髪と頭皮の基礎理論ケミカル講座 vol.19 ファッションカラーの場合

1.リタッチの手順

新生部、既染部のイメージ
  1. Aに希望色を塗布し、10~15分間放置します。
  2. ABの明度・色調がそろったら、全体にコームスルーしシャンプーします。
ポイント

トップやそり込み部分は染まりやすく、もみあげやネープなどは染まりにくいため、塗布量や塗布の順番を考えましょう。

2.トーンアップの手順

新生部、既染部のイメージ
  1. Bに希望色を塗布し、10~15分間放置します。
  2. Aに希望色を塗布し、10~15分間放置します。なるべく地肌につけないように注意して塗布しましょう。
  3. ABの色調がそろったら、シャンプーします。

3.トーンダウンの手順

新生部、既染部のイメージ 2つの使い分けがポイント
  1. Aに希望色を塗布し、5~10分間放置します。なるべく地肌につけないように注意して塗布しましょう。
  2. Bに希望色をOX-2.4、またはOX-2.4ACを使用して塗布し、10~15分間放置します。
  3. ABの色調がそろったら、シャンプーします。

既染部のダメージを少なくするために、2剤は過酸化水素濃度の低いタイプ(OX-2.4)または高酸度2剤(OX-2.4AC)を選定し、ブリーチ力を抑えて色味だけを補うことをおすすめします。