頭皮に保湿が必要な理由は?保湿が必要なときや保湿方法を解説

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頭皮を保湿することは、健やかな髪を保つ上で重要です。しかし自分に適した保湿方法が分からず、どうやって頭皮をケアすれば良いか分からない方も多いのではないでしょうか。今回は、頭皮の保湿方法や、保湿が必要なときのサインを紹介します。

頭皮に保湿が必要なとき

頭皮に保湿が必要なときの画像

頭皮に乾燥が生じていると感じるときは、もちろん保湿が必要です。そのほかに保湿が必要なときの頭皮や髪の毛は、どのような状態になっているのでしょうか。ここでは、頭皮に保湿が必要なときの主なサインを紹介します。

フケが出ているとき

フケが落ちるのは、頭皮に保湿が必要なサインのひとつです。フケはターンオーバー(肌の生まれ変わり)の周期により表皮の角層が剥がれ落ちたもので、誰にでも起こり得る自然な現象です。

しかし、襟足や肩に粒状の白くてカサカサとしたフケが増えているようであれば、頭皮環境が悪化している可能性があります。多量のフケは、放置すると薄毛の原因になるため要注意です。

かゆみがあるとき

頭皮が乾燥していると、皮膚のバリア機能が低下するため、少しの刺激でもかゆみが生じることがあります。

無意識に頭皮を引っ掻いてしまい、傷やかさぶたができることがあるため注意が必要です。

また、皮脂の分泌量が増えて脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)などの疾患を発症するおそれもあります。

髪の毛が乾燥しているとき

頭皮が乾燥すると髪の毛のうるおいも低下するため、パサつきが目立つ傾向にあります。

髪の毛の乾燥によってパサつきがひどくなると、切れ毛や枝毛につながります。切れ毛や枝毛は髪が広がる原因にもなり、見た目にも影響するでしょう。

髪が広がるとさらに乾燥が進み、負のスパイラルに陥るので、放置せず適切なケアを美容室で施術してもらうのがおすすめです。

頭皮の保湿の重要性

頭皮を保湿すると、主に下記のような効果が期待できます。

・頭皮のバリア機能を高める
・頭皮トラブルを予防できる
・頭皮の血行を促進できる
・髪が健康に育つ環境を整えられる

頭皮の保湿を適切に行えば、頭皮の水分バランスが整い、バリア機能が高まります。かゆみや炎症、フケなどの頭皮トラブルのリスクを予防でき、健やかな頭皮環境を保てるのです。

頭皮を保湿する方法

頭皮を保湿する方法の画像

頭皮の保湿には、保湿ケアアイテムを使用するのがおすすめです。

頭皮のケアや保湿に関連する製品にはいくつか種類があるため、それぞれの製品について下記で説明します。

頭皮用ローション(化粧水、乳液)

頭皮用のローションは、顔用の化粧水や乳液のように、乾燥した頭皮にうるおいを与えるケアアイテムです。

頭皮の乾燥には、保湿成分としてセラミドやグリセリン、ヒアルロン酸やベタインなどが配合された製品がおすすめです。

頭皮用美容液

頭皮用美容液は、頭皮に塗って使う美容液です。医薬部外品グレードの「薄毛ケア」「ニオイケア」など、異なる目的に合った成分が配合されています。

マッサージをしながら塗ることで血行が促進されるため、頭皮環境の改善につながります。

頭皮用オイル

頭皮用オイルには人間の皮脂と近い成分が使われているため、頭皮になじみやすく保湿ができます。

オイルを塗った頭皮を指の腹でやさしくマッサージすると、血液の流れが良くなり、頭皮環境を整える効果が期待できます。

育毛剤

育毛には良好な頭皮環境が求められるため、保湿成分が配合された育毛剤も多く販売されています。

育毛剤によって頭皮の保湿を行うことで、健やかな髪が育つ環境を整えられるのです。

スカルプシャンプー

スカルプシャンプーは、頭皮を健やかに保ちながら洗髪できるのが特徴です。DEMI DOのスカルプシャンプー Type_MS(販売名:スカルプシャンプー NS7)は、地肌にうるおいを与えながら、なめらかに洗い上げます。

ヒアルロン酸ナトリウム(2)などの保湿成分を配合しており、頭皮トラブルを防いで美しい髪を目指したい方におすすめです。

スカルプトリートメント

スカルプトリートメントは、乾燥やフケなどを防ぎ、健康な頭皮状態をキープするためのトリートメントです。

DEMI DOのスカルプトリートメント Type_MS(販売名:ヘア&スカルプトリートメント NS8)は、ヒアルロン酸ナトリウム(2)や加水分解ヒアルロン酸などの保湿成分を配合しています。髪のダメージを補修しながら、みずみずしくなめらかな髪へと導きます。

