AGAって何?AGAの原因とスカルプケアについて解説!
見た目の印象を大きく左右する髪。
その髪をつくっているのは土台となる地肌である。
シャンプーをしない人はほとんどいないだろうが、地肌を気にかけている人は少ない。
5年後も10年後も、今ある髪を当たり前にするために、
今回はスカルプケアについて紹介。
目次
自分の髪のリスク、知っている?
まずは次の4つのチェック項目で、自分の今の髪の状態と未来のリスクを把握しよう。
□1)額の生え際より手前に産毛がある
前髪をかきあげたとき、生え際より少し手前に産毛がまばらにある場合は、生え際が後退しているということ。
□2)抜け毛が細い
正常な場合でも人は1日に約100本の髪が自然と抜ける。
問題なのは細く短い産毛のような髪が抜けること。
□3)体毛が濃い
体毛が濃いことは男性ホルモン(テストステロン)値が高いということ。
男性らしさの象徴ではあるが、将来薄毛になるリスクがあるということ。
□4)母方の親族に薄毛の方がいる
母方の親族に薄毛の方がいる場合、将来薄毛になる遺伝的リスクを持っている。
一つでも当てはまったら、「今」と「未来」に男性型脱毛症(AGA)になる可能性アリ。
男性型脱毛症(AGA)ってなんだ?
AGAは放っておくと悪化する
AGAはandrogenetic alopecia(アンドロジェネティック アロベシア)の略で男性型脱毛症のこと。
男性ホルモンの動きが大きく関与した脱毛症であり、近年の研究成果により、その特徴や脱毛に至るまでのメカニズムが解明されている。
AGAの特徴は、進行性の脱毛症であるということ。
ケアをせずに放っておくと、下図のように症状が進行していく。
AGAは母方から遺伝する可能性大
遺伝ですべてが決まるわけではないが、AGAは遺伝的要因が強いのも事実。
自分のリスクをちゃんと把握し、早めのケアで遺伝要因に立ち向かおう。
AGAのヘアサイクルとは?
健康な髪の寿命は数年であることを知っているだろうか。
髪の誕生から脱毛までの過程をヘアサイクルと呼び、それぞれのパートに分けられる。(下イラスト図参照)
健康なヘアサイクルの場合、3~5年かけて太い髪が育っていくが、AGAになるとこの成長が短くなり、髪が十分に育つことなく脱毛する。
つまり髪の一生が短くなり、髪の細毛化・抜け毛につながるのだ。
AGAを引き起こす「危険因子」って何?
男性らしい骨格や体毛、筋肉といった身体的特徴を導く男性ホルモン。
いくつかの種類の中で、「テストステロン」と「ジヒドロテストステロン」という2種類のホルモンがAGA症状に関連することがわかっている。
だが、この2種類の男性ホルモンがすぐに直接薄毛の原因となるわけではない。
他の要因と結びつき変化することで、抜け毛の原因となる脱毛因子を生み出すようになってしまうのだ。
男性ホルモンの変化を止める
元気な髪をつくるには、〇〇が必要だ
髪は毛根で育つ。つまり、健康で太くしなやかな髪を育てるために、毛根活性がカギを握っているのだ。
中でも毛髪の成長と因果関係があることがわかっているのが、毛乳頭細胞内にある「FGF⁻7」(別名:ケラチノサイト成長因子)だ。
これは毛髪づくりの司令塔の役割を持ち、髪をつくる細胞「毛母細胞」の増殖や分裂をコントロールしている。
良い組織に良いリーダーがいるのと同じように、健やかな髪をつくるには欠かせない存在だ。
実際に薄毛部分では、FGF‐7が減少していることがわかっている。
元気な髪を作る司令塔FGF‐7
FGF‐7は増やすことができる
抜け毛を減らす方法は?
髪を抜くと毛根を包み込む白いゼリー状のものが付いている。
これは「内毛根鞘(ないもうこんしょう)」といい、毛根と髪につなぎとめる接着剤のような役割を果たしている。
この内毛根鞘が強固だと、正常なヘアサイクルを維持することができ、成長しきれない細い毛が抜けてしまうことを予防できるのだ。
内毛根鞘をつくるのはWnt10b(ウィントテンビー)というタンパク質の一種。Wnt10bの量が多い髪は抜けにくく、太く健やかに育つことが期待できる。
内毛根鞘を形成し、強化するWnt10b
Wnt10bは増やすことができる
これが基本のスカルプケアだ!
当たり前だが、何もせずに成果を得ることはできない。
功績の裏には、必ずちゃんとしたプロセスがある。
スカルプケアの正しいプロセスを理解し、毎日実践することが、未来の成果につながるはずだ。
STEP1 予洗い
髪を適度にぬらすだけではなく、
あらかじめお湯で髪・地肌表面の汚れを落とし、皮脂をとれやすくする。
STEP2 スカルプシャンプー[医薬部外品]
シャンプー剤は髪表面につけてしっかりと泡立てる。
地肌に直接シャンプー剤をつけて洗うのはNG。
泡立つ部分は「髪の毛」なので、髪表面につけて泡立て爪を立てず、
指の腹を使って、地肌全体に泡を行き渡らせやさしく洗おう。
STEP3 すすぐ
“洗い’’と同時に“すすぎ’’にもしっかりと時間をかけよう。
目安は、根元が「キュッ」となったら終了。
STEP4 スカルプトリートメント[医薬部外品]
スカルプトリートメントは、地肌に直接つけて使用。有効成分によりうるおいを補給し、地肌環境を整える役割で、根元にハリ・コシを与えてなめらかな指通りへ。
STEP5 ヘアトリートメント
ヘアトリートメントは、髪の中間~毛先(ダメージしやすい部分)につけよう。
髪のダメージをケアするためのアイテムで、うるおいを与えながら、さらりと軽い指通りへ。
その後は、なめらかさが残る程度にすすごう。
STEP6 スカルプエッセンス[医薬部外品]
タオルドライ後につける。医薬部外品のスカルプエッセンスは、髪を育てるためのアイテムなので、とくに薄毛が気になる部分に重点的につけよう。
地肌に有効成分を浸透させ、発毛を促進。薄毛・脱毛を予防しながら、強く抜けにくい健やかな髪に。
ワンランク上のスカルプケアでより健康な髪に
健やかで太く強い髪を育むための最後のキーワードは血流。良い血流を意識して日々のケアを続けることが、未来の健やかな髪を導いてくれる。
サプリメント編
血液が運ぶ栄養素をエネルギー源として毛根は活性する。
けれども必要な栄養素を日々積極的に取り入れることが難しいと思う人も多いはず。
サプリメントを併用し、手軽に習慣化することがおすすめ。
美容ギア編
地肌や髪のためにマッサージが有効なことはわかっていても継続が難しいのも現実。そんなときは、多機能な美容ギアを賢く取り入れ、機械任せにすることで継続性を高めるのもおすすめ。
ワンランク上のスカルプケアがきっと確かな手ごたえを導いてくれるはず。
※写真・イラストはすべてイメージです。
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「デキる男」が当たり前にしている6つの習慣は
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