めをやり過ぎないよう注意しましょう。白髪染めが薄毛や抜け毛の直接の原因になるとはいい切れません。しかし、白髪染めによって髪や頭皮がダメージを受け、薄毛や抜け毛が起こりやすい環境になる可能性があります。

ダメージを抑えるなら全体染めとリタッチを交互に行うのが重要

頻繁にするのは控えたほうが望ましいの画像

頻繁に白髪染めをするのは避けたほうが良いといわれても、「白髪の割合が多くて1か月に1回は染めないと目立つ」と悩む方もいるでしょう。このような場合は、全体染めとリタッチ(部分染め)を交互に行うのがおすすめです。

1か月に1回など白髪が伸びるたびに全体染めをしていると、白髪染めを繰り返した部分のダメージが大きくなります。

白髪が伸びてきたらその部分のみリタッチし、2~3か月くらい経って髪全体の色が落ち始めたら全体染めをするサイクルにすれば、髪へのダメージを抑えられます。

白髪染めした髪の色を維持するためのポイント

白髪染めした髪の色を維持するためのポイントの画像

先述の通り白髪染めを頻繁に行うと、髪や頭皮がダメージを受ける可能性があります。できるだけ白髪染めの頻度を減らせるように、白髪染め後の髪色を維持する方法を知っておきましょう。

カラートリートメントを活用する

白髪染め後の髪色を維持したいときは、白髪用のカラートリートメントを活用しましょう。シャンプー後に使用すれば、次の白髪染めまでの間キレイな髪色を保てます。

白髪用のカラートリートメントとは、白髪染め用の染料が配合されたトリートメントのことです。数日間続けて使用すると、少しずつ白髪が染まっていきます。

髪の表面をコーティングするように染めること、トリートメントの成分も配合されていることから髪へのダメージが少ないのも特徴です。

【おすすめアイテム】
ELEVATE カラーコンディショナー グレー/アッシュブラウン

ELEVATE(エレベート)のカラーコンディショナーは、髪と引き合い吸着する染料が配合されているのが特徴です。初めは5日続けて、その後は週2~3回使用すると、少しずつ白髪が目立たなくなっていきます。グレーとアッシュブラウンの2色展開です。

ヘアマニキュアをする

ヘアマニキュアも髪色のキープに役立ちます。ヘアマニキュアとは、髪表面を染料でコーティングして染める製品です。

髪をコーティングするだけなので、ヘアカラーほど長持ちしません。しかし、カラーリング剤のようにキューティクルを開いてメラニンを壊すことはないため、髪への負担を軽減できます。

白髪染めをした日はシャンプーを避ける

白髪染め後の髪色を長く保つには、白髪染め当日のシャンプーを避けることも重要です。白髪染め当日は色が定着し切れていない上に、キューティクルが開きやすい状態です。

その状態でシャンプーをすると、色持ちが悪くなってしまいます。シャンプーをするのは、白髪染めの色が定着する翌日以降にしましょう。

白髪染め後のシャンプーについては、下記の記事でも紹介しています。ぜひこちらもご覧ください。

髪を染めた日にシャンプーしても良い?カラー直後に気をつけたいヘアケア方法

髪をしっかり乾かす

髪の表面にあるキューティクルは、濡れると開く性質があります。シャンプーをした後に濡れたまま放置すると、開いたキューティクルから白髪染めの染料が流れ出る場合があります。

また、キューティクルが開いた髪は傷みやすいので、シャンプーをしたらできるだけ早く髪を乾かしましょう。

ドライヤーやアイロンの使用に注意する

ドライヤーやアイロンの使用方法にも注意が必要です。ドライヤーが近過ぎたり同じ箇所に風を当て続けたりするとキューティクルが傷んで白髪染め後の髪色を保ちにくくなります。また、高温のアイロンを使うのも、髪にダメージを与える要因になります。

ドライヤーは10cmほど離し、同じ箇所に風を当て続けないようにしましょう。また、アイロンの温度は低めに設定するよう心がけてください。毛束を細かく分けて使用すれば、低温でもしっかり形が作れます。

ドライヤーやアイロンを使う前に、洗い流さないトリートメントで髪を保護するのも効果的です。

紫外線対策をする

髪に紫外線が当たると、髪が傷んで白髪染めの色持ちが悪くなります。白髪染めの色素は紫外線に当たると変色することがあるので、帽子や日傘を活用して髪の紫外線対策を徹底しましょう。

特にマット系やアッシュ系のカラーは紫外線の影響を受けやすいので注意が必要です。

白髪を増やさないための対策も実施しよう

白髪染めで隠すだけでなく、そもそも白髪が増えないようにすることも大切です。食生活が乱れると白髪が増えやすくなるので、栄養バランスが取れた食事を取りましょう。特に、タンパク質・ビタミン・ミネラルなどは髪に良いので、積極的に取り入れてみてください。

また、睡眠不足や運動不足、過剰なストレスも白髪が増える原因になります。睡眠時間は1日6時間以上確保しましょう。睡眠の質も大切なので、下記のような習慣を身に付けるのがおすすめです。

  • 就寝時間が近づいたら照明を暗くする
  • 寝る直前までPCやスマートフォンを使わないようにする
  • 就寝時間の1~2時間前までに湯船に浸かる

運動は1日1時間以上するのが理想的ですが、あまり時間が取れない場合は15~30分程度でも構いません。ストレッチやウォーキングなどの軽い運動でも効果があるので、毎日続けることが重要です。

ストレスを溜め込まないように、趣味の時間をつくったり家族や友人と出かけたりするのも良いでしょう。

下記の記事では白髪を見つけたときの応急処置や対策を紹介していますので、あわせてご覧ください。

【白髪対策】見つけたときにできる応急処置と白髪を少なくする対策

まとめ

白髪染めの頻度の目安は年代によって異なります。年齢を重ねて白髪の割合が増えるほど頻度が上がりますが、白髪染めをやり過ぎると髪や頭皮がダメージを受けるので注意しましょう。

「白髪が目立つのがイヤなので頻度は落とせない」という場合は、全体染めとリタッチを交互に行うのがおすすめです。白髪用のカラートリートメントやヘアマニキュアなどを使うのも色を長持ちさせるのに役立つので、自分に合う方法を探してみましょう。

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