くせ毛の原因は何?主な4つの原因と改善するための方法とは

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くせ毛の方は髪がパサつきやすく、広がりやすい傾向があります。ストレートヘアに比べてまとまりにくく、イメージ通りの髪型にならないこともあるでしょう。

特に、湿度の高い日や寝起きなどは、くせが強く出てしまい、スタイリングが難しくなります。そこで今回は、くせ毛になる4つの原因と対策について紹介します。

くせ毛の主な原因4つ

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くせ毛の原因は、先天的(遺伝)なものと後天的なもの(生活習慣やホルモンバランスの変化など)にわけられます。ここでは、くせ毛の主な原因を4つ紹介します。

原因1.遺伝

先天的な原因としてまず考えられるのが遺伝の影響です。両親もしくはどちらかがくせ毛の場合、高い確率で子どもに遺伝します。生まれつき毛根が変形していると、新しく生えてくる髪もくせがついてしまいます。

また、髪内部のタンパク質のバランスが偏っていることも原因です。タンパク質のバランスが偏っているため、毛髪内への水分の入りやすさが不均衡になり、雨の日にうねりが強く出てしまいます。

原因2.髪へのダメージ

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長期間、髪にダメージが加わると、うねりが出やすくなります。主に下記のような原因が考えられます。

  • カラーやパーマ
  • 紫外線
  • ドライヤーやアイロンの熱
  • ブラッシングやタオルドライによる摩擦 など

特に、カラーやパーマを繰り返している方は要注意です。徐々に髪へのダメージが蓄積してしまい、毛髪の形状を保持しているタンパク質が流出します。髪の空洞化が進み、パサつきやうねりが出やすい髪質になってしまうことがあります。

原因3.ホルモンバランスの変化

ホルモンバランスは、健やかな髪を育む上で重要な要素です。特に、思春期や出産後、更年期など、ホルモンバランスが大きく変わる時期には、髪質が変化してくせ毛になることがあります。

ホルモンの変化によって頭皮の血行が悪くなり、髪に必要な栄養が行き届かなくなるからです。髪が細くなったり、弱くなったりすることで、くせ毛が目立ちやすくなります。

原因4.加齢

健康な髪でも、加齢によって髪のうるおいを維持するのが難しくなります。髪の毛は、約13%の水分を保持しているといわれています。

しかし、加齢によって髪の水分量が少なくなると、キューティクルが剥がれやすくなるのです。髪のうるおいが失われると、髪がごわつき、うねりが出てしまう原因になりかねません。

くせ毛を少しでも改善するための方法

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くせ毛は人によっては個性的な魅力として捉えられますが、日常生活で不便に感じることも多いでしょう。ここでは、くせ毛の改善に向けた方法を紹介します。

シャンプー・トリートメントを見直す

まずは、普段使っているシャンプーやトリートメントを見直すことをおすすめします。シャンプーを選ぶときは、どのような成分が入っているのかしっかり確認しましょう。

保湿成分(ヒアルロン酸やグリセリンなど)が配合された製品を選ぶと、髪にうるおいを与えまとまりやすくなります。

また、アミノ酸系の洗浄成分を含むシャンプーを選ぶのも効果が期待できます。うるおいをキープできるベタイン系や、アミノ酸系の洗浄成分を含むものを選ぶと良いでしょう。

しっかりとヘアケアする

髪にダメージを与えないように、濡れた髪をそのままにせず、なるべく早めに乾かしましょう。水を含んだ髪は、キューティクルが開いた状態であり、くせ毛の原因につながるからです。

とはいえ、タオルドライでゴシゴシと水分を取り除こうとするのは、おすすめできません。かえって髪を傷つけてしまうおそれがあるため、タオルで優しく包み込むようにして、水分を吸収させましょう。

タオルドライである程度の水分を取り除いてから、ドライヤーを使って髪の根元からしっかりと乾かします。ただし、同じ部分に温風を当て続けないよう、注意する必要があります。熱のダメージから髪を守るために、ドライヤーは頭皮から10cmほど離して使用しましょう。

美容室で施術を受ける

セルフケアで改善できない場合は、美容室で縮毛矯正やストレートパーマなどの施術を受ける方法もあります。

縮毛矯正は強いくせがある方におすすめです。ストレートパーマは、くせを活かしながらボリュームを抑えたい方や、大きな波状のクセがある方に向いています。

縮毛矯正やストレートパーマをすることで、日々のヘアスタイリングが時短になり、アイロンやコテの熱による髪へのダメージも防げます。

美容サロンでの施術について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

髪質改善トリートメントと縮毛矯正はどっちが良い?効果の違いを解説!

まとめ

くせ毛の原因には、先天的なもの(遺伝)と後天的なもの(生活習慣やホルモンバランスの変化など)があります。

くせ毛を改善するために、日々のケアを見直すことから始めましょう。例えば、保湿成分を含むシャンプーに変更したり、正しいヘアケアを意識したり、生活習慣を整えるなどがおすすめです。セルフケアで改善が難しい場合は、美容室での施術も検討しましょう。

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