頭皮用の化粧水についてさらに詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてください。

頭皮に化粧水は必要?頭皮悩みの原因から効果的な保湿方法まで紹介

頭皮を保湿するために身に付けておきたい習慣

ドライヤーをかける女性の画像

頭皮をオイルやローションなどで直接保湿する方法もおすすめですが、頭皮の乾燥対策につながる習慣を取り入れることも大切です。

ここからは、シャンプーの方法や紫外線対策など、頭皮の保湿に有効とされる習慣を紹介します。

適切なシャンプーのやり方で洗髪する

頭皮を保湿するためには、適切な方法でシャンプーすることが重要です。誤った方法で行うと髪のダメージとなり、パサつきの原因にもなります。

シャンプーの基本的な手順を下記で解説しているので、参考にしてみてください。

  1. 髪を軽くブラッシングする
  2. 38℃前後のぬるま湯でしっかり予洗いする
  3. 手のひらでシャンプーを泡立ててから頭にのせる
  4. 爪を立てないように気を付けながら、指の腹で頭皮を洗う
  5. 頭皮を洗っていた倍の時間をかけてすすぐ
  6. 毛先を中心にトリートメントをなじませ、浸透させる
  7. 生え際のすすぎ残しに注意しつつ、ぬめりがとれるまでよくすすぐ

そのほか、ヘアケアを行う際の注意点を3つ紹介します。

・シャンプーは1日に何回もしない

シャンプーを何回もしてしまうと、頭皮に必要な皮脂まで洗い流すことになるため、乾燥を招くリスクが高くなります。

・シャワーの温度は、38度前後のぬるま湯でしっかりと洗い流す

シャワーの温度が高いと必要な油分まで洗い流してしまい、乾燥の原因となります。ぬるま湯で洗い流すことによって、頭皮の適切な皮脂の量を保てます。

・ドライヤーは10cmほど離して使用する

ドライヤーを頭皮から離して髪を乾かすことに加えて、あまり長時間ドライヤーを当て過ぎないように注意しましょう。

適切なヘアケアの順番など、さらに詳しく知りたい方は下記の記事も参考にしてください。

ヘアケアの適切な順番は?各ケアのやり方やおすすめアイテム

紫外線対策を行う

頭皮が紫外線を浴び続けると、頭皮もダメージを受けて乾燥してしまいます。すると髪の内部の水分保持力が低下して乾燥し、枝毛・切れ毛の原因となるのです。

また、紫外線の影響で白髪が作られやすくなったり、メラニンが分解されて髪が変色したりすることもあります。

外出時には帽子や日傘、頭部にも使える日焼け止めスプレーなどを活用し、しっかりと紫外線対策を行いましょう。

部屋の湿度管理を行う

いつも過ごしている部屋が乾燥していると、肌だけでなく頭皮も乾燥してしまいます。湿度が低い場合は、加湿器などを使用して調整しましょう。

ただし湿度が60%を超えるとカビやダニの発生につながるため、50%~60%を目安に加湿してみてください。

水分補給を行う

こまめな水分補給を行うことで、体内からの乾燥を防いで髪にうるおいを与えられます。

内臓から遠い位置にある頭皮や髪には、特に栄養が届きにくくなっています。そのため、毎日1L~1.5Lの水分を、食事以外から摂取できるよう心がけましょう。

生活習慣を整える

睡眠不足や食生活の乱れは、頭皮環境を悪化させる可能性があります。特に、ダイエットなどで過度な食事制限を行うと、栄養が偏り、髪のパサつきなどにつながってしまいます。

また、過度な飲酒や喫煙は血行を悪化させ、頭皮や髪に栄養が届かなくなるため、注意が必要です。

生活習慣を整えるだけでも頭皮の保湿につながるため、乾燥が気になる方は日頃の生活から見直してみましょう。

まとめ

頭皮にかゆみがあるときやフケがでているときは、頭皮に保湿が必要なサインです。頭皮を保湿することで、バリア機能を高めたり、血行を促進したりする効果が期待できます。
頭皮の保湿には、頭皮用ローションや美容液、オイルなどを活用しましょう。また、適切な方法でのシャンプーや、生活習慣を整えるなど、乾燥対策に有効な習慣を取り入れることも大切です。
今回紹介した頭皮ケアの方法も試しながら、健康的な頭皮環境を目指しましょう。

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