頭皮のニオイが気になる女性必見!ニオイの原因と対策法6選

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頭皮のニオイを気にしている女性は意外に多いものです。ふとしたときに頭皮のニオイが気になり、周りの人から不快に思われていないか不安を感じている方もいるのではないでしょうか。しかし、なぜ頭皮が臭うのか、どう対処したら良いのかわからない方もいるでしょう。

今回は、頭皮のニオイの原因と対策方法を紹介します。

【女性向け】頭皮のニオイの原因

頭皮を鏡で見る女性の画像

頭皮のニオイに対処するには、まず頭皮が臭う原因を突き止めることが重要です。主な原因として、下記があげられます。

  • 皮脂の過剰分泌によるニオイ
  • 加齢によるニオイ
  • 間違ったヘアケアによるニオイ
  • 頭皮の病気によるニオイ

それぞれの原因を詳しく解説しますので、当てはまるものがないかをチェックしてみましょう。

皮脂の過剰分泌によるニオイ

頭皮のニオイの原因で多いのは、皮脂の過剰分泌です。頭皮はもともと皮脂の分泌が多い箇所ですが、偏った食生活やストレス、睡眠不足などが続くと皮脂の分泌が増えます。

増えた皮脂を常在菌が脂肪酸に分解すると、独特なニオイが出てくるといわれています。

加齢によるニオイ

加齢によって頭皮が臭うようになる場合もあります。女性は「ラクトン」と呼ばれる成分を放っていることはご存知でしょうか。ラクトンとは甘い香りのする成分で、頭皮や汗などのニオイを隠す効果があるといわれています。

しかし、ラクトンの分泌のピークは10代後半であり、その後は徐々に分泌量が落ちていきます。さらに、30代になるとラクトンの分泌量が大幅に減少して体臭が変化するのです。

また、40代ごろからは加齢臭の原因となるノネナールという成分が分泌され始めるため、頭皮のニオイが気になることがあります。

間違ったヘアケアによるニオイ

間違った方法でのヘアケアも頭皮のニオイの原因です。例えば、シャンプーでしっかり頭皮を洗っていないと余分な皮脂が残り、それを常在菌が分解してニオイを発生させます。

反対に洗浄力の強いシャンプーを使うなどして皮脂を落とし過ぎた結果、頭皮のバリア機能が低下して雑菌が繁殖し、頭皮が臭うようになることもあります。

頭皮の病気によるニオイ

脂漏性皮膚炎や粉瘤(ふんりゅう)など、頭皮の病気が原因でニオイが出ていることもあります。

脂漏性皮膚炎とは、過剰分泌された皮脂によってマラセチア菌が増殖し、頭皮が赤くなったりかゆくなったりする病気です。皮脂が過剰分泌されているので、頭皮から皮脂臭が出ることもあります。

粉瘤は皮膚の内部に袋状の組織ができ、そこに皮脂や角質が溜まる病気です。溜まった皮脂や角質が排出されるときに悪臭を発します。

【女性向け】頭皮のニオイの対策方法6選

頭皮を触る女性の画像

気になる頭皮のニオイを改善するにはどうすれば良いのでしょうか。ここでは頭皮のニオイの対策方法を6つ紹介します。

自分の頭皮の肌質に合ったシャンプーを使う

洗浄力の強いシャンプーで皮脂を落とし過ぎると、頭皮のニオイが発生しやすくなるので、肌質に合う刺激の少ないシャンプーを使いましょう。

おすすめなのは、アミノ酸系やベタイン系などの洗浄力が穏やかなシャンプーです。頭皮の乾燥を感じているなら、保湿成分配合のシャンプーを使うのも良いでしょう。

正しいヘアケアを行う

正しいヘアケアを行うことも頭皮のニオイ対策として有効です。頭皮に余分な皮脂が残っているとニオイやすくなるので、シャンプーをしっかり泡立てて丁寧に頭皮を洗いましょう。

ただし、皮脂を落とそうとして洗い過ぎると、頭皮のニオイを悪化させる場合があるため、シャンプーは1日1回までに留めておくことが大事です。

また、熱いお湯を使うと必要な皮脂まで落とされて頭皮が乾燥し、後から余計に皮脂が分泌されてしまうので、38℃程度のぬるめのお湯ですすぐことも重要です。すすぎ残しがないように、洗浄にかかった時間よりも長い時間をかけてすすいでください。

シャンプー後に髪が濡れた状態のまま放置すると雑菌が繁殖しやすくなるので、洗髪後はドライヤーでしっかりと髪を乾かしましょう。

食事内容を見直す

野菜の画像

頭皮のニオイが気になるときは、食事内容も見直しましょう。脂っこい食事や糖分が多い食べ物は皮脂の分泌を増やすので、できるだけ避けるようにします。

頭皮のニオイを抑えるのに役立つ食べ物を取り入れるのもおすすめです。例えば、ブロッコリーやアーモンドなど抗酸化作用のあるビタミンC・ビタミンEが豊富な食べ物を食べると皮脂の酸化を抑えられます。

皮脂の分泌量が多い場合はカツオやささみ、ウナギなどのビタミンB₂・ビタミンB₆が豊富な食べ物を食べると良いでしょう。

また、りんごやココアのような消臭効果が期待できる成分を含む食材を食べるのもおすすめです。

質の高い睡眠をとる

睡眠不足が続くとホルモンバランスが乱れ、皮脂の分泌が増えることがあります。また、頭皮や髪の健康に欠かせない成長ホルモンの分泌量も低下するので、質の高い睡眠を取ることを心がけましょう。

なお、質の高い睡眠を取るには下記を意識して生活することが大切です。

  • 食事は就寝3時間前までに済ませる
  • 就寝前にアルコールを摂取しない
  • 夕方以降にカフェインを摂取しない
  • 就寝2~3時間前に入浴する
  • 就寝30分前からPCやスマートフォンの使用を控える など

適度に運動をする

運動不足であまり汗をかかないと皮脂が酸化しやすくなるので、頭皮のニオイが強くなることがあります。

エアコンが効いた室内で過ごす時間が長いなどで汗をかく機会が少ない場合は、適度に運動して汗を流し、衰えた汗腺を鍛えましょう。

ただし、激しい運動は加齢臭の原因となるノネナールを発生させてしまいます。ウォーキングなどの軽く汗をかく程度の運動がおすすめです。

ストレスを溜めないようにする

ストレスが溜まると皮脂の分泌量が増えて、頭皮がニオイやすくなります。また、ストレスが溜まると血管を収縮させる交感神経が優位になって頭皮の血行不良が起こるため、抜け毛や薄毛、白髪などのトラブルも発生しやすくなります。

軽い運動や友人との食事、旅行など、自分なりのストレス発散方法を見つけてストレスが溜まり過ぎないようにしましょう。

まとめ

頭皮のニオイの主な原因は、皮脂の過剰分泌や加齢、間違ったヘアケアなどさまざまです。正しく対処するためにも、なぜ頭皮が臭うのか原因を突き止めましょう。

原因がわかったら、シャンプーを変えたり食事内容を見直したりと、今回紹介した対処法を試してみてください。

脂漏性皮膚炎や粉瘤などの病気が原因で頭皮が臭っている場合は、医療機関を受診して医師に相談してみましょう。

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