前髪のくせ毛をどうにかしたい!原因や直す方法、おすすめのヘアスタイルも紹介
前髪がくせ毛だと、ヘアブラシでとかすだけではなかなかまとまりにくいものです。毎日のヘアセットがうまくいかず、イライラしている方もいるのではないでしょうか。
今回は、前髪がくせ毛になる原因や直し方、前髪のくせ毛を活かしたヘアスタイルなどを紹介します。
目次
前髪のくせ毛の原因
前髪のくせ毛には、先天的なものと後天的なものがあります。それぞれの原因について、詳しくみていきましょう。
先天的なくせ毛の主な原因
前髪のくせ毛の原因のひとつが遺伝的な要因です。例えば、生まれつき毛穴や毛根が曲がっていると、そこから生えてくる髪もうねってしまいます。
また、髪は親水性が高いタンパク質と低いタンパク質で構成されていますが、人によっては2種類のタンパク質の分布が均等でない場合があります。すると髪内部の水分の分布も偏ってしまい、髪がうねりやすくなるのです。
タンパク質や水分が偏っている髪は湿気の影響を受けやすいので、雨の日や湿度が高い日は髪のうねりが強くなる場合があります。
後天的なくせ毛の主な原因
生活習慣やホルモンバランスの乱れによって、後天的に前髪がくせ毛になる場合もあります。例えば、髪を洗った後に乾かさないまま放置すると、髪がダメージを受けてくせがつきやすくなるのです。
また、偏った食生活や極端な食事制限、妊娠・出産などによってホルモンバランスが乱れた結果、髪質が変わったり血行不良になったりしてくせ毛になる場合もあります。
前髪のくせ毛を直す朝のセット方法
前髪のくせ毛は、ヘアブラシでとかすだけでは、なかなかまとまりません。できるだけキレイに直したい場合は、丁寧にヘアセットする必要があります。
ここでは前髪のくせ毛を直す朝のセット方法を紹介しますので、前髪が決まらず困っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
1.根元から濡らす
前髪のくせ毛を直したいときは、まず前髪を濡らすことから始めましょう。
このときくせが気になる部分や毛先だけ濡らしがちですが、根元からしっかり濡らすことが大切です。髪をしっかり濡らしてリセットすると扱いやすくなるので、ヘアセットにかかる時間も短縮できます。
2.くせを伸ばすようにドライヤーで乾かす
髪を根元から濡らしたら、次は髪を軽く引っ張って、くせを伸ばしながらドライヤーで乾かします。指ではさんで伸ばしてもヘアブラシを使って伸ばしても、どちらでもOKです。
くせが原因で前髪がぱっくり分かれてしまう場合は、くせとは反対の方向に頭皮を軽くこすりながら乾かしましょう。このとき正面から風を当てると余計にぱっくり割れてしまうので、後ろから前に向かって当てるよう意識してください。
また、下から煽るように風を当てると髪が広がりやすくなるので、上から下に向かって当てることも重要です。
3.ストレートアイロンを通す
前髪を乾かしたら、前髪が地肌につかないように気を付けながらストレートアイロンを通して前髪を伸ばしましょう。
ストレートアイロンで前髪の根元をはさみ、丸みを付けるイメージで伸ばすと違和感のない自然な仕上がりになります。
しっかりカールさせたい場合は細いプレート、ふんわりカールに仕上げたい場合は太いプレートのストレートアイロンを使いましょう。また、まとめて一気に伸ばすのではなく、2~3束に分けて伸ばすのもポイントです。また、強くプレスするとあとが付いてしまうのでやさしく滑らかにスルーすると良いです。
4.スプレーやワックスで自然に仕上げる
前髪にストレートアイロンを通したら、スプレーやワックスでなどで固定して崩れを防止しましょう。
しっかり固定したいときは、スプレーを使うのがおすすめです。ただし、前髪にスプレーを直接吹きかけると、ガチガチに固まって不自然に見えてしまいます。自然に仕上げたいときは、コームにスプレーを吹き付けてから前髪をとかすと良いでしょう。
前髪のくせを活かしたヘアスタイルにしたいときは、毛束感や動きが出やすいワックスを使うのがおすすめです。ヘアオイルやヘアバームを使っても良いですが、キープ力を求めるならワックスのほうが向いています。
前髪のくせ毛を楽しむヘアスタイル4選
前髪のくせ毛が目立たないようにセットするのは、意外と手間がかかります。「毎日セットするのが面倒」「朝の忙しいときに時間を取られて大変」という方もいるでしょう。
そんなときは、前髪のくせ毛を楽しむヘアスタイルにしてみてはいかがでしょうか。特におすすめのヘアスタイルを4種類紹介します。
1.前髪をサイドに流したヘアスタイル
前髪をサイドに流すヘアスタイルは、大人っぽい雰囲気にしたいときにおすすめです。額が少し見えるので、ぱっつん前髪でも印象が変わります。
ふんわりボリュームを出したいときは、前髪を根元から濡らして、流したい方向とは逆向きにドライヤーで乾かしましょう。
ストレートアイロンを使うと、前髪をさらにしっかりセットできます。前髪の分け目を決めたら、そこから2~3束ずつに分割して、前髪を流したい方向にアイロンを通しましょう。
分け目の部分の髪は強めに、そのほかの髪は弱めに巻くと自然な仕上がりになります。最後に毛束をほぐして、スプレーやワックスなどで固定しましょう。
2.両サイドを少し残したアップヘアスタイル
かわいい雰囲気にしたい方は、前髪の両サイドを少しだけ残して、そのほかの前髪をアップにすると良いでしょう。両サイドにうねりのある髪が残ることで、女性らしさや抜け感が演出できます。
また、前髪を上げてしまうので、うねりやぱっくり割れた分け目も気にならなくなります。
3.シースルーバング
シースルーバングは、ストレートよりもちょっとうねりがある髪のほうが抜け感を出やすくおしゃれに決まるので、前髪のくせを活かしたいときにぴったりです。
前髪をカットしなくても、前髪の上の部分をすくい取って両サイドに流し、前髪の量を減らせばシースルーバングが作れます。
4.オン眉スタイル
前髪のくせを活かして、オン眉風のヘアスタイルにするのもおすすめです。顔の印象がはっきりして、明るくキュートな印象になります。特にショートヘアやマッシュ、あご下ボブなどのヘアスタイルの方に向いています。
まとめ
前髪がくせ毛になる原因には、遺伝的なものと生活習慣などによる後天的なものがあります。どちらにしても前髪のくせを目立たなくしたいなら、しっかりヘアセットしなくてはなりません。
くせを直すヘアセットはそれなりに手間がかかるので、前髪のくせを楽しむヘアスタイルを取り入れてみてはいかがでしょうか。前髪をサイドに流す、シースルーバングにするなどいろいろなヘアスタイルがあるので、ぜひ試してみてください。