髪の毛をすくメリット!失敗しない方法やすき過ぎたときの対応方法
「髪の毛のボリュームが多くて、どんなヘアスタイルにしても重く見えてしまう」そんな髪の悩みを抱えている方はいませんか。実は、髪の毛をすくことで、このような悩みを解決できるかもしれません。今回は、髪の毛をすくメリットや、失敗しないためのコツについて紹介します。
目次
髪の毛をすくことで得られるメリット
一般的に「髪をすく」といわれることが多いですが、美容業界では「セニング」という専門用語が使われています。セニングとは、すきバサミを使って毛量を調整し、質感を変えるカット技術のことです。ここでは、セニングをすることで得られるメリットについて解説します。
スッキリした印象になる
セニングすることで毛量が減り、すっきりとした印象になります。特に、髪の毛にボリュームがある方は、ちょっとしたことで髪が広がりやすく、重たい印象をもたれがちです。セニングにより毛量を調節すると頭が軽くなり、ボリュームも抑えられるので頭自体が小さく見えるようになります。
スタイリングしやすくなる
髪の毛をすくと、毛先に動きを与えることができ、スタイリングしやすくなります。髪にボリュームがあると、スタイリング製品を使用しても髪の重みで引っ張られてしまい、長時間キープすることが難しいのです。
髪を乾かしやすくなる
セニングすると毛量が減るので、髪全体への風の通りが良くなり、水分が蒸発しやすくなることで髪が乾きやすくなります。乾かす時間が短縮され、ドライヤーの熱による髪のダメージも軽減できます。
表情が明るく見える
前髪をすくことで、おでこが出て表情がわかりやすくなり、明るい印象を与えられます。ただし、顔の形によっては、すく量や位置を調整しないと、かえって顔の長さを強調してしまうおそれがあるため、注意が必要です。特に、面長の方は、すき過ぎないようにしましょう。
髪の毛のすき過ぎは良くない?
セニングによる毛量調整は、ヘアスタイルの幅を広げる上で有効なテクニックですが、すき過ぎると髪へのダメージやスタイリングがしにくくなることがあります。ここでは、過剰なセニングがもたらすデメリットについて紹介します。
髪がパサついた印象になる
セニングによって髪に段差が生まれると、短い髪が毛先の重みに支えられずに、毛先が動きやすくなってしまいます。特に、乾燥した状態や湿気の多い日は、短い毛が表面に出てきて髪全体がパサついた印象になりがちです。
ウェーブ毛だと髪が膨らむ
ウェーブヘアの方が髪をすくと、短い髪の断面がウェーブの動きをさらに強調して、ボリュームアップにつながります。特に、ショートヘアの場合は、短いウェーブが重なり合い、クッションを積み重ねたように頭の形が大きく見えてしまうこともあります。
自分のくせ毛のタイプを知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
毛先がまとまりにくくなる
髪の毛をすくと、毛先が軽くなって動きが出やすくなる一方で、まとまりにくくなることがあります。
これは、セニングによって毛先の長さがバラバラになり、短い毛が飛び出しやすくなるためです。特に、乾燥しているところでは、パサつきやすく、まとまりにくくなる傾向があります。
前髪のすき過ぎで印象が大きく変わる
前髪の量は、顔の印象を大きく左右する重要な要素です。前髪を薄くすることで、目元や表情が明るく見え、爽やかな印象を与えることができます。しかし、顔の形によっては似合わないこともあります。例えば、面長タイプの場合は、さらに顔が長く見えたり、丸顔タイプの場合は、顔が大きく見えてしまったりするおそれもあるのです。
前髪は一度切ってしまうと、伸びてくるまで時間がかかるため、すぐに修正することができません。すき過ぎるとアホ毛が増えたり、スカスカになってボリュームダウンしてしまったり、思っていたよりも短くなり過ぎてしまうリスクがあります。そのため、前髪カットは慎重に行い、自分に似合うスタイルを見つけることが大切です。
