髪をボリュームダウンさせたい!ボリュームが出てしまう原因や抑える方法を解説

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髪のボリュームが多いと、なかなかまとまらなくて扱いに困ってしまいますよね。ボリュームを減らすにはどうすれば良いのかと、悩んでいる方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、髪にボリュームが出る原因や抑え方などについて解説します。

髪にボリュームが出てしまう理由

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髪にボリュームが出る主な原因としては、次の4つが考えられます。

  • 生まれつきの髪質や毛量
  • 髪のダメージ
  • 湿気の影響
  • 骨格の影響

それぞれの項目について、詳しく解説しましょう。

生まれつきの髪質や毛量

生まれつきくせ毛の方や髪が太めの方、髪の量が多い方は、髪にボリュームが出がちです。くせ毛は広がりやすいため、ボリュームが多く見えます。また、髪が太かったり多かったりすれば、当然ボリュームも多くなります。

髪質や髪の量は遺伝であるケースが多く、家族にくせ毛や髪の量が多い方がいると、自身も同じタイプになる傾向があります。

髪のダメージ

髪がダメージを受けている場合も、ボリュームが出やすくなります。ダメージヘアは乾燥していて広がりやすいので、ボリュームがあるように見えるのです。ダメージヘアになる主な原因として、下記のようなものがあります。

  • 乾燥
  • 紫外線
  • ヘアカラー
  • パーマ

屋外での作業が多い方、頻繁にヘアカラーやパーマをしている方などは、ダメージがボリュームの原因である可能性が高いでしょう。

湿気の影響

湿気の影響で髪にボリュームが出ている場合もあります。髪は湿気を吸うと膨張し、ボサボサになったり、うねりが出たりしやすくなるためです。

髪がダメージを受けていると、より湿気を吸収しやすくなるので、雨の日や湿気が多い日は影響が出やすいでしょう。

骨格の影響

骨格が影響して髪にボリュームがあるように見えている可能性もあります。例えば「ハチ張り」、つまり側頭部の骨が出っ張っていると髪が浮くためボリュームがあるように見えてしまいます。

ハチ張りは日本人によく見られる骨格で、カットの仕方を工夫してもボリュームダウンしにくいのが特徴です。

上手くカットしてもらっても、少し髪が伸びるとすぐにボリュームが出てしまうことも少なくありません。また、希望の髪型があっても実現しにくいケースもあります。

【ホームケア編】髪をボリュームダウンする方法

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髪にボリュームがあると扱いにくく、ボサボサ髪に見えることもあるので、どうにかボリュームダウンしたいと思う方も多いでしょう。そこで、自宅でできるボリュームダウンの方法を4つ紹介します。

髪を正しく乾かす

ドライヤーの風を髪に長時間当て続けたり、髪に近づけ過ぎたりすると、髪が傷んでボリュームが出やすくなります。

特にくせ毛の方は、乾かし方が良くないとくせが強くなりやすいので、正しい乾かし方を身につけてダメージを軽減しましょう。髪を乾かす基本の手順は下記の通りです。

  1. タオルで髪表面の水分をしっかり取る
  2. ドライヤーを「強」にして、根元から乾かす
  3. ドライヤーを「弱」にして、毛先まで髪を整えながら乾かす
  4. ドライヤーを「冷」にして、仕上げ

髪のボリュームを抑えたい場合は、ドライヤーの風を上から下に向けて当てましょう。また、髪の根元から毛先に向かって引っ張るイメージで、手ぐしで整えながら乾かすと効果的です。

ドライヤーの熱で髪が傷むのを防ぐために、できるだけ短時間で済ませること、髪から10cmほど離しておくことも意識しましょう。

髪の正しい乾かし方を詳しく知りたい方は、ぜひこちらの記事もご覧ください。

髪の正しい乾かし方は?髪を早く乾かしたほうが良い理由や髪質・髪型別の乾かし方も紹介

こまめに髪をとかす

こまめなブラッシングも、髪のボリュームを抑えるのに役立ちます。絡んだ髪がほどけ、表面が滑らかになって広がりにくくなるためです。下記の手順でブラッシングすると、髪へのダメージを抑えつつ全体を整えられます。

