髪を守るタオルドライの方法を解説!正しい方法でダメージを抑えよう
タオルドライとは、濡れた髪の水分をタオルで拭き取ることです。美しい髪を保つためには、タオルドライをすることが欠かせません。濡れた髪をそのまま放置すると、髪と頭皮への多大なダメージにつながります。また、正しい方法で行わないと髪を傷める原因にもなるので、しっかりタオルドライの基本を押さえておくことも大事です。
今回は、タオルドライの効果と正しい方法、自然乾燥がNGな理由について詳しく解説します。
目次
タオルドライの効果・メリット
健康的な髪を保つには、適切な方法でタオルドライをすることが重要です。ここでは、タオルドライをするメリットについて解説します。
ドライヤー時間の短縮で髪を守れる
髪のキューティクルを守るためには、ドライヤーの熱風にあてる時間をできるだけ短くすることが大切です。
タオルドライを丁寧に行うことで髪の表面の水分量を減らせるため、ドライヤーを使用する時間を最小限に抑えられます。熱によるダメージを軽減することで、髪の健康を維持できるでしょう。
ドライヤーの温風は髪だけでなく頭皮にも影響を与えるため、頭皮の乾燥を防ぐ意味でも、タオルドライによってドライヤーの時間を短縮することは重要です。
アウトバストリートメントの効果が高まる
洗髪後のタオルドライは、ドライヤーを使う前に塗布するアウトバストリートメントの効果を最大限に引き出すためにも重要です。
髪の表面に水分が残っていると、トリートメントの浸透を妨げるおそれもあります。髪の余分な水分をタオルでしっかりと吸収することでトリートメントの成分が水で薄められてしまうのを防げるため、髪の内部まで行き渡りやすくなります。
アウトバストリートメントのうるおいやサラサラ感がよりいっそう高まるでしょう。
自然乾燥がNGな理由
濡れた髪をそのまま放置することは、髪と頭皮に悪影響を及ぼします。ここでは、自然乾燥を避けるべき主な2つの理由について詳しくみていきましょう。
せっかくのケアも台無しになる
濡れた状態の髪はキューティクルが開きやすく、デリケートな状態にあります。そのまま自然乾燥させてしまうと、髪のツヤが失われ、パサつきの原因となってしまいます。細毛や切れ毛などのダメージにもつながりかねません。
トリートメントなどでせっかく毛髪内部に補った保湿成分などが流れ出てしまい、ケアの効果が半減してしまいます。また、カラーの染料も流れ出やすくなるので、カラーの褪色にもつながります。
頭皮にとって悪いことだらけ
髪を自然乾燥させることは、頭皮の健康にとっても好ましくありません。濡れた状態が長時間続くほど、頭皮は雑菌が繁殖しやすい環境となってしまうのです。頭皮のニオイを引き起こす原因にもなり得ます。
濡れた頭皮は温度が下がりやすく、血行不良を招く可能性もあります。頭皮の血流が悪化すると髪に必要な栄養が行き渡らなくなり、髪の成長や健康状態に悪影響を与えかねません。
頭皮を清潔に保ち健康的な状態を維持するためにも、自然乾燥は避けましょう。
タオルドライの正しいやり方
タオルドライを始める前に、まず洗髪後の髪から水分を取り除くことが大切です。両手のひらで髪を挟むようにして、頭の形に沿って根元から毛先に向かって優しく水分を絞り出しましょう。摩擦を最小限に抑えるために、ゆっくりと少しずつ行うことがポイントです。
使用するのは身体を拭いた後のバスタオルではなく、髪用の大きめのタオルを用意することをおすすめします。吸水性の高い素材のものを選ぶと、効果的にタオルドライを行えるでしょう。
タオルドライ用のタオルも販売されているので、活用するのもひとつの手です。
タオルドライは髪と頭皮に優しく、効果的に水分を取り除くために重要な手順です。しかし正しい方法で行わないと、かえって髪にダメージを与えてしまうことがあります。
ここでは、タオルドライの手順や気を付けるべきポイントについて段階的に解説します。正しいやり方を身につけて、美しい髪を手に入れましょう。
頭皮を軽くもみ込む
タオルドライは、まず頭皮部分から始めましょう。タオルを頭にかぶせ、軽く頭を押さえながら、頭皮や髪の根元の水分を吸収するようにタオルを当てていきます。髪や頭皮をゴシゴシと強くこすることは厳禁です。
指の腹を使って頭皮を優しくもみ込むようにして水分を取り除くことが大切です。頭皮を刺激し過ぎないよう、ゆっくりと丁寧に行いましょう。
頭皮のマッサージは血行を促進し、健康的な頭皮環境を維持するためにも効果的です。
中間から毛先はポンポンと優しく叩く
頭皮の次は、髪の中間から毛先にかけてタオルドライを行います。タオルで髪を挟むようにして、根元から毛先に向かって水分を吸収していきましょう。
タオルで髪を挟んだまま下方向にスライドさせるのは避けてください。摩擦によるダメージの原因となってしまいます。
タオルで髪をポンポンと優しく叩くように水分を取り除くのがおすすめです。髪を大切に扱うことを心がけましょう。
タオルドライは手早く行う
タオルドライは、全体で2~3分程度で完了させるのが理想的です。あまり長い時間をかけてしまうと、髪へのダメージにつながる可能性があるためです。
タオルドライの主な目的は、濡れた状態の髪の時間を最小限に抑えることにあります。そのため、素早くかつしっかり水分を取り除くことを心がけましょう。
効率を重視するあまり乱暴に扱うのは禁物です。髪をいたわるように、優しく丁寧に行うようにしましょう。
タオルドライ後は即ドライヤーをする
タオルドライは、あくまでもドライヤーで髪を乾かすための準備段階です。タオルドライ後は、必ずドライヤーを使って髪を完全に乾かすようにしましょう。
タオルドライをしたからといって、濡れた髪にタオルを巻いたまま長時間過ごすのは避けてください。濡れた状態が続くことで頭皮が冷えて血行不良を引き起こしたり、雑菌の繁殖を招いたりするおそれがあるためです。
髪と頭皮の健康を守るためにも、タオルドライ後はすみやかにドライヤーで乾燥させましょう。
まとめ
タオルドライは髪へのダメージを防ぐだけでなく、アウトバストリートメントの効果を高めます。また、ドライヤーの時間を短縮することで髪と頭皮を守る効果もあります。
正しいタオルドライの方法を身に付けることが、美しい髪を手に入れるための第一歩です。使用するタオル選びにもこだわることで、髪と頭皮のダメージを最小限に抑えましょう。タオルドライの工程は手早く行い、必ずドライヤーで乾かすことを忘れないようにしてください。
自分の髪を大切にするために、今日から丁寧なタオルドライを心がけてみましょう。