髪の毛をすくときに失敗しない方法
髪の毛をすく場合はプロに任せるか、セルフでカットするかの二択になります。ここでは、それぞれの方法で髪の毛をすくときに、失敗しないコツを紹介します。
美容室ですいてもらうとき
美容室ですいてもらうときは、カウンセリングの段階で自分の髪質について美容師に伝えておきましょう。カラーやパーマなどのカット以外に行った施術や、スタイリング時の悩みなどをまとめておくとスムーズです。
口頭だけでは伝わりにくい場合は、理想の髪型に近い写真を見せて仕上がりのイメージを共有することをおすすめします。ただし、初めて挑戦するヘアスタイルの場合は、少しずつすいてもらい、状態を確認しながらイメージを共有することが大切です。
また、髪をすいて欲しいからといって、直接「すいてください」と伝えるのはNGです。「髪が膨らんでしまって困っている」「毛先に動きを出したい」など、具体的に伝えましょう。
自分ですくとき
セルフカットする場合、ハチ下の後頭部の耳後ろあたりを軽くすると収まりが良くなります。次に美容室でカットしてもらう際に支障が出にくくなります。
ただし、セルフカットでは、プロのように繊細なカットが難しく、イメージ通りに仕上がらないおそれがあります。失敗したくない方は、美容室ですいてもらったほうが安全です。
髪の毛をすき過ぎたときの対応方法
ここでは、髪の毛をすき過ぎてしまったときの対応方法を紹介します。
コテやアイロンでスタイリングをする
髪の毛がまとまりにくいと感じたら、コテやアイロンを使ってスタイリングするのがおすすめです。髪に動きをつけたり、ストレートに伸ばしたりすることで、まとまりやすくなります。
高温過ぎると髪を傷めるので注意しながら、少量ずつ髪を挟んでスタイリングしましょう。最後に、ヘアオイルを少しずつ手にとり、髪になじませるとまとまりやすくなります。
ヘアケアを行う
髪の毛がまとまりにくいと感じるときは、日々のヘアケアを念入りに行うことも大切です。特に、すき過ぎると髪がパサつきやすくなり、ツヤも思うように出ないことがあります。そんなときは、洗い流さないトリートメントを活用するのがおすすめです。
フローディア リペアエマルジョンは、髪の芯から補修しまとまりやすくするので、まとまりのない髪でも扱いやすく、ツヤのある髪へと導きます。忙しい朝でも手軽にケアできるのも嬉しいポイントです。
指通りがなめらかな髪へ近づけるために、フローディア リペアエマルジョンをいつものヘアケアにプラスしてみませんか。
カットする
髪の毛をすき過ぎてしまったときは、その部分を思い切ってカットするのもひとつの方法です。軽くなり過ぎてしまった毛先をカットすることで、まとまりやすくなります。特に、ロングヘアの方は、数cmカットするだけでも印象が変わります。
髪の毛をすく以外の方法も検討しよう
髪のボリュームが出ない、毛先がパサつくなど、髪のお悩みはサロントリートメントで解決できるかもしれません。サロントリートメントを選択すると、美容師に髪の悩みを直接相談しながら最適な方法を提案してもらえます。
例えば、フローディアのサロントリートメントでは、髪のプロが細かく髪の状態をチェックした後に、施術を通して理想の質感へと導きます。
美容室での施術に加え、自宅での集中ケアを組み合わせることで、美しい髪を長くキープできるのです。髪の毛をすかずに、自信をもって過ごしたい方は、ぜひフローディアトリートメントをご活用ください。
まとめ
髪の毛をすくことで、表情が明るく見えるようになり、スッキリとした印象になります。髪を乾かしやすく、スタイリングしやすくなるメリットもあります。
一方で、髪をすき過ぎるとパサつきや髪の膨らみなどの原因となりかねません。すき過ぎてしまったときは、アイロンなどで髪を整えたり、カットやヘアケアを行ったりするなどで対応しましょう。サロントリートメントを活用するのもひとつの方法です。