髪をツヤツヤにする方法は?ツヤがなくなる主な原因は日々のケアにあった!

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ツヤのある髪は若々しく、清潔な印象を与えてくれます。しかし、「最近髪がパサついて、ツヤがなくなってきた」と感じている方は多いのではないでしょうか。髪のツヤはキューティクルのダメージが関係しているため、早めのケアが大切です。

今回は髪のツヤがなくなる原因と、ヘアケアの方法について詳しく解説します。

髪のツヤとは?

はてなが浮かんでいるい女性の画像

そもそも髪のツヤとは何なのでしょうか。髪の表面はキューティクルという組織によって保護されており、キューティクルが整っていると光をきれいに反射します。この反射した光が髪のツヤです。

髪のツヤが頭頂部あたりでキレイな輪っかを描いている状態は、“天使の輪”と呼ばれます。これは、健やかで美しい髪の象徴とされており、キューティクルと毛流れが整っていると現れるといわれています。

髪にツヤがなくなる原因

どのような原因で髪のツヤがなくなってしまうのでしょうか。ここでは、具体的な原因を5つ解説します。

濡れたままで放置

濡れた髪はキューティクルが常に開いており、損傷しやすい状態です。濡れたまま長時間放置していると内部のタンパク質や水分が逃げてしまい、髪が乾燥して空洞化しやすくなるのです。

キューティクルが開いた敏感な状態での枕やタオルとの強い摩擦も、髪のダメージにつながります。

カラーやパーマによるダメージ

カラーやパーマをすると、髪が傷みやすくなります。カラーやパーマでは、内部に薬剤を浸透させるために髪のキューティクルを無理やり広げています。

ダメージが進行するとキューティクルが剥がれてしまい元の状態には戻せません。繰り返し施術をすることで髪の状態はどんどんと悪くなってしまいます。同じく白髪染めも髪のツヤを失う原因のひとつです。

ヘアアイロンやドライヤーによる熱ダメージ

髪はヘアアイロンやドライヤーなどの熱によってもダメージを受けます。長時間の使用や高温によって髪はやけどした状態になり、固くなってパサついてしまうのです。

キューティクルの下には、髪の構造の大部分を占めるタンパク質の層「コルテックス」があります。コルテックスの繊維構造は160℃以上の熱で変性してしまうといわれており、ヘアアイロンやドライヤーの熱の温度設定には注意が必要です。

髪が濡れた状態でヘアアイロンをかけるのも厳禁です。開いた状態のキューティクルに直接熱が伝わり損傷してしまいます。

紫外線によるダメージ

肌が紫外線を浴びて乾燥するように、髪も紫外線によって水分が失われます。特にカラーやパーマなどでキューティクルが開いている場合、よりダメージを受けやすいでしょう。髪だけでなく、頭皮の乾燥も髪に悪影響を及ぼします。

髪の老化

歳をとってから髪のツヤがなくなったと感じる方は多いのではないでしょうか。実は髪も年齢とともに老化します。肌質や体調と同じように30代前半から変化が現れ始めることが多く、うねったりコシやハリが減ったりしていくのです。

髪をツヤツヤにするケア方法・習慣

ブラッシングしている画像

髪のツヤを取り戻すにはどうすれば良いのでしょうか。ここからは自宅で簡単にできるケア方法を5つ紹介します。

ブラッシング

キューティクルを整えたり、皮脂を全体に行き渡らせ髪にツヤを与えたりするほか、ブラッシングでの頭皮マッサージによる血行促進は、頭皮のケアだけではなく、髪の状態を良くすることにもつながります。

いきなり頭頂部からブラッシングをしてはいけません。まずは絡まった髪をとかすために毛先から始めて、徐々に上へと移動させましょう。切れ毛の原因となるため、強い力で無理にブラッシングするのも厳禁です。

用途に合わせてブラシを変えると、なお効果的です。シャンプー前にブラッシングで毛流れを整えるときはスケルトンブラシ、シャンプー後には木製のくしを使用しましょう。頭皮マッサージにはクッションブラシ、ドライヤー時には獣毛のブラシがおすすめです。

シャンプー・トリートメント

正しいシャンプー方法を身に付けることは、髪のツヤを取り戻すのに不可欠です。下記の手順に沿ってシャンプーをしましょう。

  1. シャンプー前に目の粗いブラシで髪をとかす
  2. ぬるめのお湯で予洗いをする
  3. 手でシャンプーを泡立ててから髪を洗う
  4. すすぎ残しがないようぬるま湯で入念に流す
  5. 目の粗いブラシで髪をとかして、毛先を中心にトリートメントを付ける

ブラッシングと予洗いで、ある程度の汚れが落とせます。トリートメントの前にブラッシングをすると、トリートメントが髪全体に行き渡りやすくなります。

ドライヤー

ドライヤーをしている女性の画像

ドライヤーのやり方も髪のツヤ感を左右します。下記の3つのポイントに注意して髪を乾かしましょう。

  1. タオルで髪の水分を拭き取る
  2. ダメージが気になる部分を中心にヘアオイルや洗い流さないトリートメントを付ける
  3. ドライヤーは髪から10㎝離し、根元から順に乾かす

ヘアオイルや洗い流さないトリートメントは、熱によるダメージから髪を守ってくれます。ドライヤーの熱が1か所に集中しないよう、左右に振りながらかけると良いでしょう。

ヘッドマッサージ

ヘッドマッサージは、頭皮の血行促進に効果的です。血行が良くなると頭皮に栄養や酸素が行き渡り健康的な髪が生えてくることを期待できます。

毎日数分程度、頭皮をこすらないように指の腹を使ってマッサージしましょう。下から上に動かして、血流に合わせてマッサージしてください。

食習慣

栄養バランスのとれた食事は、体だけでなく髪の健康にも重要です。髪は主にタンパク質でできているため、良質なタンパク質を多く摂りましょう。タンパク質は大豆や豆腐、乳製品などに多く含まれています。

美しい髪にはビタミンも欠かせません。頭皮の環境を整えてくれるビタミンAはレバーや緑黄色野菜に、タンパク質の生成を助けるビタミンB₆は青魚に多く含まれています。ナッツ類や玄米からは、血行を促進するビタミンEが摂取できます。

まとめ

髪のツヤが失われる原因は、ヘアアイロンやドライヤーによる熱ダメージや加齢、紫外線の影響などさまざまです。日々のヘアケア、栄養バランスのとれた食生活などを心がけて、ツヤのある髪を目指しましょう。

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