髪の毛のプリンの対応方法|目立たないカラーや隠し方
「頭頂部から黒髪が伸びてきて、せっかくのヘアカラーが台無し……」そんな経験はありませんか。初めてのヘアカラーも、プリンになると途端に気分がダウンしてしまいますよね。今回は、髪の毛がプリンを目立たなくする方法や、おすすめのヘアカラーについて紹介します。
目次
髪の毛がプリンとはどのような状態?
「髪の毛がプリン」とは、明るくした髪を染め直すタイミングを逃してしまい、根元から黒い髪が生えてきて、染めた部分との境目がプリンのように2色に分かれてしまう状態のことです。
髪の毛がプリンになっていると、髪の手入れが行き届いていないように見られ、だらしない印象を与えてしまうおそれがあります。また、見た目の清潔感も損なわれるので、周囲に垢抜けない印象をもたらしてしまうことがあるでしょう。
髪の毛がプリンになったときの対応方法
髪色にムラができてしまったときは、染め直すかヘアアレンジで隠すのが一般的です。ここでは、髪の毛のプリンを目立たなくするための対応方法について紹介します。
リタッチをする
プリンの部分だけ染め直したいときは、リタッチ(部分染め)がおすすめです。部分的に染めるため、全体を染めるよりも施術時間が短く、料金も安くなります。
また、染める範囲が限定されるので、髪へのダメージも軽減できます。ただし、フルカラー(全体染め)は2~3か月経つと、色落ちしやすいため注意が必要です。リタッチのみでは毛先の色落ちまではカバーしきれないので、色味を確認しながら定期的にフルカラーをすると良いでしょう。
フルカラーをする
全体的にしっかり染めたい方は、フルカラーがおすすめです。リタッチと異なり、髪全体の色味を均一に調整できるため、キレイに仕上がります。また、好みに合わせて髪色を変えられるので、イメージチェンジも簡単にできます。
ただし、髪の毛が長い場合、染める範囲が広くなり料金が加算されることがあるので、事前に確認しておきましょう。また、短期間で頻繁にフルカラーを繰り返すと、髪が傷みやすくなるため、注意が必要です。
分け目を変える・ジグザグにする
分け目を変えてトップにボリュームをつけることで、プリンの状態をうまくごまかせます。髪の毛のトップがぺたんこになっていると、プリンの部分が余計に強調されてしまうため、普段のスタイリングを見直してみましょう。
例えば、コームやクリップの先を使って左右に少量ずつ髪の毛を取り、ジグザグに分け目を作る方法や、分け目を普段とは違う位置にする方法があります。髪の毛のボリュームアップにつながり、分け目の境目が気にならずに済みます。
ヘアアレンジで隠す
ヘアアレンジを楽しみながら、プリンを目立たなくする方法もあります。例えば、根元を隠すヘアアレンジや小物を活用する方法などさまざまです。おすすめのヘアアレンジ方法は下記の通りです。
【ターバンを使ったアレンジ法】
プリンの境目がわからないように、ターバンで隠す方法です。落ち着いたイメージにしたいときは、髪色に合う細いカチューシャなどに変えると良いでしょう。
- ハーフアップにした毛束を、くるりんぱしてゴムで留める
- 1と残った髪の毛を合わせて、ひとつにまとめてゴムで留める
- 生え際を隠すようにしてターバンをつける
【帽子を使ったアレンジ法】
時間をかけずにプリンを隠したいときは、帽子を活用するのがおすすめです。かぶるだけなので、ヘアアレンジが時短できます。余った時間でコテを使って帽子から出た髪の毛で外ハネを作ると、さらにおしゃれに見えます。
【三つ編みやフィッシュボーンにするアレンジ法】
フィッシュボーンとは、三つ編みよりもさらに細かく編んだアレンジ法です。見た目が魚のように見えることから、フィッシュボーンといわれています。髪の毛を細かく編んでいくため、根元と毛先の色のコントラストが自然に見えるようになります。
もっと簡単にアレンジしたい方は、三つ編みがおすすめです。三つ編みにしてからお団子やポニーテールにすると、おしゃれに仕上げることができます。
髪の毛のプリンが目立たないカラーの仕方は?
プリンが目立たないようにするには、髪の毛が伸びてきてもナチュラルな印象を与えられるカラー選びが重要です。ここでは、髪の毛のプリンが目立たないカラーの仕方を紹介します。
暗めのワンカラー
ワンカラーにする場合は、暗めの色がおすすめです。髪が伸びてきても、色があまり変わらないので、プリンが目立ちません。
特に、ダークブラウン、レッドブラウン、マットブラウン、アッシュブラウン、バイオレットブラウンなどを選ぶと、地毛との色味に差が生まれずに、プリンになっても自然な髪色を保てます。
グラデーションカラー
グラデーションカラーは、髪の毛を染めるときに、根元から毛先にかけて色がだんだん明るくなっていくようにするヘアカラーです。髪の毛の色を根元から毛先にむけて少しずつ変化させていくため、根元が伸びてもプリンが目立ちにくいのです。
ハイライト・ローライトカラー
プリンを隠すなら、髪に明るい部分と暗い部分のコントラストをつくるのもひとつの手です。ハイライトでは、根元から毛先にかけて立体感を出すために、地毛よりも明るい色で部分的に染めていきます。
一方、ローライトでは暗い色を部分的に染めて、明るい部分との差をつくります。これらを合わせると、髪全体に奥行きができて、均一な色味よりも洗練された印象をもたらすことが可能です。
また、毛先にかけて明るくしていくバレイヤージュカラーもおすすめです。ハイライトとグラデーションを組み合わせたようなカラーで、より立体的に仕上げることで、おしゃれ度がアップします。
シャドールーツカラー
根元部分を影のように暗くした「シャドールーツカラー」もプリン対策に有効です。プリンのようなはっきりとした境目にはならずに、自然な形に仕上がります。
シャドールーツカラーは、まず全体を明るくしてから、根元を暗く染めていきます。根元から毛先まで自然なグラデーションになっているので、地毛のように見えるでしょう。
頻繁に美容室へ行けない場合、シャドールーツカラーを選ぶと、長くおしゃれを楽しむことができます。
あえてプリン髪にするのもおしゃれ?
あえて根元のプリンを残して、おしゃれを楽しむこともひとつの方法です。プリンの部分を活かしてグラデーションのように整えることで、髪の毛に立体感を出すことができるのです。
また、ナチュラルな美しさを引き出すだけでなく、ラフな感じを演出できることで、海外セレブからも注目を集めています。
髪色を根元から毛先にかけてグラデーションにする方法は、オンブレと呼ばれています。立体感と動きのあるヘアスタイルがつくれるため、個性的に見えるでしょう。
ただし、髪がパサついていたり、セットしていなかったりすると、おしゃれな印象を与えることはできません。ヘアケアを怠らず、しっかりとスタイリングすることが大切です。
まとめ
髪の毛がプリンとは、新しく伸びた髪の毛と染めた部分の境目がプリンのように見える状態のことです。気になる場合は、美容室やセルフカラーで部分的に染め直すか、ヘアアレンジを試しましょう。
また、染め直すときはプリンを目立たなくするカラーを選ぶこともポイントです。海外では、あえてプリン髪にする方法も流行しているため、理想の髪型をイメージしながら自分に合った方法を選びましょう。