パーマを長持ちさせる方法とは?落ちやすくなる原因も解説

ヘアサロンでパーマをかけてもらったら、できるだけ長持ちさせたいところです。しかし、お手入れ方法やスタイリング方法を誤ると、すぐにパーマが落ちてしまう可能性があります。今回は、パーマが落ちやすくなる原因と、長持ちさせるための方法を紹介します。
目次
パーマが落ちやすくなる原因

パーマが落ちやすくなる主な原因として、次の4つが考えられます。
- 髪質の影響
- 間違ったお手入れ
- 頻繁なアイロンやコテの使用
- 紫外線ダメージ
それぞれについて詳しくみていきましょう。
髪質の影響
パーマが落ちやすくなる原因のひとつに、髪質があります。例えば、硬くゴワついた髪は弾力が強く、パーマがかかりにくいため、施術後にすぐに落ちてしまうことがあります。
反対に柔らかすぎる髪も、髪内部のタンパク質が少なく薬剤が反応しにくいためパーマが長持ちしません。同じく傷みが激しい髪もパーマが落ちやすい傾向にあります。
間違ったお手入れ
間違ったお手入れも、パーマが落ちやすくなる原因のひとつです。例えば、シャンプーのときに髪をゴシゴシ擦ると、摩擦によって髪がダメージを受けます。すると髪の水分やタンパク質が流れ出てしまうため、パーマが落ちやすくなるのです。
特にパーマをかけてすぐの髪は、洗い方に注意が必要です。パーマをかけた直後はカールが安定していないので、髪をゴシゴシと強く洗うとパーマがダレやすくなってしまいます。
また、入浴後に髪を濡れた状態のままで放置するのも良くありません。髪の表面を保護しているキューティクルは通常閉じていますが、髪が濡れると開きます。
キューティクルが開くと髪内部の成分が流出しやすくなり、ダメージも受けやすくなるため、パーマの持ちが悪くなってしまいます。
頻繁なアイロンやコテの使用
パーマをかけた髪に頻繁にヘアアイロンやコテを使うことも、パーマが落ちる原因になります。パーマは薬剤の作用でカールをつくり出しているので、ヘアアイロンやコテを使ったからといって、完全にカールが伸びてしまうことはありません。
しかし、急激な温度変化や熱による髪へのダメージの影響で、パーマが落ちやすくなる可能性があります。
特にパーマをかけた髪はダメージを受けやすいので、ヘアアイロンやコテ、ドライヤーなどで熱を加え続けるのは避けましょう。
紫外線ダメージ
紫外線によるダメージも、パーマが落ちやすくなる原因です。髪に紫外線が当たると、キューティクルが大きなダメージを受けます。
すると髪内部の水分が流れ出て髪が乾燥したり、タンパク質が壊れて髪が弱くなったりするため、パーマが取れやすくなります。
パーマを長持ちさせるコツ

