髪のうねりの原因と5つの対策!朝にできるスタイリング方法も解説
髪がうねると、まとまりにくくなったり広がってしまったりしてスタイリングがしづらくなります。何とかしたいと思っているものの、対処法がわからず困っている方は多いのではないでしょうか。
今回は、髪のうねりの原因と対策方法、うねりが気になるときのスタイリング方法などについて紹介します。
目次
髪のうねりが目立ち始める原因
髪がまとまらない、スタイリングがうまくいかないなど、髪がうねると何かと面倒なことが増えていきます。
もともとくせ毛だった方だけでなく、髪がストレートだった方でも気づいたら髪がうねるようになっていることがあります。
ここでは、髪のうねりが目立ち始める原因について解説します。
「うねりではなくボサボサ髪で困っている」という方は、下記の記事を参考にしてみてください。
加齢
髪がうねる原因のひとつが「加齢」です。年齢を重ねるとともに顔のたるみが気になり始める方は多いですが、顔だけでなく頭皮もたるみます。頭皮がたるむと毛穴がゆがみ、髪の根元にある毛包(髪が生えてくる通り道)までゆがんで、生えてくる髪がうねってしまうのです。
また、年齢を重ねると女性ホルモンの分泌量が減少します。女性ホルモンには髪のハリやツヤ、うるおいを保つはたらきがあるため、女性ホルモンが減ると髪がうねったりパサついたりしやすくなります。
ダメージの蓄積
髪はドライヤーの熱や紫外線、パーマ、ヘアカラーなどによって日々ダメージを受けています。そのダメージによって、髪が傷むとキューティクルが剥がれ、髪の水分バランスが崩れるため、うねりやすくなります。
毛髪を構成する成分の大部分は「ケラチン」というタンパク質でできていて、主に複数のアミノ酸で構成されています。
髪がダメージを受けるとケラチンを構成するアミノ酸が失われ、髪のハリやコシがなくなってうねりが出やすくなります。
不規則な生活
乱れた食生活や飲酒、喫煙、睡眠不足など、不規則な生活が続くと髪に栄養が届きにくくなり、髪が痩せてしまいます。
また、栄養不足になると女性ホルモンのはたらきが弱まるため、髪のハリやコシが失われてうねりやすくなります。
髪のうねりを防ぐ5つの対策
加齢による頭皮のたるみや髪へのダメージなどが原因で起こる髪のうねりですが、下記の5つの対策で予防できる可能性があります。
- 頭皮マッサージで血行を促す
- アミノ酸が含まれるシャンプーを利用する
- 定期的にサロントリートメントやヘッドスパを行う
- 毎日の髪のダメージを防ぐ
- 生活習慣を見直す
それぞれの対策方法について、詳しくみていきましょう。
頭皮マッサージで血行を促す
頭皮をマッサージすると血行が良くなり、髪に栄養が届きやすくなります。また、頭皮の新陳代謝が上がってたるみが改善されるため、髪のうねりの予防につながります。
アミノ酸が含まれるシャンプーを利用する
髪のうねりが気になるなら、アミノ酸配合のシャンプーを使うのもおすすめです。アミノ酸は髪の主成分であるケラチンをはじめ、皮膚や筋肉など人体を作るのに欠かせないタンパク質を構成する物質です。
アミノ酸配合のシャンプーを使うと髪にアミノ酸が補給され、髪のハリ・コシやうるおいがアップしてうねりが出にくくなるといわれています。
定期的にサロントリートメントやヘッドスパを行う
アミノ酸配合のシャンプーで髪を洗った後は、トリートメントで髪をケアしましょう。トリートメントには、ケラチンやコラーゲンなどのタンパク質が配合されており、ダメージを内部から補修する効果があります。
また、髪表面のキューティクルを整えてコーティングする効果もあるため、髪が余分な水分を吸収して膨張し、うねりが生じるのを防止するのに役立ちます。
可能であれば、月1回程度を目安に美容室でトリートメントやヘッドスパをしてもらうのが理想です。プロの手によって髪質を改善したり、頭皮環境を整えたりしてもらえば、さらに髪がうねりにくくなります。
毎日の髪のダメージを防ぐ
アミノ酸配合のシャンプーやトリートメントによるヘアケアは、髪のうねり防止の効果を期待できますが、そもそも髪が傷まないように心がけることも重要です。
濡れた状態の髪はキューティクルが開いており、強くこするとキューティクルが剥がれて傷んでしまいます。タオルドライの際には力を入れてゴシゴシこすらないようにしましょう。
また、濡れた髪を放置すると髪が傷みやすくなるだけでなく、頭皮に雑菌が繁殖しやすくなるためドライヤーで根元からしっかり乾かしましょう。
ドライヤーの熱でも髪が傷むので、アウトバストリートメントやヘアオイルをつけてから乾かすのがおすすめです。
生活習慣を見直す
不規則な生活が続くと髪が痩せてうねりやすくなるので、生活習慣を見直しましょう。髪のもととなるタンパク質や、代謝に欠かせないビタミン・ミネラルを中心に、バランスの良い食事を取るよう心がけます。
また、ストレスや睡眠不足は頭皮の血行不良や代謝の低下を招くので、ストレスが溜まりすぎないようにして、しっかり睡眠を取りましょう。
髪のうねりが気になるときのスタイリング方法
対処法を試しても、すぐに髪のうねりが落ち着くとは限りません。また、雨の日などにうねることもあるため、髪のうねりが気になる朝にできるスタイリング方法を知っておきましょう。
STEP1|髪を濡らしてタオルドライする
スタイリングを始める前に、まずは髪を濡らしてタオルドライしましょう。髪をこすると傷んでしまうので、揉むようにして水分を拭き取ります。
STEP2|ドライヤーで温風&冷風を当てて整える
続いて、ドライヤーで髪を乾かしましょう。上から下に風が当たるように意識しながら、温風で髪の根元から乾かし乱れを整えます。
髪が乾いたら冷風を当てて、さらに丁寧に髪を整えましょう。温風の後に冷風を当てると、乱れが整った状態を維持しやすくなります。
STEP3|アイロンやコテをさっと通す
ドライヤーで髪を整えたら、アイロンやコテでうねりを伸ばしましょう。一度に多くの毛束を伸ばそうとすると、内側の髪に熱が当たりにくくなるため、毛束は少なめに取るのがポイントです。
また、温度が低すぎるとうねりが戻りやすくなり、高すぎると髪が傷んでしまうのでアイロンやコテの温度は130~170度程度を目安にしてください。うねりを伸ばし終わったら、再度ドライヤーで冷風を当てて整った状態をキープできるようにします。
スプレーやヘアオイルで髪を守る
最後にヘアスプレーやヘアオイル、ワックスなどで仕上げれば、髪がコーティングされて水分を吸収しにくくなり、よりうねりが戻りにくい状態になります。
髪型をキープしたいならヘアスプレー、ツヤを出したいときはヘアオイルなど、希望の仕上がりに応じて使い分けると良いでしょう。
まとめ
髪のうねりは加齢や髪へのダメージ、不規則な生活などが原因で起こります。髪のうねりが気になってきたら、頭皮マッサージをしたり生活習慣を見直したりするなど、今回紹介した対処法を試してみましょう。