エイジングケアは何歳から?今から始めるお肌と頭皮のケア
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エイジングケアはきれいな肌や髪を保つために必要なお手入れです。肌も髪も年齢とともに変化していくので、いつからエイジングケアを始めれば良いのか迷う方も多いのではないでしょうか。
今回は、エイジングケアを始めるべき年齢やケアの方法について紹介します。
目次
エイジングケアは何歳からすべき?
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そもそもエイジングケアとはどのようなものなのでしょうか。ここでは、エイジングケアの意味と始める時期の目安について解説します。
そもそもエイジングケアとは?
エイジングケアとは、年齢の変化に応じて、適切な肌ケアをすることです。
40代~50代の方が行うシミやシワの予防ケアも、20代の方が行う保湿ケアもどちらもエイジングケアと呼びます。年を重ねてもきれいな肌や髪を保つために、年齢に応じたケアをするのがエイジングケアです。
エイジングケアは20代後半から始めるのがおすすめ
エイジングケアは、一般的に20代後半から始めるのがおすすめです。20代後半になると、それまでは気にならなかったシワやシミ、くすみなどが気になり始める方もいるでしょう。
しかし、人によっては早い段階からこれらの肌トラブルが気になり始める方もいるため、年齢だけを判断材料にせず、自分の肌に合わせて早めにケアしましょう。
また、多くの方が髪質の曲がり角だと感じるのは30代~40代です。この年代になると、うねりやパサつき以外にも、白髪や薄毛が気になる人が出てきます。髪に関する悩みが増え始めるのも、エイジングケアを始める目安です。
肌や頭皮に見られる主なエイジングサイン
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肌や髪がどのような状態になったらエイジングケアを始めれば良いのでしょうか。ここでは、エイジングサインについて紹介します。
肌のエイジングサイン
肌に下記のようなエイジングサインが出てきたら、肌のケアを見直してみましょう。
乾燥・ハリの低下
乾燥を感じやすくなったり、化粧のノリが悪くなったりするのはエイジングサインです。年を重ねるごとに肌のターンオーバーは遅くなります。そのため、肌の表面にある角質内の水分が減少したり、古い角質が残ったりして肌が固くなります。
固くなった肌からはハリや弾力が失われ、さらに水分が減ったことで乾燥も進んでしまいます。
シミ・くすみ
シミの原因になるメラニンは、30代に入ると増加し始めます。生成されたメラニンが排出されずに残ってしまうため、シミの原因となります。また、加齢とともに角質層の水分が減ることで、肌がトーンダウンし、くすんでくるのもエイジングサインのひとつです。
シワ・たるみ
年齢を重ねると皮膚が薄い目元や口元に小さいシワができることがあります。目元や口元のシワは肌の水分不足が原因です。また、額や首などのシワにも注意しなければなりません。
また、ほうれい線が深くなったり、口角が下がったりしてくると、肌がたるんでいるサインです。たるみは、真皮のコラーゲンが減少しハリや弾力がなくなることによって起こります。
頭皮のエイジングサイン
頭皮の変化は、30代になると感じ始める方が多くいます。加齢によって髪にハリやコシが少なくなると、毛が細くなって抜け毛やうねりにつながります。また、ボリュームダウンしやすくなるので、思うようにスタイリングできないこともあるでしょう。
頭皮の乾燥も、エイジングサインのひとつです。頭皮が乾燥すると皮脂が分泌されやすくなり、ベタつきにもつながります。
さらに、頭皮の筋肉が凝り固まると表情筋をスムーズに動かせなくなるため、たるみの原因にもなります。
頭皮環境を整えるなら、頭皮用化粧水を使うのがおすすめです。頭皮用化粧水については、下記の記事で詳しく解説しています。
「【HOW TO解説】頭皮用の化粧水ってなに?日々のヘアケアルーティンに取り入れたいスカルプエッセンスの使い方」
今から始めたいエイジングケア
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エイジングサインが出たら、どのようなエイジングケアをすれば良いのでしょうか。ここでは、肌と頭皮のエイジングケアのポイントを紹介します。
肌ケア
肌のエイジングケアには、スキンケア、保湿ケア、紫外線対策、3つのポイントがあります。
正しいスキンケア
まずは正しいスキンケアができているか確認が必要です。正しいスキンケアは下記の通りです。
●クレンジング
クレンジング剤は、乾いた手に取るのがベストです。濡れた手で行うとメイクとなじみにくくなり、効果が弱まる場合があるので、クレンジングの用法を見ながら使いましょう。
クレンジング剤は少量だと摩擦が起きて肌を傷つけるおそれがあります。適量を手に取って行いましょう。
