美容室に行く理想の頻度は?ショートカット・ロングヘアでどう変わる?

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ヘアスタイルをキレイにキープするには、定期的に美容室でメンテナンスをすることが大切です。しかし、「どれくらいの頻度で行くのが良いのだろう…‥‥?」と思っている方もいるでしょう。

今回は美容室に行く理想の頻度について、髪型やメニュー別に解説します。

女性が美容室に行く頻度は年平均4.32回

美容室で髪を切っている画像

髪が伸びる速さには個人差がありますが、一般的には1か月に1㎝伸びるとされています。では、女性の場合、どれくらいの頻度で美容室に通っているのでしょうか。

ホットペッパービューティーアカデミーが実施した「美容センサス2023年上期」調査によると、女性が美容室を利用する年間回数の平均は4.32回です。

20代は3.54回、30代は3.70回、40代は4.23回と、年齢が上がるにつれて頻度が高くなっています。

出典:株式会社リクルート「【美容センサス 2023 年上期】≪美容室・理容室編≫

【髪型別】美容室に行く頻度の目安

美容室に行く頻度は、髪の長さやヘアスタイルによって異なります。ここからは美容室に行く適切な頻度はどれくらいなのか、髪の長さごとに解説します。

ショートカット:1か月

ショートカットは髪が伸びるとヘアスタイルが崩れやすいため、1か月に1度のペースで切るのがベストです。特にベリーショートや刈り上げなどのヘアスタイルはシルエットの崩れが目立ちやすいため、こまめに切る必要があります。

ボブ:1か月半

ボブヘアの場合、美容室に行くベストな頻度はおおむね1か月半に1度です。毛先が揃っているボブであれば、髪が伸びてもシルエットが崩れにくいため比較的長持ちします。ただし、レイヤーがないため重たく見える可能性もあります。

ミディアム:2か月

ミディアムヘアであれば、あまり頻繁に美容室に行く必要はありません。髪が伸びても跳ねることがなく、シルエットも崩れにくいからです。毛先を揃えたり毛量を調整したりするために、おおよそ2か月おきに通うと良いでしょう。

ただし、ウルフスタイルのようにレイヤーが入っているヘアスタイルでは、髪が伸びることでボリュームの位置が変わる可能性もあります。

ロングヘア:2~3か月

ロングヘアはヘアスタイルの崩れが目立ちにくいため、美容室にはほとんど行かないという方もいるでしょう。しかし、髪を切る理由は長さを調整するためだけではありません

ヘアカットを怠っていると、ドライヤーの熱や紫外線によって髪がどんどん傷んでしまいます。髪をキレイに保つためには、ロングヘアであっても2~3か月に1度は髪を切るようにしましょう。

【メニュー別】美容室に行く頻度の目安

カラーをしている画像

美容室に行く適切な頻度は、髪の長さだけでなくヘアカラーやパーマなどのメニューによっても変わります。

ヘアカラー:2か月

ヘアカラーをする頻度は、一般的に2か月に1回が理想です。白髪染めであれば1か月~1か月半が目安です。ヘアカラーは時間が経つにつれて色落ちしてくるほか、髪が伸びることで根元との色の違いが発生します。

暗めのカラーであれば、髪が伸びてきても色の違いはそこまで目立ちません。しかし地毛よりも極端に明るめのカラーであったり白髪染めであったりすると、1か月半~2か月経つ頃にはかなり色の違いが目立ち、野暮ったい印象を与えかねません。

ヘアカラーによる髪のダメージが気になる方は、根元だけリタッチしてもらうことをおすすめします。

ブリーチ:1か月

ブリーチは色が抜けやすいため、1か月ごとに施術してもらいましょう。ブリーチは髪をハイトーンカラーにするために行う方がほとんどです。ヘアカラーの項目で解説した通り、明るめの髪色にすると時間が経つにつれて地毛との色の違いが目立ってしまいます。

ただし、頻繁なブリーチは髪を傷める原因です。1か月ごとに色が抜けてきた部分をリタッチし、ムラが気になり始めたら現状の状態を確認しながら全体をブリーチしなおすと良いでしょう。

パーマ:3か月

パーマは3か月おきにするのが理想的です。パーマは時間が経つにつれて落ちていきますが、持続期間は髪質やヘアスタイル、パーマの種類によって異なります。

例えばショートカットで全体にパーマをかけると髪が伸びるにつれてヘアスタイルが崩れてしまいます。一方で、毛先だけのパーマやゆるいパーマであればシルエットの崩れはあまり気になりません。

ただし、スタイルをキープしたいからといってパーマの頻度を増やすのは髪に良くありません。必ず一定期間をおいてかけるようにしましょう。

縮毛矯正:2~4か月

縮毛矯正の適切な頻度はくせの強さや髪の長さに左右されますが、一般的に2~4か月がベストとされています。根元から生えてくる髪は縮毛矯正されていない状態のため、髪の成長によってヘアスタイルが崩れていきます。

癖の強い髪の場合は2か月おき、癖が弱めであれば4か月おきにかけると良いでしょう。

忙しくて頻繁に美容室へ行けない場合

ロングヘアの女性の画像

定期的に美容室に行きたくても、仕事や育児などで忙しく時間が取れない方もいるでしょう。美容室に行けなくても、なるべくならヘアスタイルはキレイに保ちたいですよね。

ここからはキレイな髪を維持しつつ、美容室に行く頻度を減らす方法を具体的に3つ紹介します。

トリートメントでしっかり髪をケア

髪の手入れをきちんと行っていれば、シルエットが多少崩れてしまっていても清潔な印象を保てます。

髪質に合ったシャンプーを使用するのはもちろんのこと、トリートメントやヘアオイルなどを活用して髪をケアしましょう。ドライヤーの熱で髪が傷まないよう、ドライヤーの仕方を工夫することも大切です。

伸びても崩れにくい髪型に

自分の髪質に合ったヘアスタイルであれば、髪が伸びてもシルエットがあまり崩れません。髪質に合うヘアスタイルがわからない場合は、美容師に相談してみましょう。その際に美容室へ行ける頻度も告げると、自分に合った髪型を提案してもらいやすいです。

長めなスタイルや暗めのカラーに

ショートカットはシルエットの崩れが目立ちやすく、こまめに美容室へ通わなければいけません。忙しくてなかなか美容室へ行けないという方は、ミディアムヘアやロングヘアを選びましょう。

カラーリングでは暗めのカラーを選ぶのがおすすめです。地毛に近い色であれば、髪が伸びてきても根元だけ色が浮いてしまう心配はありません。

まとめ

美容室に行く理想の頻度はヘアスタイルやパーマ、カラーなどのメニューによって異なります。髪の長さを調整するだけでなく、髪の清潔さに保つためにも定期的なヘアカットは大切です。

忙しくて頻繁に美容室へ行けないという方は、髪質に合ったシャンプーやトリートメントを使いホームケアに力を入れるほか、ミディアムやロングなど髪が伸びても崩れないヘアスタイルにするなど、工夫しましょう。

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