くせ毛にパーマはあり?パーマをかけるメリットや注意点を解説

生まれつきくせ毛があって悩んでいる方のなかには、「パーマをかけたほうが扱いやすくなるのでは?」と気になっている方もいるのではないでしょうか。今回は、くせ毛の方がパーマをかけるメリットや注意点、スタイリングのコツを解説します。
目次
くせ毛にパーマをするメリット

まずは、くせ毛の方がパーマをかけるメリットを紹介します。
長く自然のパーマスタイルを楽しめる
もともとくせ毛で自然なうねりがあるため、髪の構造から見てもパーマが長持ちしやすい傾向にあります。パーマをかけた髪と地毛の境目がナチュラルに見え、仕上がりもきれいです。
くせ毛の方の髪質はパーマがかかりやすいとされており、ストレートの方がパーマをかけるより長持ちするのもポイントです。スタイルが長持ちする分、おしゃれなヘアスタイルが長く楽しめて経済的にもメリットがあるといえそうですね。
スタイリングが楽になる
くせ毛を活かしたパーマをかけておくことで、朝のスタイリングが簡単になるのも利点のひとつです。頑固で気になるくせを直す時間が大幅に減り、時間に余裕がある毎日を送れるようになります。
ゆるくてかわいらしい無造作ヘアも簡単にアレンジできるようになるなど、今まで挑戦できなかったスタイリングに気軽に挑戦できるのも魅力です。
パーマをかければある程度髪型を固定できるので、特にアレンジせず、毎日好きな髪型をキープしたい方にもメリットは大きいといえます。
雨の日もまとまりやすくなる
くせ毛は湿気や乾燥といった環境の変化に弱く、広がったりうねりが強くなったりしやすい性質があります。パーマをかけて意図的にウェーブをつくっておけば、湿気などの影響を受けにくくなって扱いやすくなるのもポイントです。
特にスタイリングがしにくい梅雨どきでも、朝つくった髪型が崩れにくくなります。まとまりやすさが増し、憂鬱な雨の日も快適に過ごせるのでおすすめです。
くせ毛にパーマをする際の注意点

くせ毛にパーマをかけるメリットは多くありますが、扱い方を間違えると髪へのダメージが大きくなってしまいます。ここでは、くせ毛にパーマをかける際の注意点について解説します。
縮毛矯正後3か月はパーマNG
今までくせ毛対策として縮毛矯正をかけていた場合は、縮毛矯正の効果が薄れる3か月後以降にパーマをかけるのがおすすめです。
縮毛矯正をした直後にパーマをかけると、髪に与えるダメージがより大きくなります。傷んだ髪ではうまくパーマがかからず、思うように施術ができないといったトラブルに発展することもあるため注意が必要です。
パーマをかける前に、美容師に縮毛矯正をかけていたこと、最後の矯正がいつごろだったかなどを、具体的に説明した上で相談するようにしましょう。
ヘアケアはしっかり
くせ毛にパーマをかけると、どうしても髪が傷みやすくなります。そのため、施術前にしっかりとヘアケアをしてからパーマをかけることも重要です。
もともとダメージを負っていた髪にパーマをかけると、さらに髪が傷んで広がりやすくなります。髪のブリーチを繰り返している方も、すでにダメージが蓄積している可能性があるため、注意しましょう。
パーマをかける前に、美容師に髪質をチェックしてもらうのもおすすめです。状態を見極め、適切なケアをしてダメージを補修してからパーマをかけるようにすると良いでしょう。
髪質やくせ毛によってはパーマをかけないほうが良い
そもそも、くせ毛のなかにはパーマをかけないほうが良いタイプもあります。パーマが向いていないくせ毛は下記の通りです。
- 髪のくせが強く、チリチリしているくせ毛
- 髪の毛が太く、ごわごわしているくせ毛
こうしたくせ毛は薬剤や熱のダメージを受けやすく、かえって髪を傷めてしまう可能性があります。また、パーマは元のくせ毛よりもゆるくはかけられません。元のくせが強過ぎると、パーマそのものがかからないこともあります。
乾燥して髪が広がりやすい方も、パーマをかけることでより広がりやすくなるケースもあるので、施術前にじっくりカウンセリングを受けましょう。
くせ毛を活かしたパーマスタイル3選

ここでは、くせ毛を自然に活かしたパーマスタイルを3つ紹介します。
くしゅっとショートスタイル

髪全体にパーマをかけた、ラフで自然に決まるショートスタイルです。もともとのくせ毛をそのまま活かしたスタイルで、手軽におしゃれな雰囲気を演出できます。
髪の長さはある程度残して毛流れをつくり、気取らないカジュアルさを前面に出しているのが特徴です。欧米風のボーイッシュなイメージにしたい方にも適しています。
トップをふんわりボブスタイル

