ヘアワックスの落とし方とは?注意点も解説

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毎日のスタイリングにヘアワックスが手放せない、という方は多いでしょう。ヘアワックスは、髪を思い通りにスタイリングできる便利なアイテムですが、毎回きちんと洗い流さなければ、髪や頭皮に残留し、蓄積していってしまう可能性があります。今回は、ヘアワックスの落とし方と注意点を紹介します。

ヘアワックスが落ちていないとどうなる?

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ヘアワックスは油分が多く含まれているので、蓄積していくと髪がベタ付いて、思い通りのスタイリングができなくなることがあります。

さらに、頭皮の毛穴にヘアワックスの油分が詰まったまま放置すると、雑菌が繁殖することもあります。炎症やかゆみを起こしたり、ニキビができたりするおそれがあり、最終的に抜け毛や薄毛などにもつながります。

ヘアワックスの落とし方

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ヘアワックスはどのように洗えば、すっきりと落とすことができるのでしょうか。ここでは、ヘアワックスの落とし方を解説します。

ステップ1|ぬるま湯で髪を洗う

まずはぬるま湯で髪全体を洗います。髪を濡らすだけでなく、ぬるま湯だけで髪と頭皮をしっかり洗うイメージで洗いましょう。髪の長さにもよりますが、およそ2分は頭皮と髪を洗うのがおすすめです。

予洗いを念入りに行うことで、髪に付着している汚れが落ちてシャンプーが泡立ちやすくなります。髪や頭皮の汚れはシャンプーの泡に付着して落ちるため、しっかり泡立つと頭皮の汚れも落としやすくなります。

ステップ2|髪全体にトリートメントをつける

ヘアワックスを落とすためには、シャンプーの前にトリートメントをするのもおすすめです。

トリートメントには油分が含まれるため、オイルクレンジングのように髪になじませてから洗い流すとヘアワックスが落としやすくなります。
また、髪のからまりなどをほぐしてくれるので、その後のシャンプーをしやすくする効果が期待できます。

トリートメントは、髪全体に付けましょう。ただし、頭皮にトリートメントを付けると毛穴が詰まってしまうおそれがあるので注意が必要です。毛穴が詰まると炎症を起こして薄毛やフケなどの原因になります。

トリートメントを付けたら、しっかり揉み込んで3~5分を目安にしっかりなじませておくのもヘアワックスを落とすポイントです。

ステップ3|しっかりとすすぐ

トリートメントは、ぬるま湯でしっかりすすぎます。髪にトリートメントの成分が残ったままになると、シャンプーが泡立たず、髪の汚れを完全に落とすことができません。ぬめりが取れるまでしっかりと洗い流しましょう。

ステップ4|シャンプーをする

トリートメントを丁寧に洗い流したあとは、通常通りにシャンプーをしましょう。シャンプーは泡立ててから髪に付けるのがおすすめです。手のひらで泡立ててからのほうが、髪に乗せてからの泡立ちが良くなります。

また、髪同士をこすり合わせるように洗うと、髪が傷んでしまうおそれがあるので、シャンプーの泡で包むように髪全体をやさしく洗いましょう。

シャンプーの泡立ちが弱い場合には無理にこすらず、一度流してからもう一度シャンプーするようにしましょう。

ステップ5|もう一度トリートメントをする

シャンプーのあとは、もう一度トリートメントをします。このトリートメントは、ヘアワックスを落とすためではなく、髪の補修やツヤのために行います。量は通常通りで問題ありません。

ヘアワックスを落とすときのように髪全体に付けるのではなく、毛先を中心に髪が傷んでいると感じる部分まで付けましょう。

ヘアワックスを落とす際の注意点

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ヘアワックスを落とすときはいくつかの注意点があります。ここではその4つの注意点を解説します。

熱いお湯で洗わない

ヘアワックスを落とすときに熱いお湯を使うのはNGです。41度以上の熱いお湯で洗うと、頭皮や髪が乾燥してしまいます。乾燥が続くと頭皮環境の悪化によってフケやかゆみも発生するので注意が必要です。38度前後のぬるま湯で洗いましょう。

また、カラーをしている方は、熱いお湯を使うとカラーの持ちが悪くなってしまうおそれもあります。あわせて注意しましょう。

すすぎ残しがないように注意する

シャンプーやトリートメントのすすぎ残しには十分に注意しましょう。シャンプーやトリートメントの成分が髪や頭皮に残ったままで過ごすと、炎症が起きたりかゆみが発生したりするおそれがあります。

髪に泡やぬめりがないことを確認し、洗い残している部分がないかどうかの確認も必要です。特に生え際はすすぎ残しが多い部分なので、念入りに洗い流しましょう。また、髪に指を通して、髪の間もしっかりすすぐことが大切です。

頭皮が荒れてしまう可能性もあるので、すすぎ残しがないようにしっかり洗い流しましょう。

ゴシゴシと力強く洗わない

なかなか落ちないからと力強く洗うのもNGです。力強く洗うことで頭皮を傷つけてしまったり、抜け毛や切れ毛の原因になったりするおそれがあります。頭皮を洗うときは指の腹を使ってやさしく揉み込むように洗いましょう。

シャンプーは髪同士の摩擦で汚れを落とすわけではありません。泡立てたシャンプーに汚れを付着させて、泡ごと洗い流すのがシャンプーです。髪をこすらなくても汚れは落ちます。コームを使いながら絡まった髪を解き、泡で包み込むように洗いましょう。

正しいシャンプーの方法については、下記の記事で紹介しています。
「スカルプケアの基本!健やかな髪と頭皮へ導く正しいシャンプーのやり方」

まとめ

ヘアワックスは、毎日きちんと落としきらないと髪や頭皮に悪影響を与えかねません。炎症を起こしたり、薄毛や抜け毛の原因になったりするおそれもあります。ヘアワックスを使った日は、シャンプーの前にトリートメントを使うと、ヘアワックスを落としやすくなります。また、ヘアワックスを頻繁に使う方は、保湿成分が含まれたシャンプーやトリートメントを常備しておくと良いでしょう。

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