  1. 毛先から根元に向かって少しずつとかし、絡んだ髪をほどく
  2. 髪の内側を根元から毛先に向かってとかす
  3. 髪の外側を根元から毛先に向かってとかす

なお、ヘアブラシにはいくつか種類があります。

種類特徴
天然毛(豚毛・猪毛など)・髪にツヤが出る
・静電気を抑える
ナイロン・ピンがしなやかで負荷がかかりにくい
・濡れた髪や絡みやすい髪でもとかしやすい
・静電気を抑える
・硬さがあり頭皮ケアに使える

髪のボリュームを抑えたいときは、密度が高く髪にツヤが出る天然毛のヘアブラシがおすすめです。

ヘアオイルやヘアクリームを使う

髪が乾燥していると、広がりやすくなったり湿気を吸いやすくなったりしてボリュームが出がちです。ヘアオイルやヘアクリームを使って髪を保湿すれば、油分で髪がうるおうのでまとまりやすくなり、湿気にも影響されにくくなります。

また、補修成分配合のヘアオイルやヘアクリームなら髪のダメージも軽減されるため、髪のボリュームを抑えるのに役立ちます。

ヘアオイルの使い方を詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

ヘアオイルの基本的な使い方!朝・夜の使い分けやポイントも紹介

ヘアトリートメントを使う

髪の乾燥やダメージが原因でボリュームが出てしまっているなら、ヘアトリートメントによるケアも有効です。

ヘアトリートメントには髪の内部からダメージを補修し、水分を与える(または補う)効果があるといわれているため、乾燥やうねりによって髪が広がるのを防止できます。

髪の乾燥やダメージにアプローチするヘアケアの選び方を詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてみてください。

【完全解説】くせ・うねりに結果を出し、広がらないさらさら髪へ導くシリーズ史上最高峰ヘアケア『FLOWDIA MORE(フローディアモア)』 

【ヘアサロン編】髪をボリュームダウンする方法

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自分でいろいろ試してみても髪のボリュームを抑えられない場合は、ヘアサロンでプロの施術を受けるのがおすすめです。髪のボリュームダウンに役立つ施術を紹介しましょう。

髪をボリュームダウンさせるカットにしてもらう

実は、特別な施術を受けなくても、ヘアカットによって髪のボリュームを調節できる場合があります。ヘアサロンに行き、美容師にボリュームを抑えたいことを伝えましょう。

ただし、カットする部位やカットの方法などを細かく指定すると、かえってボリュームが多く見えてしまう場合があります。希望の髪型や自分の髪質、ボリュームを抑えたいことを伝えたら、後は美容師にまかせた方が良いでしょう。

ストレートパーマや縮毛矯正を施してもらう

髪のうねりやくせ毛が原因の場合は、ストレートパーマや縮毛矯正を施してもらうのもおすすめです。髪のうねりやくせが矯正されて広がりにくくなるので、ボリュームダウンにつながります。

長期間効果が持続するため、毎日、ヘアアイロンを使ってスタイリングする手間が不要になるのもメリットです。

ただし、ストレートパーマや縮毛矯正を施すと髪がダメージを受け、パサついたりまとまりにくくなったりしがちなので、日頃のヘアケアは入念に行いましょう。

まとめ

髪のボリュームが多いのは、もともとの髪質や毛量、骨格、髪のダメージなどが主な原因です。ボリュームを抑えたいなら、まずは髪の乾かし方を変えたり、こまめにお手入れしたりしてみましょう。

自力での対応では心もとない場合は、ヘアサロンでボリュームを抑えやすい髪型にしてもらったり、ストレートパーマや縮毛矯正を施してもらったりするのがおすすめです。

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