髪の毛が細い人の特徴とは?原因や対応方法を徹底解説

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髪の毛が細い方はうねりやすかったりボリュームが出なかったりと、悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。髪の毛が細い方にはいくつかの特徴があります。今回は、髪の毛が細くなる原因や対応方法についても解説します。

【まずはチェック】髪の毛が細い人の特徴

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日本人の髪の太さは、平均しておよそ0.05mm~0.1mmといわれています。この太さよりも細い場合は髪が細いわけですが、なかなか測定する機会はないかと思われます。

髪が細い方は、髪質が柔らかいのが特徴です。髪質が柔らかいため、髪のボリュームも少なく見える事に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。また、髪にハリやコシが少なく、うねりやすく切れやすいのも細い髪の特徴です。

年齢とともに髪が細くなってくることもあります。ヘアスタイルが決まらなくなったり、頭皮が目立つようになってきたりすると、髪が細くなってきたサインかもしれません。

髪はある程度の太さがあったほうが健康的な印象になります。髪にハリやコシ、ボリュームが出ると見た目の大きく変わりますので、髪の太さも意識したほうが良いでしょう。

髪の毛が細くなる主な原因

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髪が細くなるのは何が影響しているのでしょうか。ここでは、髪が細くなる主な原因について解説します。

遺伝

細い髪や柔らかい髪は遺伝で決まる可能性があります。髪質や毛穴の形などが遺伝することで、柔らかくなったり細くなったりするのです。また、薄毛や抜け毛、脱毛症なども遺伝する可能性があり、毛の細さの原因となります。

加齢

加齢によって髪が細くなることもあります。年齢を重ねると血管が収縮してくるので、血液によって運ばれるはずの栄養が髪に届きにくく、髪が細くなっていくのです。

また、加齢による女性ホルモンの減少も髪が細くなる原因です。女性ホルモンが減少して男性ホルモンの影響が出てくると、髪全体が薄くなったと感じることもあります。女性ホルモンの減少は髪のハリやコシの減少にもつながります。

生活習慣

生活習慣の乱れは、髪の健康にも悪影響を及ぼします。主に栄養不足と睡眠不足が髪を細くする原因です。

栄養不足

極端なダイエットによる栄養の偏りや、不規則な食生活などによって栄養不足になると、血流が滞り、頭皮に栄養が届きにくくなります。過度なダイエットは女性ホルモンの乱れにもつながるので、髪が細くなる原因になるのです。

また、きちんと食事をしていても、健康な髪の維持に必要な栄養素が摂れていない場合、髪は細くなります。毎日の食事に髪の健康につながる栄養素を取り入れなければなりません。

睡眠不足

寝ている間に分泌される成長ホルモンは、髪の健康にも欠かせません。睡眠が短くなると、成長ホルモンの分泌量が減り、髪が成長しにくくなります。髪に栄養が足りない状態が続くと、髪が細くなってしまうのです。

ダメージ

髪へのダメージが続いていることも、髪が細くなる原因です。紫外線やカラー、パーマなどを継続的に髪にあてているとダメージが蓄積されてしまいます。過度なカラーやパーマなどは、髪や頭皮に大きなダメージを与え、キューティクルが剥がれたり、乾燥しやすくなったりするので注意が必要です。

また、せっかくケアをしていても、誤った方法でシャンプーをしたり、雑にブラッシングしたりしていると、髪は細くなってしまいます。

FAGA

FAGAは「女性男性型脱毛症」です。髪が全体的に細くなり、薄毛を招く症状です。原因を特定するのが難しく、セルフケアでの改善も見込めないので専門のクリニックに通って治療しましょう。

髪の毛が細いとお悩みの方におすすめの対応方法

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髪が細いとスタイリングが難しかったり、うねりやすかったりとデメリットもたくさんあります。ここでは、髪の細さを改善するための方法について紹介します。

ヘアケア

髪の毛を太く健康な状態にするには、ヘアケアが重要です。毎日のヘアケアを適切に行うことで、頭皮環境の改善が見込めます。シャンプーと頭皮マッサージのやり方については、下記の通りです。

