【白髪対策】見つけたときにできる応急処置と白髪を少なくする対策

【白髪対策】見つけたときにできる応急処置と白髪を少なくする対策の写真

白髪が目立つと老けて見えるため、何とかしたいと考える方は多いでしょう。しかし、白髪にどのように対応すれば良いかわからない方もいるのではないでしょうか。

今回は白髪に気づいたときの応急処置と、少しでも白髪を減らすための対策を紹介します。

白髪になる原因をおさらいしよう

悩む女性の画像

白髪に対応するには、白髪になる原因を把握することが大切です。白髪になる原因は数多くありますが、特に下記の4つは白髪になる大きな要因だといわれています。

  • 加齢
  • 遺伝
  • ストレス
  • 生活習慣

もともと生まれたばかりの髪は透明であり、髪に色が付くのはメラニンが与えられるためです。年齢を重ねるとメラニンを生成する機能が落ちて、髪にメラニンが与えられなくなり、透明の髪になります。その髪に光があたることによって、白髪に見えるようになります。

また、家族や親族に白髪が多い人がいる場合は、その体質が遺伝して白髪が増えやすくなることがあります。

ストレスも白髪の原因のひとつです。ストレスが溜まると交感神経が優位になり、「ノルアドレナリン」という物質が分泌されます。ノルアドレナリンはメラニンを作る細胞を減らす作用があるため、メラニンが作れなくなって白髪が生えてくることがあります。

生活習慣の乱れも白髪の原因です。例えば、食生活が乱れていて栄養が偏ると、メラニンを生成するための栄養が不足して白髪が生えやすくなります。

また、睡眠不足が続くと髪の生育に関わる成長ホルモンの分泌が減り、メラニンを作る細胞のはたらきが弱くなって白髪になる場合があります。

そのほかの白髪の原因については下記の記事にて詳しく解説していますので、ぜひこちらも参考にしてみてください。

白髪の原因は何か。白髪のメカニズムとあわせて解説

白髪に気づいたときの応急処置

白髪を自分で染めている画像

出かける前に急に白髪が気になってしまうのはよくあることです。そのまま外出したくないと思っても、どう対応したら良いかわからず困ることもあるでしょう。

ここでは白髪に気づいたときの応急処置を紹介します。なお、こちらで紹介する方法は一時的に白髪を隠す方法であり、根本的な解決には至りません。白髪を減らす方法については、次の項で解説します。

切る

お出かけ直前に白髪に気づいたときは、目立つ白髪を切ってしまうのもひとつの方法です。中途半端な長さで切るとかえって目立つ場合があるので、根元から切るようにしましょう。

ただし、髪の表面や顔周り、もみあげあたりの白髪は、伸びてきたときにかえって目立ってしまうことがあるため注意が必要です。

また、白髪が気になるからと抜いてしまう方もいますが、白髪を抜くのはNGです。白髪はメラニンが与えられず白くなってしまっただけで、まだ成長する髪であることも少なくありません。

そのような髪を無理やり抜くと、毛根や頭皮にダメージを与えてしまいます。白髪を抜いた箇所が炎症を起こし、新たな髪が生えてこなくなるおそれもあるので抜く以外の方法で対応しましょう。

白髪隠しアイテム

急いで白髪を隠したいなら、白髪隠しアイテムを使うのも良いでしょう。白髪隠しアイテムの効果は一時的なものでシャンプーすると落ちてしまいます。とはいえ、お出かけ前に急いで白髪を隠したいときに役立ちます。

白髪を一時的に染める着色料には、マスカラタイプ・コームタイプ・ファンデーションタイプ・スプレーなどがあります。

種類形状用途
マスカラタイプまつげに使うマスカラのような形状白髪を数本染めたいとき向き
コームタイプ髪をすくクシのような形状先端に着色料がついておりとかす感覚で使いたいとき向き
ファンデーションタイプ顔用のファンデーションと同じ形状白髪が多く広範囲で塗りたいとき向き
スプレータイプヘアスプレーのような形状広範囲に塗りたいとき向き
※スプレータイプは、服や家具などにつかないよう注意が必要

