白髪は切る?抜く?染める?出始めに知っておきたいトリセツ公開

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白髪は年齢を重ねるにつれて出現する自然な現象です。しかし白髪が目立ち始めると、老けて見られるのではないかと不安になるかもしれません。白髪が生えてしまったときは、どう対応すれば良いのでしょうか。今回は、白髪への対応方法や注意点について紹介します。

白髪が気になったら「染める」か「切る」

白髪の画像

白髪が目立ち始めると、自分の印象が変わってしまうのではないかと不安になるものです。しかし、早めの対策で白髪をうまくカバーすれば、若々しい印象を保てるでしょう。

白髪への代表的な対応方法として、「染める」か「切る」のふたつの方法があります。
それぞれの特徴を理解して、自分に合った方法を選びましょう。

好みの染め方で目立たなくする

白髪が気になり始めたら、ヘアサロンで自分の好みに合わせた染め方を選ぶのがおすすめです。

普通のカラーと白髪染めを組み合わせることで、自然な仕上がりになります。髪全体を明るいトーンに染めると、白髪が目立ちにくくなる利点もあります。

「白髪をぼかしたい」とオーダーすれば、スタイリストが適切な方法を提案してくれるでしょう。

例えば、ブリーチでハイライトを入れたあと、ファッションカラーで全体を染めることで、白髪と黒髪の境目が馴染み、目立ちにくくなります。こうした工夫で、白髪、ブリーチ部分、黒髪にそれぞれニュアンスカラーが入り、立体感のある仕上がりになります。

急に染めた感を出したくない方や、サロンでのカラーで刺激を感じやすい方は、自宅でのカラートリートメントがおすすめです。徐々に白髪をカバーしながら、髪にツヤとうるおいを与えてくれます。

ただし、サロン品質の仕上がりを求めるなら、プロの技術を信頼するのがおすすめです。担当のスタイリストに相談して、自分に合った染め方を見つけてみてください。

数本なら切っても良い

白髪が数本程度なら、カットは手軽で効果的な対応方法です。

白髪をカットする際は、髪の内側や伸びても隠せる部分を選ぶのがポイントです。根元近くからハサミで丁寧に切るようにしてください。大きなハサミを使うと、白髪以外の髪も一緒に切ってしまうおそれがあるため、眉毛用の小さいハサミを使うのがおすすめです。

周りの髪を傷つけないよう、慎重に行いましょう。白髪の本数が少ない間は、カットで十分対応できるはずです。

ただし、髪を切ると、毛の断面が太くなってしまいます。伸びてきた白髪が周りの髪よりも目立ってしまい、全体的に髪が太くなったように見えてしまうことがあるのです。

髪の表面や顔周り、もみあげの白髪は、伸びるとツンツンと跳ねてきて目立ちやすくなるため、不自然な印象を与えかねません。白髪をカットするなら、目立たない内側の方にできた白髪に限定するのがベストです。

白髪を上手に馴染ませるためにも、カットは最小限にとどめることをおすすめします。

白髪を抜くのはNG!

悩む女性の画像

白髪を見つけたからといって、安易に抜いてしまうのはおすすめできません。

白髪に限らず髪を抜く行為は、頭皮に大きなダメージを与える場合があります。無理に髪を抜くと毛穴を痛めて傷めてしまうだけでなく、毛根そのものにも悪影響を及ぼすこともあるのです。

繰り返し白髪を抜いていると、毛穴の奥にある毛細血管まで傷ついてしまうこともあります。その結果、毛穴から出血することもあるでしょう。血液は雑菌にとって格好の栄養源となるため、炎症を引き起こすリスクが高まります。

頭皮の炎症は、メラノサイトの機能低下につながるおそれがあります。メラノサイトは、髪を黒く着色するメラニンをつくる細胞です。メラノサイトの機能が十分でなくなると、メラニンの生成量が減少し、白髪が増えていくことになります。

また、白髪を抜くと毛穴の形が歪み、次に生えてくる白髪がくせ毛になる場合もあります。くせ毛になるとまとまりにくく広がってしまうため、余計に目立つリスクも考えられるでしょう。

さらに、頭皮環境の悪化は白髪以外の問題も引き起こします。炎症によってフケが増えたり、頭皮のかゆみを感じたりするケースもあるでしょう。健やかな髪を維持するためには、頭皮の健康が何より大切です。

白髪を発見しても抜くのではなく、別の対応方法を選ぶことをおすすめします。

目立つ部分には白髪隠しアイテムがおすすめ

白髪隠しをする画像

白髪が目立ち始めたら、美容室で部分的に染めてもらうこともできます。外出前にさっと自分で染めたいなら、白髪隠しアイテムを活用するのがおすすめです。最近では、スティックタイプやファンデーションタイプなど、さまざまな種類の白髪隠しアイテムが豊富に展開されています。

生え際など部分的に白髪を隠したい方には、スティックタイプやマスカラタイプが適しています。コンパクトで使いやすく、生えてきたばかりの白髪もピンポイントでカバーできるでしょう。

白髪の範囲が広い方には、ファンデーションタイプやパウダータイプがおすすめです。短時間で手間なく広範囲の白髪を隠せます。

長時間のお出かけや色落ちを防ぎたい方は、リキッドタイプやクリームテクスチャの商品を選ぶと良いでしょう。カバー力が高く、白髪をしっかりと隠せます。ベタつきが気になる方はさっぱりとしたパウダータイプを選ぶのがおすすめです。

白髪隠しを選ぶ際は、自分の髪色になじむカラーを選ぶことが大切です。髪色より明る過ぎると浮いてしまうので、迷ったらワントーン暗めを選ぶと失敗がありません。

髪や頭皮の乾燥が気になる方は、保湿成分が含まれているかもチェックしましょう。植物成分やヒアルロン酸などが配合されていると、髪のコンディションを保ちながら白髪を隠すことができます。

まとめ

白髪が気になり始めたら、「染める」もしくは「切る」で対応していきましょう。ヘアサロンでの染色やセルフケアでの白髪隠しなど、さまざまな方法があります。白髪を切ることはかえって白髪を目立たせるリスクもあるため、慎重に行うことが大切です。

自分に合ったアプローチを見つけて、早めの対策で若々しい印象を保ちましょう。

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