アホ毛が出てくる原因は?きれいに抑える方法や予防法も!
毎日のヘアセットで厄介なのがアホ毛です。せっかく丁寧にヘアアイロンで伸ばしたり、時間をかけてヘアセットしたりしても、短い毛がぴょんぴょんと飛び出ているだけで、見栄えがぐんと下がってしまいます。
そこで今回は、アホ毛が出てくる原因やきれいに抑える方法、予防する方法などについて解説します。
目次
アホ毛が出てくる原因
アホ毛が出てくる主な原因として、下記の3つがあげられます。
- 切れ毛や静電気
- 成長過程の短い毛
- 髪のうねり
適切に対応するためにも、それぞれの詳細を把握しておきましょう。
切れ毛・静電気
切れ毛や静電気は、アホ毛がぴょんぴょんと飛び出てくる大きな要因です。
髪の毛はダメージを受けるともろくなり、切れやすくなります。ダメージの主な原因はカラーやパーマなどの薬剤や、ヘアアイロンやコテをはじめとする熱、雑なブラッシングやタオルドライによる摩擦、紫外線などさまざまです。髪がちぎれてほかの髪より短くなると、うまくまとまらないため出てきてしまいます。
また、髪がダメージを受けると、髪内部の水分不足や、外部の湿度によって髪の毛が乾燥しやすくなります。こうなると静電気が発生して短い髪が浮いてきやすくなります。
成長過程の短い毛
通常、人間の髪は10万本ほど生えているといわれていますが、すべてが同じタイミングで成長するわけではありません。
毛髪は成長期・退行期・休止期のサイクルを繰り返しており、それぞれ下記のような割合で分布しています。
- 成長期の髪:全体の85~90%程度
- 退行期の髪:全体の1~3%程度
- 休止期の髪:全体の9~14%程度の割合
つまり、今生えている髪の毛のなかには成長しているものもあれば、生まれたばかりの短いものも存在するということです。その短い髪がまとまりきれずにはみ出ると、アホ毛になってしまいます。
髪のうねり
くせ毛で髪がうねっていると、毛束がまとまりにくいのでアホ毛が出やすくなります。また、うねりは湿気の影響を受けやすいため、特に雨の日は浮き毛が目立ちやすいです。
なお、元々直毛の方でも、ダメージやエイジングによりうねりやくせ毛になる場合があります。
アホ毛を抑える方法
ほかの髪よりも短く跳ねやすいアホ毛は、ヘアブラシでとかすだけではなかなか落ち着きません。そのため、浮き毛を目立たなくするには、下記のような方法で根元からしっかり抑える必要があります。
- ドライヤーで抑える
- スタイリング製品を使う
- 分け目を変える
それぞれみていきましょう。
ドライヤーで抑える
アホ毛は乾いた状態でブラッシングしてもあまり馴染みません。
ドライヤーで抑える場合は、気になる箇所を根元からしっかり水で濡らしてからブローをし、ほかの髪と流れを合わせましょう。また、手やヘアブラシなどでやさしく押さえながら乾かすと、キレイにまとまりやすくなります。
スタイリング製品を使う
セット力が高いスタイリング製品を使ってアホ毛を抑える方法もあります。
ヘアスプレーを使う場合は、コームに吹き付けてアホ毛をなでつけてみましょう。アホ毛に直接かけてしまうと、不自然な仕上がりになってしまいます。
よりナチュラルに仕上げたい場合は、ヘアオイルを使うのもおすすめです。なお、この方法は髪の乾燥も防げるので、静電気が起こりにくくなります。
最近はアホ毛用のスティックタイプやマスカラタイプのスタイリング製品もあるので、そうした製品を活用するのもひとつの手です。
分け目を変える
毎回同じ場所で髪を分けていると、その周辺にダメージが集中し、アホ毛が出てきやすくなります。ときどき分け目を変えたりジグザグに分けたりして、刺激が分散するようにしましょう。
無理に引っ張る行為も髪が傷む原因になるので、少しずつやさしく行ってください。
アホ毛を予防する方法
アホ毛を目立たせないためにはさまざまな工夫が必要ですが、ちょっとした心がけで、そもそも浮き毛が生まれないよう予防することもできます。
ここでは具体的な予防法を紹介します。
シャンプーの仕方を見直す
間違ったシャンプーの仕方をしてしまうと、髪のダメージが進行しアホ毛が出やすくなります。下記の手順を参考に正しい方法でシャンプーを行い、皮脂汚れが蓄積しないようにしましょう。
- シャンプーの前にブラッシングし、髪の汚れを落として絡まった髪をほどく
- ぬるま湯でしっかり予洗いする
- シャンプーをよく泡立てて、頭皮と髪をやさしく洗う
- シャンプーが残らないようにしっかりすすぐ
熱いお湯を使うと頭皮や髪が乾燥してしまうので、38度程度のぬるま湯で洗うのがおすすめです。また、ゴシゴシと強く擦ると摩擦で髪の毛が傷むので、力を入れすぎないようにやさしく洗ってください。
保湿ケアを徹底する
アホ毛を予防するには、シャンプーの後にトリートメントを使って髪を保湿することも重要です。しっかりうるおいを与えることで、切れ毛や乾燥による静電気が発生しにくくなるので、浮き毛も出にくくなります。
また、入浴後に水分をコントロールするアウトバストリートメントを併用するのも効果的です。特に、ドライヤーで乾かす前に塗布すると、髪が傷みにくくなります。
丁寧にヘアドライする
雑に髪の毛を乾かすとアホ毛が髪の流れに沿わなくなるので、丁寧にヘアドライしましょう。
ただし、長時間髪が濡れた状態が続くと髪が摩擦によりダメージやすくなるので、スピーディーに乾かすことも重要です。
髪が乾きやすくなるように、ドライヤーを当てる前にタオルで髪の水分をしっかり拭き取っておきます。さらに、熱のダメージから髪の毛を守るために、アウトバストリートメントも塗布しましょう。
また、水分が残っているとくせがつきやすくなるので、特に乾きづらい根元から毛先に向かって満遍なく風を当ててください。
髪が乾いたら弱風で形を整え、仕上げに冷風で仕上げます。
紫外線対策をする
紫外線が当たると髪がダメージを受けて乾燥しやすくなり、切れ毛や静電気が起こりやすくなります。その結果、短い髪が増えたり髪が浮きやすくなったりしてしまうため、日傘や帽子などで紫外線対策をしましょう。
まとめ
アホ毛が飛び出てくる主な原因は、ダメージによる切れ毛や静電気です。また、成長中の短い髪やくせ毛でうねった髪も浮き毛となります。
ドライヤーでブローしたりスタイリング製品を使ったりすればある程度抑えられますが、そもそも短い毛が増えないよう予防することも大切です。シャンプーの仕方を変える、髪を保湿するなどのひと工夫で、美しいヘアスタイルを維持しましょう。