髪の毛がパサパサでお困りの男性必見!パサつく原因と対応方法を徹底解説
髪の毛がパサパサだと不健康な印象を与えたり、スタイリングもなかなか決まらなかったりして悩みの種となるものです。ヘアケアを頑張っているのに髪のパサつきが一向に改善しない場合、どうすれば良いのでしょうか。
今回は髪の毛のパサパサでお悩みの男性向けに、原因と対応方法を解説します。
目次
髪がパサパサする状態とは
パサパサになっている髪の毛は、キューティクルが剥がれたり、髪の内部が空洞化してスカスカになっている状態です。
髪の毛は主にタンパク質でできており、外側から「キューティクル」「コルテックス」「メデュラ」の3層構造になっています。それぞれのはたらきは下記の通りです。
キューティクル | 髪の毛の表面にあって、外部の刺激などから髪を守るはたらきがある。うろこ状に何枚も重なっている。 |
コルテックス | キューティクルの内側にあって髪の色や髪質を決める部分。 |
メデュラ | 髪の毛の一番内側にあり、太い毛に見られる。 |
髪の毛の表面を覆うキューティクルがきちんと整っていれば、なめらかでツヤのある髪の毛をキープできます。
しかし、何らかの理由でキューティクルが傷つくと、髪はツヤを失ってパサパサになり、枝毛や切れ毛などのトラブルも発生しやすくなるのです。
また、キューティクルに損傷が生じると内側のコルテックスの成分が流出しやすくなり、内部が空洞化してスカスカの状態になると、さらに髪の毛の乾燥が進みます。
皮膚とは異なり髪は修復しないため、ダメージが進行した髪の毛は切るしかありません。そんな事態を避けるには、髪のパサつきに気付いた時点で早めのケアが重要です。
キューティクルが傷つく主な原因
髪のキューティクルはさまざまな要因で傷つき、剥がれてしまいます。キューティクルが傷つく原因を知り、髪の毛がパサパサになってしまうのを防ぎましょう。
原因1|乾燥
髪の過剰な乾燥を招く要因としては、下記のようなものがあげられます。
・髪の自然乾燥
・ドライヤーの長時間使用
・髪や頭皮に合わないシャンプーの使用
髪は濡れていると摩擦が生じやすくなり、キューティクルが傷つきやすくなります。キューティクルが傷ついて剥がれてしまうと、髪内部の水分を保てなくなり髪が乾燥しやすくなります。洗髪後はドライヤーでしっかりと髪を乾かしましょう。
ただし、ドライヤーの長時間使用は髪の乾燥を招く要因となります。ドライヤーは風量を強めて短時間で一気に髪を乾かすのがおすすめです。
また、シャンプーが頭皮や髪の毛に合わないと、髪や頭皮に必要なうるおいまで奪われて髪の毛の乾燥を招く要因となります。
原因2|ダメージ
髪の毛は細く、些細な要因でキューティクルが傷つきます。キューティクルは髪の水分を保持する役割を担っているバリアです。キューティクルがダメージを受けると水分が失われやすくなり、髪がパサつきやすくなります。普段の何気ない行動が髪の毛にダメージを与える要因となるため、注意が必要です。
髪にダメージを与える原因には下記のようなものがあります。
・シャンプーやタオルドライ時の摩擦
・パーマやカラーリング
・高温でのヘアアイロンの使用
・紫外線
髪が濡れているときはキューティクルが開いており、ダメージを受けやすい状態です。シャンプーやタオルドライ時にゴシゴシと摩擦すると、髪にダメージを与えてしまいます。
パーマやカラーリング、高温でのヘアアイロンの使用は髪の主成分であるタンパク質の構造に影響を与えます。また、紫外線も髪にダメージを与える要因となるため注意しましょう。
原因3|体質
先天的な体質の影響もキューティクルの状態を左右します。乾燥肌で頭皮も乾燥しやすい体質は、髪の毛も同様に乾燥しがちです。敏感肌なら、頭皮が炎症を起こしやすく抜け毛などのトラブルが発生しやすくなります。
また、くせ毛の方は髪内部のタンパク質のバランスが偏って、空気の乾燥などの影響を受けやすい状態です。
パサパサした髪の毛を改善する7つの方法
髪の毛のパサつきを改善したい男性は、どんな点を意識すると良いのでしょうか。パサパサした髪の毛を改善するのに役立つ7つの方法を紹介します。
方法1|シャンプーの前にブラッシングをする
髪を濡らす前に、まずは頭皮をマッサージするようにやさしくブラッシングします。このときに髪同士が絡まっている場合は、毛先から少しずつとかして絡まりをほどいておきましょう。
あらかじめブラッシングをしておくと髪表面に付着したホコリなどの汚れが落としやすくなるため、シャンプー時の髪と頭皮への負担を軽減できます。ただし、力を入れずにやさしくブラッシングしてください。
方法2|泡でやさしく洗う
シャンプーは、手のひらでしっかりと泡立てるのがポイントです。
濡れた髪をこすったり、すり合わせたりするとキューティクルに損傷を与える原因となります。頭皮を中心に洗い、髪の毛は泡で包み込むように洗うと良いでしょう。
正しいシャンプーのやり方について詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
「スカルプケアの基本!健やかな髪と頭皮へ導く正しいシャンプーのやり方」
