髪をもう絡ませない!絡まる原因と対策を解説

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髪が絡まりやすいと、直すのに時間や手間がかかります。無理に髪の毛をほどこうとすると、切れ毛や枝毛の原因にも……。どうしたら絡まなくなるのか知りたいですよね。そこで今回は、髪が絡まる原因や対策について解説します。

髪が絡まるのはなぜ?

髪が絡まっている画像

髪が絡まる原因は髪質だけではありません。普段の習慣や誤ったケア方法によっても、髪は絡まりやすくなります。まずは、髪が絡まる原因についてみていきましょう。

元々の髪質

元々の髪質が細くて柔らかい方は、硬くてハリのある髪質の方に比べて髪が絡まりやすい傾向があります。髪質は遺伝的な要因も考えられるため、細毛や軟毛を根本的に変えることは困難です。

髪質が原因となると、くせ毛も髪が絡まる原因に感じる方もいるかもしれません。しかし、湿気で髪の毛が少しカールする程度であれば、絡まる原因にはなりません。

ダメージや乾燥

カラーやブリーチ、パーマ、ヘアアイロンなどで髪の毛がダメージを受けると、髪が絡まりやすくなってしまうため注意が必要です。

髪のダメージによっては、キューティクルが開いてしまい、乾燥を招きやすくなります。髪が乾燥すると静電気が発生しやすくなり、髪がくっついて絡まる原因になります。

日々のケア

日々のケアの仕方によっては、髪が絡まりやすくなる場合があります。髪が濡れたままの状態でいると、濡れた髪同士が擦れ合うことで摩擦によるダメージを引き起こしやすくなるのです。

とはいえ、ドライヤーで乾かし過ぎるのもおすすめできません。髪にダメージを与えやすくなるため、日頃から適切なケアを心がけましょう。

寝ている間の摩擦

寝ている間の寝返りにより、枕と髪が何度も擦れることで摩擦によるダメージが生じやすくなります。摩擦が起こると髪のキューティクルが傷つき、水分をキープしにくい状態になるのです。また、静電気も起こりやすくなり、毛髪同士がくっついて絡まる原因になります。

枕カバーの素材によっては、静電気を起こしやすいため注意しましょう。髪が絡まりやすい方は髪へのダメージが少ない素材のものを検討してみるのがおすすめです。

髪が絡まるときの対応方法

髪にヘアミストをしている画像

髪が絡まってしまったときは、落ち着いて適切な方法で対応しましょう。ここでは、3つの方法を紹介します。

焦らず毛先からほどく

慌てて髪をほぐそうとすると余計に絡まりやすくなるため丁寧に対応しましょう。無理にほどこうとせず、毛先のほうから手ぐしや目の粗いくしなどで少しずつほどいていくのがポイントです。一気にほぐそうとすると切れ毛の原因になるため、落ち着いて行いましょう。

また、絡まりがひどいときは、ヘアオイルやヘアミルクを活用するのもおすすめです。髪の乾燥が気になるときはヘアオイル、サラリとした使い心地が良ければヘアミルクを選ぶなど使い分けると良いでしょう。

ヘアミストを使ってほどく

髪の絡まりをほぐそうとして水をつける方がいますが、髪にとっては逆効果になることもあります。また、水をつけるとうねりが増してしまうこともあるので、ヘアミストを吹きかけてからほぐすことをおすすめします。

髪がほどけにくい部分にはヘアミストを多めに吹きかけると、ほぐしやすくなるでしょう。髪全体にうるおいを与えたら、目の粗いくしで上から下にコーミングしていくのがポイントです。

ただし、細くてふんわりとした髪質の猫っ毛の方は、上から下にとかすと髪に負担がかかってしまいます。ダメージを抑えるために、毛先から少しずつ丁寧にとかしていきましょう。髪の毛の絡まりがなくなったら、そのままにせずにしっかりと乾かしておくことも大切です。

サロントリートメントを受ける

一度ダメージを受けた髪はそう簡単に元には戻りません。これ以上ダメージを与えないようにケア方法を見直したり、トリートメントを使用したりする方もいるでしょう。

とはいえ、自分なりにケアをしていても、髪の絡まりが気になることもあるかもしれません。そんなときは、プロの力を借りるのもひとつの方法です。美容室には専門の知識をもったスタッフがいるので、髪質に合ったアドバイスがもらえます。

髪が絡まるのを防ぐ方法

髪を触る女性の画像

普段から髪が絡みやすい状態だと、その分ダメージも蓄積してしまうため未然に対応することが大切です。髪が絡まらないように対策することで、髪への負担が軽減できます。ここでは、髪の毛が絡まるのを防ぐ方法について解説します。

トリートメントで栄養を補う

髪のパサつきやゴワつきを防ぐために、トリートメントを使用する方法があります。トリートメントで髪に必要な栄養を補い、ダメージを受けにくい髪に整えておきましょう。

トリートメントは内部補修だけでなく、表面の補修効果もあります。髪にうるおいを与えられるので、ブラッシングもスムーズです。

トリートメントを中間から毛先につけて、コームでとかして全体に行き渡らせましょう。髪が絡まりやすい方は、トリートメントとサロンケアを併用することをおすすめします。

ドライヤーの前にアウトバストリートメント

アウトバストリートメントをつけると、髪の絡まりを防ぎやすくなります。アウトバストリートメントとは、濡れた髪にも使える洗い流さないトリートメントのことです。

髪のダメージケアのために使用するもので、髪の質感を整えるはたらきがあります。また、髪をとかす際に起こる摩擦や、ドライヤーの熱から髪を守ることができます。

トリートメントをつけるときと同様に、中間から毛先にかけてつけるようにして、最後にコームで全体にとかしていきましょう。

正しくブラッシング

髪を乾かしたら、キューティクルの流れを整えるように軽くブラッシングしていきましょう。まず、おでこの髪の生え際から頭頂部にかけてとかした後に、顔を下に向けて後頭部から頭頂部にかけてとかしていきます。最後に根元から毛先にかけてとかして終了です。

ただし、髪を乾かしてからブラッシングし過ぎると静電気が生じやすくなるため注意しましょう。なお、髪にツヤがほしい方は、動物の毛で作られたブラシを使用するのもおすすめです。

日中は徹底して紫外線対策

紫外線は肌だけでなく髪にも影響をおよぼします。年間通して降り注いでいるため、毛先まで忘れずにケアしましょう。

ケアをせずに油断していると、髪にダメージが蓄積してパサつきや切れ毛などの原因になりかねません。日傘や帽子、UVカット効果のあるスプレーを上手に活用して、紫外線から髪を守りましょう。

まとめ

髪が絡まる原因は元々の髪質のほかに、間違ったケア方法やカラーやパーマなどによる髪へのダメージの影響があります。髪の毛が絡まってしまったときは、焦らず丁寧に髪をといていったり、ヘアミストを活用したりする方法を試しましょう。

また、髪を絡まりにくくするために、普段からトリートメントを使用するのもおすすめです。紫外線対策も忘れずに行い、健康的な髪を維持していきましょう。

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