髪を洗う頻度は毎日?2日に1回?自分に適した回数の見つけ方
髪を洗う頻度について、「毎日洗うべき」という話と「数日に1回で良い」という話の両方を耳にしたことがある方は多いでしょう。実際のところ、髪はどれくらいの頻度で洗えば良いのでしょうか。今回は、髪を洗う頻度について詳しく解説します。
目次
髪を洗う理想の頻度は1日1回?2日に1回?
髪を洗う頻度についてさまざまな話がありますが、適切な回数は1日1回です。実際に多くの人が毎日髪を洗っています。
ただし、日本人女性は乾燥肌の人が多い傾向にあり、頭皮の皮脂の分泌量も少なめなので、2日に1回のペースが良いともいわれています。
なお、1日2回以上髪を洗うと、健康な髪の育成に必要なうるおいや栄養まで洗い流されてしまい頭皮や毛根に負担がかかります。
美髪を目指して髪を洗っていたはずが、逆に髪がパサパサなったり、頭皮がかゆくなったりと、髪や頭皮にトラブルが発生する可能性があるため洗い過ぎに注意しましょう。
また、理想の髪を洗うタイミングは夜です。1日の汚れをしっかり落とし、頭皮環境を整えて眠ることにより髪の成長が促されます。
毎日シャンプーするメリット
1日1回シャンプーすることには、さまざまなメリットがあります。どのようなメリットがあるのか詳しくみていきましょう。
ただし、頭皮の状態や髪質によって髪を洗う適切な頻度が変わるため、自分に合う頻度を考えることが大切です。
嫌なニオイを防げる
髪に皮脂や汚れが溜まると、雑菌の繁殖や皮脂の酸化によって嫌なニオイが発生します。1日の終わりに余分な皮脂や汚れを洗い流せば、嫌なニオイが出るのを防止できます。
健康な髪を育む
頭皮の毛穴に皮脂が溜まった状態で放置すると、ニキビや湿疹などの炎症が起こって頭皮環境が悪化する可能性があります。1日1回のシャンプーで頭皮を清潔に保つと、健康な髪を育てるのに役立ちます。
気分をリセットできる
シャンプーすると髪や頭皮の汚れを落とせるだけでなく、気分がすっきりします。お気に入りの香りのシャンプーを使うと、より癒されるでしょう。
また、シャンプーするついでに頭皮をセルフマッサージすると、頭皮の血行が良くなり疲れも取れやすくなります。
シャンプー頻度を減らすデメリット
「2日に1回のほうが良いのでは」と安易に髪を洗う頻度を減らすと、デメリットが生じる可能性があります。
皮脂や汚れが溜まってしまう
シャンプーの目的は、頭皮についた皮脂や汚れ、スタイリング剤などを落とすことです。特に皮脂やスタイリング剤などの油性の汚れは、シャンプーに配合されている界面活性剤の力を借りて落とす必要があります。
安易にシャンプーの回数を減らすと皮脂やスタイリング剤が落としきれなくなり、頭皮に汚れが溜まってしまいます。頭皮に汚れが溜まると雑菌が繁殖したり、フケやかゆみに悩まされたりすることも多いです。
髪がベタつきやすくなってしまう
頭皮の皮脂が多い場合は、シャンプーの頻度を減らすと髪がベタつきやすくなります。髪がベタつくと不快なだけでなく、髪の根元が立ち上がりにくくなってスタイリングに影響することもあるでしょう。
また、シャンプーの頻度が足りないと髪がテカって清潔感のない見た目になります。スタイリング剤が髪に残ってゴワゴワする原因にもなります。
【髪を洗う頻度】理想の回数の見極め方
安易に髪を洗う頻度を落とすと、頭皮に汚れが溜まったり髪がベタついたりしやすくなります。
そのため基本的には毎日シャンプーしたほうが良いですが、ライフスタイルや髪質によっては頻度を減らしたほうが良い場合もあります。
次の項で毎日髪を洗ったほうが良い人の特徴を紹介しますので、自分が当てはまるかどうかをチェックしてみてください。
毎日髪を洗ったほうが良い人
毎日髪を洗ったほうが良いのは、下記に該当する人です。
- 髪が汚れやすい環境にいる人
- 頭皮が脂性肌の人
- 毎日スタイリング製品を使用している人
これらの特徴について詳しく解説します。
髪が汚れやすい環境にいる人
屋外で過ごすことが多い人やスポーツをする人は、ホコリや塵がつきやすく髪が汚れやすい傾向にあるため、毎日髪を洗うのがおすすめです。また、たくさん汗をかく夏場は、毎日髪を洗ったほうが良いでしょう。
頭皮が脂性肌の人
頭皮の皮脂の分泌量が多い脂性肌の人も、毎日髪を洗ったほうが良いでしょう。脂性肌の人がシャンプーの頻度を落とすと、頭皮に余分な皮脂が溜まって頭皮環境が悪化したり嫌なニオイが発生したりしやすくなります。汗っかきの人も髪や頭皮が汚れやすいので、毎日洗うのが理想です。
毎日スタイリング製品を使用している人<
毎日スタイリング製品を使用している人も1日1回髪を洗いましょう。スタイリング製品をきちんとシャンプーで落とさないと、頭皮の毛穴に詰まってトラブルが起こる可能性があります。
また、髪についているスタイリング製品が、眠っている間に顔や背中などのほかの部位についてしまい、ニキビや肌荒れなどのトラブルを起こすリスクもあります。
頻度だけでなく適切なシャンプーを選ぶことも重要
健康で美しい髪を維持するには、髪を洗う頻度だけでなく適切なシャンプーを選ぶことも重要です。ここでは、自分に合ったシャンプーの選び方を紹介します。
髪・頭皮の状態に合ったものを選ぶ
シャンプーにはさまざまな種類があるので、それぞれの特徴を把握して自分の髪や頭皮の状態に合うものを選びましょう。シャンプーの基本的な種類として、下記の3種類があります。
- アミノ酸系
- 石けん系
- 高級アルコール系
それぞれの特徴をみていきましょう。
アミノ酸系
髪の主成分であるタンパク質を構成するアミノ酸系の洗浄成分で作られたシャンプーです。弱酸性で髪や頭皮への刺激が少ないというメリットがあります。
石けん系
石けんと同じく、天然由来の界面活性剤を配合したシャンプーです。刺激が少ないため敏感肌の人でも使いやすいでしょう。
アルコール系
石油系の界面活性剤を配合したシャンプーです。洗浄力が強い分、頭皮への刺激も強いため、敏感肌や乾燥肌の人は避けるのが無難です。
美容師に相談してみよう
シャンプーにはさまざまな種類があり数も多いので、どれを選べば良いものか悩む方も多いでしょう。そんなときは美容師に相談するのもおすすめです。
美容師に相談すれば、プロの視点から配合されている成分なども考慮して、自分の髪質や頭皮の状態に合うシャンプーを提案してもらえます。
まとめ
髪を洗う頻度は1日1回が基本です。ただし、髪質やライフスタイルなどによっては、毎日洗わないほうが良いケースもあります。
自分の髪質や頭皮の状態、ライフスタイルなどを考慮した上で髪を洗う頻度を決めましょう。