パーマを長持ちさせるには、正しい方法でお手入れやスタイリングをすることが重要です。ここでは、パーマを長持ちさせるために意識すべき8つのコツを紹介します。
パーマをかけた日はシャンプーを控える
パーマを長持ちさせたいなら、施術当日のシャンプーは控えましょう。施術後すぐは、まだカールの形が安定していない 可能性があります。
この段階でシャンプーをしてしまうと、パーマが落ちやすくなったり、形が崩れたりしてしまうことがあるのです。
一般的には施術後1~2日はシャンプーを控えることが推奨されていますが、難しい場合は施術当日だけでも控えましょう。どうしても洗いたい場合は、お湯だけで洗い流しましょう。
また、洗髪後に髪が濡れた状態のまま放置するのもパーマが落ちやすくなる原因になるため、すぐにドライヤーで乾かすことも大切です。
シャンプーはやさしく行う
パーマをかけた髪は、施術から何日か経っても傷みやすい状態にあります。その状態でゴシゴシと強く髪を洗うと摩擦でダメージを受け、パーマが落ちやすくなったり髪質が悪くなったりしてしまいます。
髪を洗うときは泡で包み込むようにして、やさしく丁寧に扱いましょう。また、正しい方法で髪を洗うことも大切です。下記の洗い方を記載しますので、参考にしてください。
- 髪をブラッシングする
- 38℃前後のお湯で髪を予洗いする
- シャンプーをしっかり泡立てて頭に乗せる
- 指の腹を使って頭皮を洗浄する
- 38℃前後のお湯で、洗浄の倍の時間をかけてすすぐ
- 毛先を中心にトリートメントを塗布してなじませる
- 38℃前後のお湯で、ぬめりがなくなるまでしっかりとすすぐ
洗髪後にタオルで髪を拭くときにも、ゴシゴシと擦ってはいけません。髪をタオルで包み、やさしく押さえてタオルに水分を吸収させましょう。
パーマヘア向けのヘアケア製品を選ぶ
パーマをかけた髪は外部からの刺激に弱いので、パーマヘア向けのヘアケア製品を使うことが大切です。洗浄力が弱めのシャンプーを選ぶことや、こまめにトリートメントでお手入れすることも心がけましょう。
髪の傷みが激しい場合は、通常のトリートメントに加え、洗い流さないトリートメントを併用するのも効果的です。 どのヘアケア製品が良いかわからない場合は、パーマの施術を担当した美容師に相談してみましょう。
ドライヤーでカールを意識しながらしっかり乾かす
ドライヤーで髪を乾かすときに髪を引っ張ると、カールが伸びやすくなります。カールを崩さないように意識しながら乾かしましょう。髪を乾かす基本の手順は下記の通りです。
- 髪に洗い流さないトリートメントをつける
- 上から下に向かってドライヤーの風を当てて全体を乾かす
- 毛先を軽く握りながら、カールのくせを付けるように乾かす
髪が濡れているとダメージを受けやすくなり、パーマの持ちが悪くなるため、髪全体から頭皮までしっかり乾かしましょう。
パーマの乾かし方をより詳しく知りたい方は、ぜひこちらの記事もご覧ください。
粗めのくしを使う
パーマをかけた髪を目の細かいくしで梳かすと、サラサラになって、カールが取れやすくなります。カールを維持するために、目が粗いくしを選びましょう。
パーマの状態でスタイリング製品を選ぶ

パーマのカールを維持するには、スタイリング製品を使うことがおすすめです。タイプや効果が異なるスタイリング製品を用意しておき、今のパーマの状態によって使い分けましょう。
例えば、しっかりとカールが残っている場合は、固めすぎないクリームタイプがおすすめです。カールが落ちてきているなら、キープ力が強いワックスを使うと良いでしょう。
また、パーマをかけた髪はパサつきやすいため、保湿用のヘアケア製品も併用することをおすすめします。
紫外線対策をしっかりする
パーマをかけた髪に紫外線が当たると、髪が大きなダメージを受けてパーマが落ちやすくなります。帽子を被ったりUVスプレーを活用したりして、髪を紫外線から守りましょう。さらにトリートメントなどを使ってアフターケアをすると安心です。
こまめにヘアサロンでメンテナンスをする
1か月に1回を目安にヘアサロンでメンテナンスすることも、パーマを長持ちさせる方法のひとつです。例えば、髪が伸びると重さでカールも伸びてしまうので、カットするとカールが戻る場合があります。
また、パーマは一度かければ完全に落ちてしまうことはありませんが、施術から2か月ほど経つとカールが伸びてきます。パーマがかかっている部分をカットするなら、そのときにパーマをかけ直すと良いでしょう。
髪をカットする予定がない場合は、カールが長持ちするデジタルパーマをかけることをおすすめします。
まとめ
パーマは髪質や間違ったお手入れ、紫外線ダメージなどによって落ちやすくなります。パーマをできるだけ長持ちさせるには、正しい方法でのケアやスタイリング、紫外線対策などが欠かせません。今回紹介した内容を参考に、パーマが長持ちする習慣を取り入れましょう。