方法3|髪の保湿ケアを定期的に行う
髪の毛のパサパサを改善するには、髪の保湿ケアを行ってキューティクルを守ることも大切です。
シャンプーのあとは、必ずリンスやコンディショナーを使って髪の表面をなめらかにして指通りが良くなるようにしましょう。髪の表面をなめらかにし、摩擦によるダメージを軽減します。頭皮に残ると頭皮や髪のトラブルの原因となるため、塗布した後はしっかりとすすいでください。
髪の表面をコーティングしてキューティクルを強化するアウトバストリートメント(洗い流さないトリートメント)やヘアオイルの使用も効果的です。
また、スペシャルケアとして定期的に美容室でサロントリートメントを受けるのも良いでしょう。髪の毛のプロが現在の状態に合わせて施術をしてくれるため、健やかな髪質をキープできます。
方法4|濡れた髪は必ず乾かす
洗髪後など髪が濡れた状態にある場合、無防備に開いたキューティクルを閉じるため、できるだけ早く髪を乾かしましょう。
ドライヤーを使う前に、まずはタオルを使って髪や頭皮の水分を取り除きます。このとき、ゴシゴシとこすらないように注意し、タオルでポンポンと叩くようにしながらやさしくタオルドライしましょう。
タオルドライ後はドライヤーを使って、頭皮を中心に乾かします。長時間同じ場所に当てることのないように、ドライヤーを左右に振るなどしながら当てていきましょう。また、ドライヤーは髪から10cmほど離して使用します。
全体が乾いたら、ドライヤーを冷風に切り替えます。髪の毛の根元から毛先に向かって冷風を当て、熱をとりましょう。
髪の正しい乾かし方について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
「髪の正しい乾かし方は?髪を早く乾かしたほうが良い理由や髪質・髪型別の乾かし方も紹介」
方法5|カラーリングやパーマなどの施術頻度を見直す
髪の毛のパサパサが気になる場合は、カラーリングやパーマなどの施術頻度を見直してみましょう。
カラーリングやパーマは髪の毛のキューティクルを開いた状態で薬剤を入れ、髪の主成分であるタンパク質の構造を組み替えるため、髪への負担が大きい施術です。早くても2か月に1回程度の頻度にし、髪のパサパサがひどい場合はしばらく休止するのがおすすめです。
また、カラーリングやパーマのあとは髪が傷みやすい状態です。シャンプー時はダメージを与えないようにやさしく洗い、トリートメントやヘアオイルを使ってしっかりと保湿ケアを行いましょう。
カラーリング施術後に気を付けたいヘアケアについて詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
「髪を染めた日にシャンプーしても良い?カラー直後に気をつけたいヘアケア方法」
方法6|ヘアアイロンの使い方を見直す
髪の毛に直接当てて使用するヘアアイロンは髪への負担が大きく、髪の毛のパサパサを悪化させる要因となります。できるだけ高温を避け、髪に当てる時間を短くするのが髪のダメージを抑えるコツです。
ヘアアイロンを使用する際は、下記のポイントを意識しましょう。
・160℃以上の使用は避ける
・くせの度合いによって温度を調節する
・当てる時間をできるだけ短くする
髪のダメージを抑えるため、ヘアアイロンは全体に使用するのではなく、くせが気になる部分のみに使用するのがおすすめです。
方法7|髪や頭皮もUV対策をする
顔や体が紫外線によるダメージを受けるのと同様、髪や頭皮も紫外線の影響を受けるため、しっかりとUV対策をしましょう。
髪を構成するタンパク質は熱に弱く、紫外線の影響によって構造が変化し、切れ毛などのトラブルが起きやすくなります。また、頭皮も紫外線を浴びることで炎症したり、乾燥したりすることがあります。
パサパサ髪の進行を防ぐには、下記のようなUV対策をしっかりと行うのがおすすめです。
・髪用のUVスプレーをこまめに使用する
・帽子をかぶるなどして紫外線から髪や頭皮を守る
頭皮の日焼けに関して詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
「頭皮が日焼けするとどうなる!?日焼けトラブルとケア方法を解説」
ツヤのある髪の毛をつくるには?
髪の毛のパサつきを抑え、これから生まれてくる髪の毛を丈夫でツヤのある髪にするには、下記の点を心がけましょう。
・自分の髪や頭皮に合ったシャンプーを選ぶ
・質の良い睡眠をとる
・栄養バランスのとれた食事をする
・定期的に体を動かす
・ストレスを溜めない
髪と頭皮に合うシャンプーを使うのは、ツヤのある髪の毛に欠かせない条件です。また、睡眠や食事にも気を配り、髪の健全な成長を助けましょう。
運動不足やストレスは血行不良の原因となり、髪に必要な栄養を届ける妨げとなるため、定期的に体を動かしストレスを発散させることも大切です。
まとめ
髪の毛のキューティクルが整っていれば、ツヤが出てまとまりの良い髪になります。パサパサ髪で悩んでいる男性は、本記事で紹介した内容をもとに対策を講じてみてはいかがでしょうか。