各アイテムの特徴を把握して、使いやすいものを選びましょう。

カラートリートメント

時間に余裕がある場合は、カラートリートメントを使うのもおすすめです。着色料入りのトリートメントを繰り返し使うことで少しずつ白髪を染めていきます。

通常の白髪染めはキューティクルを開いて内部に着色料を入れますが、カラートリートメントは髪の内部を壊さず表面付近を着色するため、髪に負担がかかりにくいのも特徴です。

ただし、表面付近を着色しているだけなので、頻繁に使用しないとすぐに色が抜けてしまいます。

白髪染め

時間に余裕がある方で、しっかりと白髪を隠したいなら白髪染めを検討しましょう。自宅でできるセルフカラーもありますが、自分でキレイに染めるのは非常に難しいので美容室で染めてもらうのがおすすめです。

美容室ならプロの手でキレイに染めてもらえるだけでなく、お客様の髪質や希望の色味に合わせた薬剤選定を行ってもらえます。デザインカラーで白髪を染めつつおしゃれを楽しむこともできるので、美容師に相談してみましょう。

白髪を少しでも減らすための対策

頭皮を触る女性の画像

「白髪が生えるのは仕方ない」と諦めている方もいるかもしれませんが、適切にケアすれば黒い髪が生えてくる可能性があります。

白髪の発生や増加を完全に止めるのは難しいですが、ケアし続ければ白髪が生えにくい状態をキープすることも可能です。

ここでは白髪を少しでも減らすための対策を紹介します。ぜひ日々のケアに取り入れてみてください。

食生活を改善する

食生活の乱れは白髪を招く原因のひとつです。食生活を改善して、メラニンの生成に必要な栄養素を取り入れましょう。

特にタンパク質・亜鉛・アミノ酸などの髪の生育に必要な栄養素と、ヨード・アントシアニンなどのメラニンの生成を促進する栄養は積極的に摂取したいところです。

また、黒ゴマ・黒米などの黒い食べ物と、赤身肉・イチゴなどの赤い食べ物は白髪予防に良いとされているため、毎日の食事に取り入れてみましょう。

質の良い睡眠をとる

質の良い睡眠は、髪の生育に欠かせない成長ホルモンを分泌させるため、白髪予防に有効です。成長ホルモンは入眠から約3時間の深い睡眠をしている間に分泌されるため、6時間以上の十分な睡眠時間を確保するようにしましょう。

また、睡眠の質を良くするためにも、下記のような過ごし方を心がけることも大事です。

  • 就寝1~2時間前にしっかり入浴する
  • 寝る前に照明を暗くする
  • 就寝直前までスマートフォンやPCを見ない

運動習慣をつける

運動には血行促進効果があるといわれているため、髪に必要な栄養素を行き渡らせることが可能です。身体を動かすことで睡眠の質を向上できるほか、ストレス解消にもなるので、白髪予防につながります。

運動が苦手な人や、忙しくて運動する時間がとれない人の場合は、軽いストレッチやヨガなどを取り入れると良いでしょう。

頭皮のマッサージをする

頭皮をマッサージすると血行が促進されるため、白髪予防に役立ちます。下記の手順で頭皮をまんべんなく揉みほぐしましょう。

  1. 耳の上あたりから頭頂に向かって、指の腹で円を描くようにほぐす
  2. 額の生え際を真ん中からこめかみに向かって、指の腹で上下に動かしながらほぐす
  3. 後頭部を頭頂から首に向かって、指の腹で円を描くようにほぐす

シャンプーのときにマッサージをすると習慣化しやすくなります。

白髪対策用シャンプーや美容液を利用する

血行を促進する成分や細胞を活性化させる成分、頭皮をケアする成分が配合された白髪対策向けのシャンプーや美容液を使うのもおすすめです。

刺激が強いシャンプーは頭皮に負担をかける可能性があるので、低刺激のものを選びましょう。

まとめ

白髪が生える主な原因は、加齢や遺伝、生活習慣などです。完璧に白髪が生えないようにするのは難しいですが、生活習慣を改善したり頭皮マッサージで血行を改善したりして、白髪が生えにくい頭皮環境を整えましょう。

お出かけ前に白髪に気づいた場合は、白髪を切ることや白髪隠しアイテムで応急処置するのがおすすめです。カラートリートメントや美容室で白髪染めをすることもできます。自分に合った方法を探しましょう。

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