髪のトップにパーマをふんわりとかけ、自然なボリュームを出したスタイルです。高さを出すようにパーマをかけるので、毛量が少なくてトップがぺたんこになりやすい方に適しています。
自然なボリュームアップが叶い、広がった毛先ともなじみます。くせ毛をうまく活かしながら、スタイリングも楽になるおすすめのパーマスタイルです。
ゆるふわロングスタイル

くせ毛を活かしたロングスタイルにしたい場合は、耳のあたりから大きくカーブを描くようにパーマをかけるのもおすすめです。フェイスラインの近くからパーマをかけるので、重たくなり過ぎず自然なウェーブに仕上がります。
また、前髪のうねりが気になってスタイリングがうまくいかない方は、前髪だけにパーマをかけても良いでしょう。パーマは髪全体にかけるだけでなく、ピンポイントでかけて扱いやすくする手段としても使えます。
くせ毛に適したスタイリング剤の選び方
髪の毛も肌と同じで、適切なケアを継続していればスタイリングもしやすくなります。基本はヘアオイルなどのベース系スタイリング剤で保湿した後、ワックスなどのセット系スタイリング剤で髪型を整えるという手順です。
スタイリング剤といってもさまざまな種類があり、髪質によって適したスタイリング剤が違ってきます。ここでは、くせ毛の方に合ったスタイリング剤の選び方を解説します。
くせ毛さん向けのベース系スタイリング剤
くせ毛の方にぴったりのベース系スタイリング剤は、ヘアオイルかヘアミルク、ヘアクリーム です。
梅雨どきなど湿気が多いときに広がりやすい方、髪自体が太めの方、毛量が多い方はツヤ感を出しやすいヘアオイルが適しています。オイルをつけることで髪がまとまりやすくなり、その後のセットもしやすくなるのがポイントです。
おすすめのヘアオイル
UTAU(ウタウ) リッチオイルセラム

植物由来の美容オイルで、なめらかな肌・髪へ
肌と髪をなめらかに整える8種の植物オイルを配合。
様々なシチュエーションで使用できるマルチ美容オイル
30mL ¥4,840(税込)
ヘアオイルの使い方は下記の記事でも紹介しているので、よろしければご覧ください。
一方で、髪質が硬くてごわごわしていても、ダメージが少ない健康的な髪ならヘアミルクで十分対応できます。
おすすめのヘアミルク
UEVO(ウェーボ) ジュカーラ ヘアカスタ

自然なニュアンスでショートスタイルからパーマスタイルまで幅広い「やんわり」ウェーブを楽しめる新テクスチャー
マカデミアナッツバター※1
ビルベリー※2
卵殻膜※3
を配合し、なめらかなテクスチャーを実現。
95g ¥2,178(税込)
※1 マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル、※2 ビルベリー葉エキス ※3 加水分解卵殻膜 ※すべて保湿成分
ヘアミルクの使い方は下記の記事でも紹介しているので、よろしければご覧ください。
くせ毛のうねりを抑えたい場合はヘアクリームを使っても構いませんが、毛量が少ない方は付け過ぎるとボリュームが出にくいので注意が必要です。また、くせ毛を活かしてスタイリングしたい場合は、髪の様子を見ながらクリームの量を調節しましょう。
おすすめのヘアクリーム
UTAU(ウタウ) ソフトコンデンス

うるおいを与え、ふんわりやわらかな髪へ
軽くやわらかな質感がふんわりとしたナチュラルスタイルを演出。
乾燥しやすい髪にうるおいを与えます。
60g ¥3,080(税込)
くせ毛さん向けのセット系スタイリング剤
セットするときのスタイリング剤は、目指すイメージに合わせて選びましょう。
くせ毛の良さを活かしてふんわりと自然なボリュームを出したいときは、ムースフォームタイプのものが適しています。髪の毛の少ない方や、髪が細い方にもムースはおすすめです。
おすすめのムース
UEVO(ウェーボ) ジュカーラ キャラメイクホイップ6

ホイップのような泡が弾力感を与え、固めすぎない 「ふんわり」ウェーブをつくる
弾力感のあるふんわりウェーブスタイル、リッジ感のあるうるおいスタイルに。
115g ¥1,452
300g ¥3,509(すべて税込)
くっきりとしたウェーブを出してトレンド感を出したいときは、しっかりスタイルが決まるジェルタイプかハードタイプのワックスがぴったりです。毛束をつくって髪が広がるのを抑えられるので、くせ毛を気にせずスタイリングできます。
まとめ
くせ毛の方がパーマをかけると、髪がまとまりやすくなってスタイリングが楽になる上、パーマが長持ちするメリットが得られます。パーマ前に髪質やダメージの蓄積などを確認しておくことも大事なので、施術前に美容師とよく相談しましょう。
スタイリング剤は、髪質・目指すイメージに合わせてベース系とセット系を選ぶと、理想のヘアスタイルがつくりやすくなります。自然なくせを味方につけて、おしゃれな毎日を楽しんでみてください。