デミ コスメティクスが植物オイルと植物エキスによる毛髪成長促進効果を発見。その新たなアプローチとは?

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デミ コスメティクス毛髪科学研究所は、約40年にわたり毛髪・頭皮の研究に取り組み、日本人の毛髪・頭皮を科学的に分析・研究を続けています。

育毛は多くの人が気にする髪の悩みの一つです。日夜研究を行うデミ コスメティクス毛髪科学研究所が、国立研究開発法人 理化学研究所 生命機能科学研究センター 器官誘導研究チーム(研究当時)と共同で“特定の植物オイルと植物エキスの組合せが毛髪成長促進効果を有すること”を発見しました。

ここには、一体どんなテクノロジーの秘密があるのでしょうか?
解説していきます!

この記事を監修した人

DEMI毛髪科学研究所 M.A

DEMI毛髪科学研究所 M.A

17年間基礎研究一筋で大学や研究機関との共同研究を進めながら毛髪の構造解析や物性測定、細胞試験によって製剤の機能性評価や新規素材提案に従事。
「すべての人に10代の髪を生やす」の基礎研究ビジョンのもと近年ではスカルプケアの素材提案、理論構築を担当。

これまでとは違う切り口に着目

見た目の印象を決めるのに髪の毛が重要な要素なのは皆さんもご存じだと思います。

不規則な生活やストレス等の社会環境、食生活の変化により、抜け毛や脱毛、細毛、薄毛の悩みは、壮年男性だけでなく世代や性別を問わず広がっており、育毛促進、脱毛予防等を目的とした頭皮頭髪用の製剤開発がますます期待されています。

髪の毛は「毛母細胞」が分裂して伸びていきますが、これまではこの細胞を活性化させることや、血流の改善などが注目されてきました。

植物パワーで叶える毛根活性化の新発見

髪のヘアサイクルの中で毛髪の成長期に毛根が脂肪層に潜り込む現象から、”「油性成分」の素材に着目×エゴマオイル・ルイボスエキス”の組み合わせが育毛関連遺伝子の発現を促進し毛根活性化の機能を高めることを発見

共同研究では髪のヘアサイクルの中で毛髪の成長期に毛根が脂肪層に潜り込む現象から、素材選定では油性成分に着目し、新たな育毛成分の発見を目指して成分の探索を行いました。

理化学研究所が保有する評価系によりα-リノレン酸を含むエゴマオイルなどの植物オイルやルイボスエキスなどの特定の植物エキスにおける毛幹長上昇の有意性を確認し、日華化学の育毛素材探索および機能性確認技術のノウハウを生かし検討を進めた結果、α-リノレン酸を含むエゴマオイルとルイボスエキスの組合せが、すでに育毛効果が確認されているミノキシジルやアデノシンと同等に毛髪の成長を制御する育毛関連遺伝子(※1,2)の発現を促進し、毛根活性化へと導く機能を高めることを発見しました(図1)。

デミと理化学研究所の共同研究のテクノロジー画像
(図1)植物オイルと植物エキスによる毛髪成長促進効果

また、本研究成果から、日華化学と理化学研究所は共同で当オイル、当エキスの組合せの育毛効果において特許を取得いたしました(特許第7323143号)。

※1 毛乳頭細胞から産出され、毛母細胞に作用し、毛母細胞の増殖・分裂を促すことで毛幹を成長させ、毛髪の太毛化を維持・促進させる細胞成長因子「FGF-7」
※2 毛乳頭細胞から産出され、毛母細胞の毛幹や内毛根鞘細胞への分化を担い、毛髪を抜けにくくする因子「Wnt10b」

まとめ

この研究では、新しいアプローチでの毛髪成長促進効果が確かな裏付けとともに実証されました。
これからもデミ コスメティクス毛髪科学研究所は育毛作用のテクノロジーに挑み続けます。この研究にて確認された成果を活かし、これらの組合せ成分を配合した多くの髪の悩みを抱える人々に向けた育毛商品、スカルプケア商品の開発をご期待ください。

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