また、汚れを落としたいからと時間をかけるのもNGです。クレンジング剤を塗り込む分、肌に刺激が加わり、負担をかけてしまうので素早く落としましょう。
●洗顔
洗顔は、洗顔料をしっかり泡立てることが大切です。指の腹を使って泡で顔を包み込むように洗い、汚れを落とします。Tゾーンなど皮脂が多い部分は特に念入りに洗いましょう。また、頬は乾燥しやすいデリケートな部分なので、やさしく洗うのがポイントです。
保湿ケア
エイジングケアには保湿が欠かせません。年齢に限らず水分だけで肌のうるおいをキープするのは不十分であり、油分も適切に補う必要があります。そのため、化粧水で補った水分に、乳液やクリームなどの油分でフタをすることが大切です。
十分に保湿するためには、手のひら全体を使って、顔をやさしく包み込みながら化粧水や乳液などを浸透させましょう。
紫外線対策
紫外線対策も念入りに行いましょう。春や夏はもちろんですが、秋や冬、曇りの日も日焼け止めは必須です。日差しがなくても紫外線は一年中降り注いでいるため、毎日日焼け止めを塗りましょう。
また、外を歩くときは、日焼け止め以外にも日傘や帽子などグッズの活用もおすすめです。グッズを上手に活用しながら、紫外線から肌を守りましょう。
頭皮ケア
ここでは、頭皮ケアのポイントを紹介します。
ブラッシング
ブラッシングはいつでもどこでも手軽にできる頭皮ケアです。ブラッシングすることで、髪や頭皮に付いた汚れをある程度落とせるほか、絡まった髪をほどいてシャンプー時の髪ダメージを防げるのもメリットです。
シャンプー
頭皮は、汗をかきやすいため、雑菌が繁殖しがちです。また、頭皮の乾燥によって皮脂が必要以上に分泌されると、ベタつきの原因にもなるので、シャンプーは毎日しましょう。毎日のシャンプーが頭皮ケアに直結します。
頭皮ケアグッズ
頭皮にかゆみやフケなどの症状がある場合は、乾燥している可能性もあります。かゆみやフケが気になる場合は、マッサージブラシやターンオーバーを整える頭皮用エッセンスなどの頭皮ケアグッズを使うのもおすすめです。
頭皮は皮膚の一部なので、シャンプーだけでなく美容液やローションなどのケアが必要になる可能性もあります。気になる症状に合わせて、頭皮をケアするアイテムを選びましょう。
育毛ケア
女性は、更年期に入ると女性ホルモンが減少し始めます。女性ホルモンが減ると、抜け毛や薄毛などの悩みが増え、育毛を検討する方も増えてきます。抜け毛や薄毛が気になる方は、育毛や発毛の効果があるアイテムを使って育毛ケアに取り組みましょう。
頭皮マッサージ
頭皮の血行促進には頭皮マッサージもおすすめです。前述した通り、頭皮が凝り固まっていると、たるみの原因になります。
頭皮マッサージをすることで、血行の促進とリラックス効果が期待できます。毎日シャンプーのときにマッサージするのがおすすめです。
紫外線対策
無防備になりがちな頭皮ですが、顔と同じように紫外線対策が必要です。頭皮の日焼けによって乾燥が進み、フケやかゆみなどの症状が出てくることもあります。紫外線は髪にも頭皮にも負担になるため、徹底した紫外線対策を行いましょう。
エイジングケアのために心がけたい生活習慣
エイジングケアは、外からのケアだけでなく、体の中からのケアも必要です。ここでは、エイジングケアのために心がけたい生活習慣について紹介します。
食生活
肌を健康に保つには、バランスの良い食生活が欠かせません。特にタンパク質は、健康的な肌を保つために必須の栄養素です。タンパク質が不足すると、肌の乾燥を招き、肌のハリ・ツヤが失われるおそれがあります。
タンパク質はビタミンと一緒に摂ることでより効果が高まります。ビタミンAやビタミンC、ビタミンEも積極的に摂りましょう。
睡眠
睡眠不足は美容の大敵であるといわれています。寝ている間に分泌される成長ホルモンによって、細胞が修復されて健康な肌を保つことが可能です。
成長ホルモンは、とりわけ入眠後に現れるノンレム睡眠時(レム睡眠は身体の休息、ノンレム睡眠は脳の休息)に最も多く分泌されます。そのため、6時間以上の十分な睡眠時間をとるのがおすすめです。
また、良質な睡眠をとるためにも、湯船につかってリラックスしたり、寝る前のスマートフォンを控えたりすると良いでしょう。
運動
健康な肌を保つには、適度な運動も必要です。ストレッチなどの軽い運動は血行の促進につながります。血流が促進されると、栄養素を体全体に運ぶことができ、肌のターンオーバーも正常化されます。
また、ウォーキングなどの有酸素運動は頭皮の血流アップにもつながります。適度な運動は、ダイエット効果や運動不足解消の効果も期待できるため、無理のない範囲で取り組みましょう。
まとめ
エイジングケアとは、年齢に応じたケアを行うことを指します。きれいな肌や髪を保つためには、エイジングサインを見逃さずに適切なタイミングでエイジングケアに取り組みましょう。
また、エイジングケアは外からのケアだけでなく、食生活の改善など内側からのケアも必要です。自分の生活を見直し、エイジングケアに適した生活スタイルに切り替えましょう。