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卵殻膜のはなし卵は生命の源

護っているのは卵殻膜

大事な生命をやさしく包み込む

進化の過程で海から地上に出てきた生物は、卵からかえるまでその身を乾燥などの外部環境から「卵殻」や「卵殻膜」で守って種の保存を果してきました。
卵殻膜(Egg Membrane Protein 以下、EMP)」とは卵の殻の内側にあるうす皮(ケラチンタンパクの膜)で、卵の中で育つ大事な生命をやさしく包み込み、外部からの微生物の侵入を防ぐなど、大切な働きをしています。

一方、“完全食品”とまで言われる食材としての卵ですが、コレステロール値を高める要因になるなどのネガティブなイメージがあることも事実です。しかしながら、最近の研究で、きみ(卵黄)に含まれる“レシチン”は、逆に善玉コレステロールを増やし悪玉コレステロールを減らす働きがあり、実際には血中コレステロールを調整する働きがあるのではないかと考えられています。

美容を目的とした愛好者も多い

しろみ(卵白)は、生命の根源である卵黄内の胚(はい)に必要な水分を保持・供給し、科学的・物理的にこれを保護しています。蛋白質(たんぱくしつ)の蛋は卵という意味で、また白はその色を表していますので、卵白とはまさにタンパク質そのものであると言えます。
こういったところから美顔を目的に“卵白パック”などの愛好者も多く、試みにインターネットで検索すると極めて多くのページがヒットし、その人気の高さを改めて知らされることになります。

新しい生命の担い手である“卵”

そんな中、生命の伝達の担い手としてのタマゴは“復活”の象徴としてもとらえられるようになりました。復活祭につきものの“イースター・エッグ”もこの復活のイメージに由来しています。

卵は“生命”と“復活”の象徴。特に「卵殻膜(EMP)」は髪の“復活”にとても有効なのです!

でも、そもそも、卵殻膜(EMP)ってなに?