正しいシャンプーを心がける

正しいやり方でシャンプーをすることで適切なヘアケアを施すことができます。

【手順】

1.髪を軽くブラッシングをする
ブラッシングをすることで髪のもつれやほこりを取ります。ブラッシングによる頭皮のマッサージ効果も期待できます。

2.38℃前後のぬるま湯でしっかり予洗いする
予洗いで髪の汚れの大半が落ちるといわれているので、ぬるま湯でしっかりと髪を流しましょう。

3.シャンプーを手のひらで泡立ててから頭にのせる
泡立てたシャンプーに汚れが吸着して落ちやすくなるため、しっかり泡立てることが大切です。

4.爪を立てないように気を付けつつ、指の腹で頭皮を洗う
爪で頭皮を傷つけないように、指の腹でマッサージしながら優しく洗いましょう。

5.頭皮を洗っていた倍の時間をかけてよくすすぐ
泡が頭皮に残ったままだと肌トラブルにつながるので、予洗いの倍の時間をかけてよく洗い流しましょう。

6.トリートメントは頭皮に付かないようにしながら、毛先を中心になじませて浸透させる
トリートメントは毛先に馴染ませるようにつけるのが鉄則です。頭皮につかないように注意しましょう。

7.生え際のすすぎ残しに注意しつつ、ぬめりがとれるまでよくすすぐ
トリートメントのぬめりが取れるまでしっかりすすぎます。すすぎ残しがあると肌荒れにつながるので念入りにすすぎましょう。

シャンプーは毎日するヘアケアなので、正しいやり方を覚えておくと良いでしょう。

頭皮マッサージをする

シャンプーのついでに頭皮マッサージをするのもおすすめです。頭皮マッサージをすると、頭皮の血流が促進されて、髪に栄養が届きやすくなります。

頭皮マッサージをする際は、指の腹を使って優しくもみ込むのがポイントです。頭頂部に向かってもみ込みながらマッサージをしましょう。毎日するとリフレッシュにもなるのでおすすめです。

頭皮マッサージのやり方については下記の記事でも紹介しています。ぜひご参照ください。

頭皮マッサージにはうれしい効果が!正しい方法や注意点を解説

食べ物

髪を太く健康にするには、食べ物に気を配ることも大切です。髪に良い栄養が不足すると髪は改善しません。髪のためにも、タンパク質、ミネラル、ビタミンを摂取することが大切です。

髪の主成分はタンパク質です。健康な髪のためには、主成分であるタンパク質が不足しないよう積極的に摂りましょう。タンパク質は、肉や魚、卵や大豆製品に含まれています。

亜鉛などのミネラルは、ケラチンという髪の主成分を合成するのに必須の栄養素です。ミネラルが不足するとケラチンが合成できなくなってしまいます。

ビタミンは、頭皮環境の改善に欠かせない栄養素です。野菜やフルーツをはじめ、牛や豚のレバーに含まれています。

これらの栄養素をバランス良く摂取することで、髪の健康と頭皮環境の改善につながります。

髪に良い食べ物については、下記の記事で紹介しています。そちらもご参照ください。

髪に良い食べ物で美髪をキープ!おすすめの栄養素や食材について紹介

睡眠

成長ホルモンは、睡眠中、特に入眠後に現れるノンレム睡眠時(レム睡眠は身体の休息、ノンレム睡眠は脳の休息)に最も多く分泌されます。睡眠不足は成長ホルモンの分泌を阻害するため、6時間以上の質の良い睡眠をしっかり取りましょう。

就寝前にスマートフォンやPCの画面を見ると、脳が興奮状態に陥り、なかなか寝付けなくなってしまいます。質の良い睡眠を確保するには、寝る前のスマートフォンやPCの使用を避けるのがベストです。

また、食べてすぐ寝ると、食べ物の消化に体力が使われるため、夕食は寝る3時間前までに済ませましょう。

さらに、人は体温が下がることで眠気を感じるようになるため、入浴は寝る1時間~2時間前までに済ませるのがおすすめです。入浴により一時的に体温が上がった状態になり、布団に入るタイミングで体温が下がるため、寝付きやすくなります。

まとめ

髪の毛が細い原因は、遺伝や加齢、生活習慣の乱れによるものです。生活習慣の改善やヘアケアの見直しをすれば、健康的な髪を保つことができます。新たな健康習慣と正しいシャンプーによって、細い髪を太くしなやかな髪に導きましょう。

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