パーマの乾かし方とは?長持ちさせるコツも紹介!

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パーマをかけた髪を、いつも通りにドライヤーで乾かすとパーマが取れるという話を聞いたことがある方も多いでしょう。しかし、「どうやって乾かせば良いのかわからない」という方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、パーマをかけた髪の乾かし方や長持ちさせるコツを紹介します。

パーマには大きく2種類ある

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パーマは大きく「コールドパーマ」と「デジタルパーマ」の2種類に分けられます。正しくお手入れするためにも、まずは2種類のパーマの特徴を把握しておきましょう。

コールドパーマ

コールドパーマとは、昔からある一般的なパーマです。髪に熱を加えず薬剤のみを使用してパーマをかけます。後に誕生したデジタルパーマが熱を利用するため、「熱を加えないパーマ=コールドパーマ」と呼ばれるようになりました。

コールドパーマのメリットは、熱を加えない分髪への負担が少なく、施術が比較的短い時間で終わることです。また、熱を加えないので、髪の根元からパーマをかけられる点もメリットです。

一方で、仕上がりがふんわりしていて、強めのカールが出にくいというデメリットがあります。また、形状記憶されにくいため長持ちしづらく、スタイリングをしないとウェーブが出にくい点もデメリットです。

デジタルパーマ

デジタルパーマは、髪に薬剤を塗布して巻いた後、熱を加えてカールをつくる方法です。縮毛矯正と基本的な仕組みは同じで、熱を加える分、コールドパーマよりも強めにカールが出ます。

「形状記憶パーマ」と呼ばれるほどカールが長持ちするため、スタイリングに手間をかけなくてもカールが固定できる点がメリットです。

一方で、薬剤を塗布する上に熱も加えるため、髪に負担がかかりやすいというデメリットがあります。傷んでいる髪にデジタルパーマを施すと、さらに髪が傷んでパサついたり枝毛になったり、髪が切れたりすることがあるため注意が必要です。

さらに、施術時に熱を使うため、頭皮に近い髪の根元にはパーマがかけられない点もデメリットです。

【種類別】パーマの乾かし方

【種類別】パーマの乾かし方の画像

コールドパーマとデジタルパーマは、それぞれ乾かし方が異なります。誤った乾かし方をするとパーマが取れやすくなってしまうので、種類別の正しい乾かし方を知っておきましょう。

コールドパーマの場合

先述の通り、コールドパーマはカールが緩やかで形状記憶されにくいため、髪を引っ張りながら乾かすとパーマが落ちる可能性があります。毛先を持つとついつい引っ張ってしまうので、毛先には触らないようにしましょう。

また、ドライヤーの風が強すぎるのも良くないため、手ぐしで髪をかき分けながら弱風でやさしく乾かすことが大切です。

「弱風だと乾くのが遅いのでは?」と思うかもしれませんが、タオルで髪の水分をしっかりと拭き取り、髪の根元から丁寧にドライヤーを当てていけば、弱風でもスムーズに乾かせます。やさしく乾かせば髪へのダメージも軽減できるので、ぜひ試してみてください。

髪のカールに合わせて、髪を指に巻き付けながら乾かすのも効果的です。コールドパーマは髪が乾くとカールが弱くなる性質があるため、指に巻き付けてくせを付けながら乾かしたほうがキレイな状態を保ちやすくなります。

デジタルパーマの場合

デジタルパーマはコールドパーマほど繊細ではありませんが、長持ちさせたいならやはり乾かし方を工夫する必要があります。

入浴後はすぐにタオルで髪を包み、押さえるようにしてやさしく水分を拭き取りましょう。次に、髪の根元のパーマが施されていないところを、ドライヤーの強風でスピーディーに乾かします。

髪の根元が乾いたらドライヤーを弱風にして、パーマが施されているところをやさしく乾かしていきましょう。コールドパーマと同じく、髪のカールに合わせて髪を指に巻き付けながら乾かすと、よりカールが出やすくなります。

この一連の作業によってカールがしっかりと固定されるので、この後のスタイリングがやりやすくなるはずです。

ちなみに、デジタルパーマは濡れるとカールが復活しやすい性質があります。もしも丁寧に乾かしたのに朝起きたときにカールが弱くなっていたら、スタイリング前に髪を濡らしましょう。

そうしてカールを復活させた後、上記の手順で髪を乾かしてスタイリングに移れば、キレイなカールがつくれます。

パーマを長持ちさせるためのポイント

パーマを長持ちさせるためのポイントの画像

乾かし方以外にも、パーマを長持ちさせるために意識したいポイントがあります。特に重要なポイントを2つ紹介しますので、さっそく取り入れてみましょう。

トリートメントでしっかりと保湿する

髪がダメージを受けると、髪の表面にあるキューティクルが剥がれてしまいます。そこから髪の水分やタンパク質などが流れ出してしまうと、パーマの形が維持できなくなってしまいます。

毎日トリートメントで髪を保湿・補修すれば髪のダメージが軽減されるので、パーマも長持ちしやすくなります。

ただし、パーマをかけた当日に髪を洗うと、カールが安定していないのでパーマが落ちる可能性があります。髪を洗うのは施術後48時間経過してから、少なくとも翌日まで待ってからにしましょう。

寝る前はしっかりと髪を乾かす

パーマを長持ちさせたいなら、寝る前にしっかりと髪を乾かすことも重要です。髪が濡れた状態で寝ると、カールが伸びてしまいます。また、髪が濡れるとキューティクルが開き、そこから水分やタンパク質が流れてしまうので、パーマが取れやすくなります。

長時間湿ったままになることで、頭皮に雑菌が増殖してトラブルが起こったり、ニオイが出たりする場合もあるので、必ず髪を乾かしてから寝るようにしましょう。

まとめ

パーマは熱を加えないコールドパーマと、熱を加えるデジタルパーマの2種類に分類されます。

2種類のパーマは施術方法だけでなく、カールの強さや形状記憶の効果なども違うため、パーマの種類によって乾かし方を変えなくてはなりません。乾かし方を間違えるとパーマが落ちやすくなるので、正しい乾かし方を覚えておきましょう。

また、髪が傷んでいたり濡れたまま寝たりすると、パーマが落ちやすくなります。パーマをかけた後はトリートメントで髪をしっかり保湿する、寝る前によく乾かすなどしてこまめにお手入れしましょう。

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