白髪ぼかしとは?白髪染めとの違い、おすすめのヘアスタイル紹介
白髪ぼかしとは、完全に白髪を染めずに、白髪をハイライトとして活かしながら目立ちにくくする施術方法です。ここでは、白髪染めとの違いとおすすめのヘアスタイルをご紹介します。
目次
白髪染めとの違い
白髪染めは、色素がなくなった白髪に黒やダークカラーなどの色を加え、全体の髪色を均一にする手法です。
それに対して、白髪ぼかしは細かなハイライトを入れて白髪を目立たなくする施術で、サロンによっては、「白髪ぼかしハイライト」という名前で提供されています。
白髪ぼかしは、白髪にダークカラーを入れて隠すのではなく、白髪をハイライトとして活かします。そのため、髪全体が暗くなりすぎず、自然な明るい髪色を保てるのが特徴です。
白髪ぼかしに向いている人
白髪ぼかしに向いているのは、主に下記のような人です。
- 白髪がまとまって生えているのではなく、まだらに生えている人
- 白髪が気になっているが、暗い髪色にしたくない人
- ヘアカラーを頻繁にしたくない人
白髪ぼかしは、白髪をしっかり染めて隠すのではなく、ほかの髪の毛となじませるのが特徴です。
白髪に合わせて部分的にハイライトを入れるため、髪へのダメージを抑えつつ、白髪を目立たなくすることができます。
白髪染めの場合はカラーを頻繁に入れる必要がありますが、白髪ぼかしは新たな白髪が生えてきてもあまり目立たないため、スタイルを長く楽しめるのが魅力です。
白髪ぼかしはセルフでも出来る?
白髪ぼかしは白髪の生え方に合わせてナチュラルに仕上がるよう、丁寧にハイライトを入れる必要があります。素人にはかなり難しい施術になるため、高い技術を持った美容師に施術してもらうのがおすすめです。また、自分で行う白髪ぼかしと美容室で行う白髪ぼかしとでは、使用する薬剤や施術方法、メンテナンス頻度などが大きく異なります。
理想通りの白髪ぼかしを実現するためには、白髪ぼかしを得意とするサロンで施術を受けましょう。
白髪ぼかしをする際におすすめのヘアカラー剤
トイロクション“ブラウニッシュライン”※
ファッションカラーをはじめブリーチオンカラーからグレイカラーまで幅広く対応できる「トイロクション」に新たに追加された“ブラウニッシュライン”は、白髪と黒髪がなじみやすいバランスで「色味」「グレー」「ブラウン」が配合されているため、単品使用で白髪ぼかしカラーが可能です。
6レベルでは白髪がしっかり染まり、8レベル以上では白髪ぼかしやハイライトのオンカラーに最適です。
※本商品は美容技術者向け商品です。
白髪があっても大人のヘアスタイルを楽しめる
「白髪=暗く染める」ことだと先入観をもたれがちですが、暗めの髪色だけでなく、ファッションカラーのように明るい色を楽しめるので、ヘアスタイルの幅も広がりますね。
それでは、実際のスタイルをご紹介します。
ブラウンの色相でやわらかくあたたかいデザインに
全体にさりげなく入れたチラチラと見えるハイライト。
スライシングで斜めに入れることで、スタイリングするときに散ってウィービングのような質感が出て髪に立体感を持たせています。
後頭部は根元と毛先をシンプルに。後ろにハイライトはあまり持たせず、前側にポイントを持ってきています。
スタイル提供:岩屋 真
イマドキエレガントに大変身
顔周りと表面のパート部分にのみ細かいブレンド系のハイライトを入れ、カフェグレージュの白髪になじみの良いベースカラーを作りました。
伸びてきたときに白髪が気になりにくい華やかなデザインです!
スタイル提供:中村 太輔
大人なかわいさを演出
ブリーチをお休み、卒業される方に、隣接する色相で細かく数色のコントラストのあるデザインにすることで白髪との共存が可能です。
シナモンピンクのピンク味をプラスしたい場合は、気持ちRedをプラス。
スタイル提供:岩屋 真
今回紹介のヘアスタイルを監修したカラーリスト
NOOS 代表 Executive Colourist 岩屋 真
ハサミを持たないカラー専門美容師(20年)
グレイヘアデザイン、ブリーチワーク、フォイルワーク、グラデーションカラー、デザインカラー、クリエイション…
ヘアカラーの全てを得意分野とする”超特化型”プレイヤー。
2021年12月、17年間所属したTONI&GUYを卒業し、2022年4月【NOOS】を表参道エリアにオープン。
サロンワークを原点とし、セミナー講師活動、オンラインサロン運営、業界誌掲載多数。
stair:case 代表 中村 太輔
アートディレクターカラーリスト
カラーリスト歴27年。日本におけるカラーリストのパイオニアとして、ヘアカラー業界の先端を走り続けてきた、日本屈指のトップカラーリスト。
カラー剤の開発や国内外でセミナーを行うほか、各コンペティションの審査員も長年勤めている。
まとめ
白髪ぼかしとは、完全に白髪を染めずに、白髪をハイライトとして活かしながら目立ちにくくする施術方法です。
新たな白髪が伸びてきても目立たないため、白髪をカバーする施術として人気があります。
白髪があっても暗めの髪色だけでなく、ファッションカラーのように明るい色を楽しめます。