髪の正しい乾かし方は?髪を早く乾かしたほうが良い理由や髪質・髪型別の乾かし方も紹介

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「最近髪が乾燥している」「パサついてまとまらない」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。もしかしたら間違った髪の乾かし方やドライヤーの使い方をしているかもしれません。毎日のヘアケアにおいて、乾かし方が髪の質感やツヤに与える影響は大きいため、正しい方法を知ることが重要です。

今回は、髪の正しい乾かし方について、詳しく解説します。

髪を傷めない乾かし方

ドライヤーをしている画像

髪にダメージを与えずにすばやく乾かすためには、どうすれば良いのでしょうか。正しく髪を乾かすための方法について、4つのステップに分けて解説します。

【ステップ1】タオルドライ

ドライヤーにかける時間を短縮し、素早く乾かすために、まずは髪の水分をタオルで拭いてある程度取り除きます。

まず指を上下に動かして、マッサージをするようにほぐしながら頭皮周りの水を拭いていきます。次にタオルで挟んでやさしく叩くように、毛先の水分を取り除きましょう。髪が傷む原因となるため、ゴシゴシと力を入れて拭いてはいけません。

タオルドライ後は目の粗いブラシで髪をとかし、ドライヤーの熱から髪を保護するために洗い流さないトリートメントやオイルを付けるとベストです。

【ステップ2】強温風で根元から乾かす

一番乾きにくいのは髪の根元です。毛先にドライヤーの熱が当たり過ぎるのを防ぐために、まず根元の水分を十分に取ってから毛先を乾かしましょう。乾かし過ぎは髪のパサつきにつながるため要注意です。

ドライヤーを当てる時間をなるべく少なくして熱ダメージを減らすために、強温風に設定して一気に乾かすと良いでしょう。

【ステップ3】弱温風で毛先まで乾かす

全体の8割が乾いたら弱風に変更して、毛先や気になる部分にドライヤーを当ててヘアスタイルを整えていきます。手で髪をまっすぐに伸ばしながら乾かすと、髪のうねりやくせを防げます。

【ステップ4】冷風で仕上げる

仕上げに使うのは冷風です。キューティクルは濡れると開く性質があり、シャンプー後はキューティクルが開いて傷つきやすい状態です。冷風は開いたキューティクルを引き締めてくれるため、ツヤのある髪に仕上がります。整えた髪型をキープさせるのにも役立ちます。

【髪質別】髪を乾かすときのポイント

くせ毛の画像

ドライヤーの適した使い方や髪の乾かし方は、髪質によっても異なります。ここからはくせ毛や髪のボリューム別に適した乾かし方を紹介します。

くせ毛の人

まず、先ほどの項目で紹介した乾かし方で全体の8割が乾いたら、くせの出やすい部分をブラシでとかしながらドライヤーをかけてください。軽く引っ張るように伸ばして乾かすと、くせが抑えられます。最後に冷風を当てることで髪がまとまるほか、くせが再度現れるのを防げます。

髪が濡れている時間が長ければ長いほどくせが出やすいため、入浴後はなるべく早めに髪を乾かしましょう。

髪のボリュームが多い人

髪のボリュームが多い方は、髪が広がってまとまりにくい傾向にあります。髪の広がりを解消するには、ドライヤーを上から下に向かってかけて根元が膨らまないようにするのがポイントです。

ドライヤーの前後に、洗い流さないトリートメントを付けるのもおすすめです。トリートメントの重さで髪がまとまるほか、熱によるダメージを抑えるのにも適しています。

髪のボリュームが少ない人

ボリュームが少ない場合は、多い場合とは反対に根元を立たせるようにドライヤーの風を当ててください。根元を乾かす際は、ドライヤーの風を下から上に向かってあて、毛の流れに逆らうように乾かすのがポイントです。

全体的に乾かす際にも、逆方向を意識しましょう。髪が右に向かって流れているのであれば、反対方向の左に引っ張って乾かすとより効果的です。仕上げに冷風を当てると、整えたヘアスタイルがキープできますよ。

【髪型別】髪を乾かすときのポイント

ドライヤーをしている画像

ショートヘアやロングヘアなどのヘアスタイルによって、髪の悩みは異なりますよね。髪の乾かし方次第で、それぞれの悩みはある程度解消できます。どのように乾かすのが適切なのか、詳しく解説します。

ショートヘア

ショートヘアは頭頂部や後頭部にボリュームをもたせると、ヘアスタイルが整いやすくなります。基本のやり方と同じようにタオルドライとドライヤーで全体の水分を飛ばしたら、ボリュームを出すために場所ごとに乾かし方を変えていきましょう。

髪の流れと逆方向にドライヤーをかけると根元が立ってボリュームが出ます。浮きやすい襟足は引っ張りながら温風で乾かし、最後に手で押さえながら冷風を当てるとキレイにまとまります。

ボブ・ミディアムヘア

ボブ・ミディアムヘアでは毛先が肩に当たって跳ねやすい傾向にあります。毛先を自然な内巻きにするために、気になる部分を顔側に引っ張りながらドライヤーの風を後ろから当ててください。最後に冷風で形を固定するのを忘れないようにしましょう。

ロングヘア

ロングヘアは全体が乾くのに時間がかかるのが悩みどころです。基本と同じやり方でなるべく早く乾かせるよう、吸水性の高いタオルや風量の強いドライヤーなど専用のグッズを使ってみましょう。

パーマヘア

ドライヤーの熱でパーマが取れてしまわないか不安な方も多いでしょう。だからといって、自然乾燥は髪のダメージにつながるためおすすめできません。

まずは髪の根元の水分を飛ばしたら弱風に設定を変更し、パーマの部分を乾かしていきます。大きめのカールがかかっている場合は、指に巻き付けながらカールを再現するように乾かすのがポイントです。

ショートヘアで全体にカールがかかっている場合は、カールを出すように手で握りながら乾かしてください。

ドライヤーの使い方の注意点

間違ったドライヤーの使い方をしてしまうと、キューティクルを傷つけ髪の乾燥を招くおそれがあります。では、ドライヤーを使うときは何に気を付ければ良いのでしょうか。注意点を2つ解説します。

同じ場所に当て続けない

ドライヤーは1か所にだけ当て続けてはいけません。ドライヤーの熱で髪がやけどしたような状態になってしまいます。同じ場所に熱が集中しないように、左右に揺らしたり、手で髪を動かしたりしながら乾かしましょう。

ドライヤーは10cm離す

ドライヤーと髪の距離が近過ぎると、熱ダメージによって頭皮や髪が傷んでしまいます。しかし、逆に遠過ぎると乾くのが遅くなってしまいます。髪の健康を守るために、ドライヤーは10㎝程度離してかけると良いでしょう。

ただし、最近では低温のドライヤーもあります。商品によって適切な距離が異なる可能性があるため、使用前に取扱説明書を読みましょう。

まとめ

髪を傷めずに、かつ早く乾かすには、タオルドライである程度の水分を拭き取り、強温風で全体の8割を一気に乾かし、弱風で毛先を整えるのが基本の方法です。仕上げは冷風を当ててヘアスタイルをキープさせましょう。

髪質やヘアスタイルによっても髪の乾かし方は変わります。適した乾かし方を知り、ツヤのある髪を目指してください。

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